最近は宇佐7山で紹介されることが多くなりました
 GWの前半最終日の当初の天気予報は今ひとつでしたが、次第に日中はなんとかなりそうな予報になったので、たまには里山でも歩こうかな〜、と思案しているところに姪が、「29日はいずこへ? 宇佐7山ってどーよ?」みたいな質問&お誘いが一緒になったようなお言葉を頂き、それなら久々に歩いてみるか! ということになりました。姪のトレーニング仲間が一度歩いて(走って?)みたいと言ってたこともあったようです。
 とはいえ、掲示板にも本人がカキコしていたように27日に障子岳〜古祖母山を歩き太ももの筋肉痛が気になるところですが、山の中で話していると、昨日はジョグをしたらしいので、まぁ、そこそこ歩けるということでいざ〜。

 1台を下山口にデポ、登山口へ移動し7時30分に出発。自分こそ筋肉痛は無いのですが、やはり朝一は一昨日の微妙な疲れ感もあり、まずはゆっくり登っていきます。歩き始めた時は気温も低く長袖を一枚下に着ていましたが、山頂に着く頃はかなりの汗をかき、早々に半袖に変身です。妙見山の山頂は相変わらず雑然とし景色が見えないのが残念ですが、一応、山頂看板の写真を撮ろうとするとすかさず姪が本日のポージングして第1山目をクリア。

 2山目の谷山を通過し、ちと急下りがありますが以前とは違い、地元の方が張ったロープがあるので快適に下ることができました。谷山から石山に向かう途中の開けた尾根ではしばし宇佐平野と新緑の風景を楽しみ、石山をクリア、まだまだ順調です。石山から鬼落山との鞍部に下る途中で高山方面を眺めることが出来る場所があり、ここで「あれが・・・奥が最後の高山」と解説、いつもの「まだ、あんなにあるんや〜」的な言葉を期待しましたが、以外と反応は「ふーん」で終わったので、体力的には大丈夫そうです。

 ただ、今からがこのコースの核心というか難所、鬼落山への直登です。ここもロープが設置されたとはいえ急登&岩場を越えながらゆっくり登っていきます。自分はこれで4回目なので体が覚えていますが、姪はこの辺りからちと大変だったようです。それと、過去の経験でこの辺りの登りで踵に「マメ」ができます。鬼落山山頂に着いたところで姪が靴を脱いで踵を確認するとすでにマメが破れた後でしたが、テーピングで応急処置しました。四山目クリア。

 最後の激下りと高山への登りに備え、石井山で大休憩。長時間歩く時は靴下まで脱いで休憩することを話をすると、「真似しよう〜」と言いながら、二人とも素足になって足を干しながらコーヒータイムです。ここで鬼落山で撮り損ねた踵のマメを記念撮影。それにしてもくもりの天気予報とは裏腹になんだか晴れつつあり、こうやってHPを作成中のニュースで本日登山口とした宇佐市院内のアメダスでは全国で最高の28.5℃を記録したそうで、どうりで暑かったはずです。

 石井山から高山に向けての下りはこの方向で歩く場合、最も激下りです。自分が最初に歩いた頃に比べると、歩きやすいルートにロープが張られていますが、お初の里山経験の姪にとっては足下も滑ったりと大変だったようです。6山目となる高山支城をクリアし、いよいよ最後の高山への登りです。ここも、ロープが張られ、今回、全線歩いて感じたのは踏み跡もはっきりとし歩きやすくなっていました。その中でも、特に高山への登りは良くなっていました。
 それはさておき、最後の登りで疲れが見えてきた姪ですが、なんとか最後の七山目の高山に到着、最後のポーズを決めました。本日の暑さのせいもあったかもしれませんが、アップダウンの繰り返しで一昨日の障子岳より堪えたようで、姪によると高山からの下りは足の踏ん張りがきか無かったようです。

 大きな休憩も含め7時間の山歩きを無事に終了、下山後は「カロリーゼロのコーラなんてコーラじゃない、砂糖たっぷりの炭酸飲料だぜ〜」、と普通のコーラとファンタを飲みながら登山口に戻りました。(2013.4.29)

【今回の踏査結果】(再掲+α)
 ・「妙見山登山口」から登り「高山登山口」まで歩きました。 地図はこちら
 ・全線登山道は目印がさらに充実し基本迷うことは無いと思いますが、倒木が増えたように感じました。
 ・ビニルのトラロープを握ることが多いので滑り止めの付いた手袋持参をお勧めです。
 ・低山と言え結構ハードなコースなので、エスケープを考慮した計画をお勧めします。
 ・人数、昼食、休憩等を考えると8時間程度です。
  ※今回は二人、山頂で5分、昼食で40分の休憩で約7時間かかりました。
 ・水はこの時期2〜3L程度は必要です。
 ・個人的な感想としては尾平から祖母山に登るのと同じかそれ以上の疲労感です。
 ・登った高さ 1200m、 歩いた距離 10.5km(前回のデータも参考)、
  詳細は下の別表を参考にしてください。

  【過去のレポ】  1回目+2回目(2007) 3回目(2011)


縦走せずに各山を登る場合はこちらから
@   妙見山〜石山
A   鬼落山
B   石井山〜高山
C   高山
                                                   


宇佐平野から見える宇佐6山の全景



ルートの断面図



タイムテーブル(移動時間のみ)
出発地点   到着地点 所要時間(分)
1回目 2回目 3回目 4回目
妙見山登山口 妙見山 40 45 45 35
妙見山 石山 80 85 100 80
石山 鬼落山 90 90 105 70
鬼落山 高山 80 95 110 80
高山 高山登山口 30 35 45 40
合 計 320 350 405 305
 全所要時間 400 430 520 420
荷物の重さ 10kg 18kg 15kg 10kg
歩いた時期 2007.1.23 2007.4.28 2011.4.17 2013.4.29
 備考 赤テープの補強と記録を取りながらの所要時間です。 荷物が重い分少し時間が掛かったようです。 60歳代中心とした16名で歩きました。 姪と二人。石井山で長目の休憩。
 登った高さ  1,200m位
 歩いた距離  10.4km
【考察等】
 @実登は1,200m(GPSデータ補正済)で休憩時間含めての行動時間は、通常の荷姿であれば7時間前後。予備時間を含めて8時間で計画を立てれば良いでしょう。
 A途中に水場が無いので水は2〜3L程度は持参してください。


 (1)
 まずは射場越を経て妙見山へ。ここに来ると里山から山を始めた頃を思い出します。好きな場所です。


   
 (2)
 1山目の妙見山にて。


 (3)
 谷山へ向かう途中。岩の多い場所を通過したりします。基本、左が雑木林、右が杉林のトレイルです。



 (4)
 2山目の谷山。山頂からの景色は無しです。
 

 (5)
 谷山からの下りは急下りなのでロープが設置されています。




 (6)
 見晴らしの良い谷山と石山の鞍部。姪もちと感動しながら新緑を眺めていました。ここも何度来ても良い場所です。

 (7)
 3山目の石山。




 (8)
 石山からの下りはやや急下りで足下が少し滑りやすい感じです。

 (9)
 鬼落山。石山から鞍部の少し手前に展望の良い場所がありました。
 ここ辺りが、このコースの核心部と感じています



 (10)
 鬼落山への激登り。ロープがあっても難儀します。以前はロープもなく手探りで登っていましたが、それはそれで楽しかったです。

 (11)
 4山目の鬼落山。ここでマメの修理をしました。




 (12)
 鬼落山から少し下った場所の岩場より。手前が石井山、奥が高山です。

 (13)
 




 (14)
 鬼落山からの下り。ザレていて滑りながら下りました。


 (15)
 石井山の山頂で足を干しながら・・・初マメ撮影!




 (16)
 石井山から見た権現山

 (17)
 5山目の石井山。いよいよ激下りへ〜 




 (18)
 見た目より急な下りで慎重に下っていきます。



 (19)
 6山目の支城跡。フラットな山頂です。 




 (20)
 石井山と鬼落山。高山の中腹より。


 (21)
 高山山頂の北端より。山頂付近は木々に囲まれ景色は見えません。



 (22)
 フデリンドウ(?)が点々と咲いていました。




 (23)
 キンラン




 (24)
 最後の七山目の高山にて。 「七山目で腹筋をする女」
 お疲れ様でした〜