最初は山馬鹿さんから「祖母山あたりどーよ」のようなメールだったのが、いつの間にか「宇佐辺りの山はどーよ」。 はるばる長崎から来るのにインパクトの無い山を紹介してもなぁ・・・と。それならやっぱ宇佐7山が良いけど、結構時間掛かるし、東九州自動車道開通記念マラソンで自分もそれなりにくたびれているし、ということで自分的に面白いと感じている後半の鬼落山〜石井山〜高山のハーフコースを提案しました。その時点で、少し怪しい香りがしたのは気のせい・・・? 皆さんが宿泊している宿で合流後、本日の行程を相談していると、強者のNさんが「それなら最初から歩いて行けるところまで行こう! ということになったらしい」とのこと。となれば、端々の登山口に車を停めて行かざるをえないことになり・・・と。 ふと、家に携帯を忘れてきたことに気が付きましたが、長崎隊とも合流したしいざとなれば、借りれば良っか〜、とそよかぜ姉さんにもその事を伝え、宿の駐車場を出発した瞬間にはぐれてしまうというハプニング (^^;) 自分も当然探しましたが、長崎隊も「どこ行ったんね!!」と探したらしく、最初にコンビニに寄る予定だったのでそこに行ってみようと、お互い考えることは一緒でしたが、少し時間差があるもなんとか合流することが出来るという予想外のさい先となり、毎度のメンバーとはいえ大丈夫か〜? と。要は携帯を忘れた自分のせいです・・・ 久々の宇佐7山。今まで冬か春しか登ったことが無く、秋は初めてです。印象としてもう1,2週間早いともっと紅葉が綺麗だったかもしれない、と思う様な落ち葉がたくさん積もった場所もありました。それでも見ようによっては紅葉は綺麗で、縦走路を振り向くと秋の陽射しを浴びた山々がなかなか綺麗でした。 以下、行程に従って。 妙見山の登山口には山の紹介をした看板、途中には距離を示した標識、途中にある歴史的な遺物には説明書きが設置されていました。また、登山道や山頂は草刈りがされ綺麗になっていました。願わくば、山頂周辺の一部でも良いので展望を良くしてくれると嬉しいのですが、これは贅沢。 谷山へ向かう途中は間伐された木が所々で道を塞いでいたこと、さらに、すぐ脇に林道が掘削されこれにはびっくりです。地味な山頂を通過後、本日最初の急降下です。後ろではスライディングする音が幾度となく聞こえました。 石山に向かう途中の展望台で景色を楽しんでから石山へ。石山まで来ると特記すべき大きな変化は無く、黙々と歩きます。石山からの降下は枯葉が多く、これを利用し滑りながら下っていきます。途中の展望台で目の前にそびえる鬼落山を見上げ、をそろそろ石山峠に近づいた頃、突然大きな雄鹿が目の前を突っ切っていき、ちとびっくり。 石山峠までが一応ハーフになりますが、車の回収を考えると石井山までは行こう、ということに。ここから鬼落山の急登を登っていきます。Nさん曰く、「こりゃ、登山道じゃなか! 登る人は少なかろう」 確かに・・・。でも、以前はロープも何もなかった頃はもっとワイルドだったんですけど。鬼落山山頂でお湯を沸かしロング休憩後いよいよ終盤です。 宇佐7山で三角点があるのは石山と石井山の2ピークだけ。その石井山へ向かいます。山頂手前に景色が広がる場所があり、振り向くと今下って来た鬼落山等が良く見えます。もう少し、前だと本当に紅葉が綺麗だったかも〜、と思いながら眺めておりました。そして、いよいよ石井山からの激下り、と思いましたが、いい感じでルートを取りロープが張られていたので、谷山よりきつくないぞ〜、との声。そして6山目の支城跡に到着です。今回改めて下から見上げると小さいながらもピークを主張してるな〜、と感じました。 で、最後の7山目を目前にして今からどーするか、緊急会議です。構図は、お疲れモードの若い二人組VSまだまだ行けるぜぃ、の年長二人組。時間的には微妙な時刻で、もう1時間早ければ「行きやしょう」と言うところですが、今回は撤収を提案し今回はここで下山しました。 返す返すも遠路長崎から地味な宇佐7山にチャレンジして頂きありがとうございました。印象的だったのは70歳を過ぎたNさんが嬉々とした表情で歩いていた姿を拝見して、とても嬉しく感じました。ちなみに、本日一番足取りがしっかりしていました。 (2014.11.24) 地図はこちら 【過去のレポ】 1回目+2回目(2007) 3回目(2011) 4回目(2013) |
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(1) 妙見山登山口付近の駐車スペースで準備中。当初は雨の予報がすっかり晴れになりました。 |
(2) 登山口にあった看板。 |
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(3) 新しく標識も設置されていました。 |
(4) 射場越。 |
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(5) 手洗岩(または聖水岩)。説明書きがありました。 |
(6) 1山目。綺麗に草刈りがされすっきり〜。そして、ここにも看板。 |
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(7) 2山目の谷山へ向かう途中、北側に林道が造られていました。 |
(8) 2山目。谷山は地味な鈍頂で標識が無ければ見落とすところです。 |
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(9) 手強い谷山の激下り。上から「ラク〜」の声も2度、3度 |
(10) 谷山と石山の間にある尾根の展望台。 |
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(11) 展望台より宇佐平野を望む。 |
(12) 石山もそれなりの急登です。 |
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(13) 3山目。これまた地味な山頂。一応、三角点を押さえます。 |
(14) 歩いた谷山方面を振り返って。 |
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(15) 石山峠手前の展望台から鬼落山、右側に高山が見えます。 |
(16) 鬼落山の急登。 |
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(17) 4山目。鬼落山。 |
(18) 岩場の展望台から5山目の石井山と高山。 |
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(19) 石井山山頂付近のより鬼落山を振り返って。本当はもっと綺麗。 |
(20) 5山目。石井山。狭〜い山頂です。 |
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(21) 再び激下り〜 |
(22) 6山目。高尾山城支城跡ピーク。 |
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(23) (22)より。 |
(24) 下山しながら振り向いて。真ん中の小さいピークが6山目の支城跡です。 |
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(25) 高山の登山口付近で輝いていた紅葉。 |
(26) 高山登山口にて。 |
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谷山と石山の間の展望台より |
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