毎年、紅葉時期に「体力測定」として三俣山〜大船山を歩いていますが、年をとるに連れ次第に体力が向上しているようで、大船に着いたときはまだまだ行けそう、と感じましたが、今回は他に目的があったので大船山頂まででした。というのも、3年連続同じ様なコースなのでマンネリ化かなぁ、と感じ違った味付けをということで大船山山頂で夕日を拝むことにしました。それと、例年より7〜10日ほど早めの巡回です。結局、三俣山で朝日を、大船山山頂で夕日をと欲張りな山行でした。 三俣山は暗闇の中、月光に照らされたガスが山頂を覆い、ご来光を拝めるか少々気になりながら西峰に向かうとすっかりガスの中で半分は諦めながら西峰を通過する辺りからガスが薄くなり始め、第W峰に着いた辺りで時折ガスに包まれながらも大船山が見えるようになりました。 まず、ここでご来光を眺めた後、本峰で大鍋の様子を覗き込み少し違ったアングルが欲しいなぁ、と思い南峰に向かう途中の岩の上で大鍋全体に光が入るのを待ちました。昨年の真っ赤っか、真っ黄っきとまではいきませんが、それなりtに鑑賞に堪える色合いです。9時頃まで三俣山の彩りを確認後、南峰にほとんど留まることなく坊がつるへくだりました。 坊がつるには今から大船山を目指す人やテントで賑わっています。坊がつるから大船山までほんの2日前に歩いた道を再び歩くことになりました。段原に着いた辺りから前回よりどーも色が進んだような気がします。さすがに普通の時間に登ったこともあり山頂周辺はごった返しています。ミヤマキリシマの時期ほどではないにしろ、それを彷彿させるには十分な喧騒さです。とりあえず、御池を覗いてみて感じたのはたった2日で色が倍増しているように感じ、帰宅後改めて並べてみると光の当たり具合もあるかも知れませんが、一気に色が変わっています。 それにしても、ビールで乾杯するグループ、紅葉をのんびり楽しむご夫婦、昼寝する男性陣などなど、自分も夕暮れまでたっぷり時間があるので、汗くさくなったシャツを着干しするため靴と靴下を脱ぎ、ごろごろしながら周辺の紅葉を眺めておりました。賑やかだったのは2時頃までで、3時を過ぎると一旦静かになりましたが、その後は夕暮れの撮影を目的にして残留している方、夕暮れぎりぎりに登ってくる方など、撮影隊が増殖。夕暮れの大船山頂は驚くほど賑やかで、大船山の夕日を撮影すべく20名近くのカメラマンが山頂を占領していました。しかも、皆さんお互い顔見知りらしく自分は山頂の端っこでひっそりと夕日を撮影しました。 夕暮れは思い描いたイメージとはちと異なりましたが、テント泊以外で夕暮れを眺めることができました。夕暮れ後は一気に坊がつるへ駆け抜け、坊がつるに着いた頃は真っ暗です。法華院を抜け北千里浜ではヘッドランプを消すと満天の星、振り返ると坊がつるは雲海に包まれていました。 @コース 大曲〜すがもり越〜三俣山本峰〜南峰〜坊がつる〜大船山〜坊がつる〜大曲 A紅葉 三俣山大鍋 鑑賞に堪える程度に紅葉。特に本峰側斜面の紅葉が綺麗。小鍋付近もまずまず。 大船山 2日前よりも色づき、特に御池はちょうど見頃でした。その他も十分OKです。 B過去2年より7〜10日早い巡回ですが、個人的印象としては花も5分咲きの色あいが綺麗なように、今が旬と感じました。 ※過去の紅葉時期のレポ (2007.10.28、2007.10.30、2006.10.28、2005.11.2大船のみ) |
三俣W峰より大船山からの日の出 |
今から真っ赤になるはず・・・ |
三俣山本峰側の紅葉 |
紅葉のUP |
小鍋付近 |
坊がつる |
坊がつるキャンプ場付近 |
上が16日、下が18日 たった2日でこれほど違うとは・・・ これが解ったことだけでも収穫です。 |
カメラマンの皆さん |
夕日に染まる段原への斜面 |
大船山山頂の夕日 |