これまで4回実施、最後は2年前の今ごろです。やりたくない訳ではなく、体調と天気と日程が合わず。今回は、もうちょっとお気楽にやってみよう、と。 でも、トレーニング無しに取り組むのは無謀、レース参戦、少し長めに山を歩き今日に備えてくるも、6月はちと暑いかも〜 天気予報では晴&曇りで、後半の方が雲が多い予報で、これなら木々の木陰と陽射しも和らぎなんとかイケそうと判断。 テーマは「祖母傾山系で倒れそうになりながら、県産ハウスみかんを美味しく食べる!」 いざ〜 もう一つは、昨年DNFに終わった「英彦山トレイル」。 今年は、制限時間を延長し、ちーっとは完走の可能性が出てきたので、リベンジを果たすべく、トレーニングでもあります。ちなみに英彦山トレイルは距離36km(これはフツ−)、標高差3,600m(祖母傾の周回とほぼ同)。本日の内容では、返り討ちに遭いそう(^^;) (過去レポ→ 2014.5.17 2013.10.13 2012.5.11 2012.10.5 ) 【Part1】決めごと(見飽きたかもしれませんが・・・自分がブレないためにも記載) @主要な山頂を通過(前障子岩、大障子岩、祖母山、障子岳、古祖母山、本谷山、笠松山、傾山) A三坊主尾根を通過する、 B24時間以内に周回する、 この3点です。 ※前回と同様、いきなりの急登より車道でウォームアップ効果と最後の車道歩きは、しんどいので、スタートを九折登山口とし 上畑健男神社経由で周回しました。 【Part2】 通過タイム等 ()の数値は前回(2014年)のデータ 九折登山口3:15(3:27)〜上畑健男神社前3:45(3:58)〜地積図根5:18(5:19) 〜 前障子岩5:48(5:50-5:58)〜大障子岩6:38-6:49(6:49-7:00)〜宮原分岐7:47(8:02-8:06)〜 祖母山8:37-8:50(8:50-9:05)〜障子岳9:42(10:03-10:06)〜古祖母山10:22(10:36-10:56)〜 尾平越11:03(11:31)〜ブナ広場11:20-11:30(11:48-12:07 水補給)〜 本谷山12:35(13:07-13:16)〜笠松山13:16(13:47)〜九折越13:49-14:00(14:27-14:40) 〜 傾山15:02-15:20(15:33-15:52) 三尾17:08(17:13-17:21)〜九折登山口17:51(18:07) ※山頂で休憩していないピークもありますが、ピークから近い日陰で休憩しました。 合計 14時間36分(14時間40分) 距離=42km 累積標高差 3,700m 【Part3】 持参したもの、格好 @携行品 グローブ(2種類)、アンダーウエア長袖上、合羽(ノースフェイス薄手)、タオル1枚、手拭い1枚 ヘッドランプ大小2個、GPS、コンデジ、予備電池(単3×2本、単4×4本)、イマーゼンシーシート1個 テーピング(伸縮性有)、ストック2本、簡易浄水器、トイレットペーパー、痛止め、絆創膏、はさみ ※易浄水器は鹿(ふん)による水の汚染を気にしてのことです。予備電池は携帯の充電器も兼ねています。 A格好 上 半袖1枚、アームスリーブ 下 ランニングタイツ、ふくらはぎサポーター 手 手袋(指先無)、 足 靴下(クロスプロ)、 靴 トレラン用(モントレイル) 帽子 B食料 主に食べたもの→ バナナ半本、みかん2個、カステラ1個、ようかん2個、サラダ一番(せんべい)、ゼリー1本、 アミノバイタルパーフェクト2個、アミノバイタル3600 3包、ほし梅、塩熱サプリ 【感想】今回の当りは、みかん(県産ハウスみかん)。貴重な果物は重たいけど、いよいよ食料を受け付けなくなった時用です。 マラソンなどで利用される羊羹を持参したけど、思った以上喉越しが重く辛かった(-_-;) それと今回は、飴類を持参しなかったのも失敗だったような気がします。後半は、胃の調子が悪く、腹はタッポンタッポン、吐き気はするし・・・前回の反省が活かされてない〜 D水 出発時 スポドリ0.5L+水0.5L 補充 9合目小屋、ブナ広場で1L(簡易浄水器で補充) ※ブナ広場の水場はかなり水量が減ってます。 【Part5】駄文長文 (読み飛ばして結構です) 久々のワンデイ祖母傾。前日は竹田市内で早めの食事を済ませ、九折登山口へ移動。明日の準備を一通り終え、丹念にベッドメーキングをしてから、jagabeeとビールで酒盛りして、20時には就寝。 2:00起床。まずは食糧補給(おにぎり、バナナ、羊羹)。あれこれ、準備して体操して 3:15に最近のトレランレースのノリで、真夜中の登山口で「行くぞ〜、お〜」 とかけ声だけのユルッとスタートです。 しかし、久方ぶりの上畑からのコースを舐めてた・・・入口となるネットのゲートまでは良かったけど、その先、ススキで看板が隠れていて、すでにここで、5分程アタフタ・・・ さらに、以前もそーだったけど、岩場を越えていく箇所で、越えて左に行くのに、たまたま連続したテープがあったので、それにつられて、迷うこと10分(-_-;) この時点で、相当のテンション、体力を消耗・・・ この先は、間違う箇所は無いはず。今日は、ゆったりなんで、と言い聞かせ、真っ赤な朝日を眺めながら、1,204mピークへ。ここから尾平越までは、最近、何度も歩いてるけど、途中で見上げる祖母山は遠いな〜(弱気な発言) 正直、「今日は行ったるぜ〜」的なノリでは無く、思考回路も弱気で、「どこでヘタレる?」、「降りるなら尾平越まではがんばろ」、「場合によっては九折越で傾を眺めてからでも・・・」と。多かれ少なかれ、毎回そーなんですが・・・(^^;) 宮原過ぎて、1,600m付近でオオヤマレンゲが咲き始め、白い蕾もぼちぼち。テン場付近から9合目小屋周辺はオオヤマ・パラダイス。 来週末以降、見頃になると思います。 祖母山にほぼ5時間で到着すると、縦走路を覗き込む女性が一人。 「おはようございま〜す (こんな、格好のおっさん見ても挨拶だけで取り合わんよな〜)」 驚きながら振り向くと 「どちらからですか?、どこまで?」 と、予想外の反応に本日のルートを説明するも、「行き着くかどうか・・・」 「え〜、オオヤマレンゲ咲いてるんですか〜」等々。 その頃、大阪から来られたご夫婦も話の輪に入り、少しの間、山談義。話の勢いで、自己紹介が始まり、熊本のNDさん、大阪のFJさん。NDさんは、障子岳〜親父経由で北口登山口に戻るコース。途中、ミヤマキリシマ公園から歩くのが見えたけど早い〜 陽が高くなり始めた時間帯から、山頂はスルーし、前後の木陰で風が通る場所で休憩。尾平越から先は久々の通過でしたが、シカの防柵が設置され、その内外での差は一目瞭然です。ブナ広場付近にも防護柵が張られ、水場は防護策の内側です(扉有り)。 尾平を過ぎる辺りから、雲というかガスというか・・・覆われ、景色はイマイチですが、体力の消耗を温存するにはありがたい状況です。 なんとか九折越まで着き、傾山を見上げると、やっぱここまで来たからにゃ、登らんとナ〜 しかし、何が祟ったのか、体が動かん。気温が高い、休憩が少ない、食糧補給の失敗など・・・明らかに失速(-_-;) ヒーコラしては一休み。とはいえ、この時間帯は毎度こんなもんですが・・・ 当然、三つ坊主を越える訳で、当然、下りだけど何度も登り返す訳で、さらに失速、家にも予定時刻より遅れる旨、連絡。 「男なら三つ坊主でしょ」なんて誰が言った! なんて思いながらコースを変えたら、今までとの比較ができんし・・・ 今回の反省点かも。前回のタイムテーブルを敢えて持たなかったこと。ユタ〜、とのつもりでもついつい、前回の時間が気になり、それが変な妄想を産み、自分のペースを乱してしまう状況。持ってた方が良かったかな〜 それでも、三尾に着く頃には少し足も回復し、後は下るだけ〜 下りは足がまだ前にイク! 下れ〜 林道まで30分掛からずスルーし、時計を見ると、なんだか前回のタイムを越えそう・・・最後、走れ〜 めでたく、過去最高のタイムとなりました。朝方の道ロスが無ければ・・・と、思うも、これも実力のうち。帰りに、エビスビールを買って祝杯を挙げました。 |
(1)持ち物。 左端の黒いのはファイントラックの長袖シャツ、手袋の右は水の濾過器(パウチ付) 左下はイマーゼンシーシート、ヘッデン2個等、これに帽子、手拭い、タオル。 (2)食料(左 食べたモノ、右 残したモノ) 梅干、塩熱サプリは残りがあります。 (3)ファストエイド 転けることが多いので案外、使います。右下は痛み止め(ロキソニン) (4)最近は、これかパタゴニアです。 (5)3:15 ユルッとスタート (6)3:45 上畑の登山口。 (7)5:48 この前来た前障子岩 (8)看板 (9)6:38 大障子岩 (10)祖母山までまだまだ。かき氷が恋しい〜 (11)鹿の背。 (12)ブナ (13)池之原付近。ここは気持ち良く走れます。 (14)オオヤマレンゲ。祖母山テン場付近にて。 (15)同上。ようやく咲き始めでした。 (16)8:37 祖母山 ミヤマキリシマ、サラサドウダンも咲いてました。 (17)9:16 黒金尾根分岐通過。 (18)9:42 障子岳 この手前のミヤマキリシマ公園で休憩。 ここにも、ミヤマキリシマが咲いてます。 (19)10:22 古祖母山 古祖母 de みかん。古祖母山付近の展望台で休憩。 (20)11:03 尾平越通過。 ここから先は久々のコース (21)毎度登場のブナ。愛嬌があって思わず近寄って撫でてしまいます。 (22)この付近は存在感のある木々が目立ちます。 (23)こんな場所も。ピーカンだったら辛い・・・ (24)良い感じ・・・ (25)12:35 本谷山。 (26)気持ち良いルートが続きます。辛いけど・・・ (27)13:16 笠松山 こうやって眺めると九折越遠いな〜 (28)13:49 九折越。だいぶヘバッテます。 (29)途中から見えた傾山 時折ガスが掛かってます。 (30)15:02 傾山 へろへろになりながら、なんとか到着。三つ坊主のことは考えたくない・・・ (31)ガスが掛かる後傾 (32)傾山 de みかん (33)ラストラン、走れ〜 走りながら撮影 (34)九折登山口到着。 (35) |