三俣山で夜明けを狙ったものの・・・そして大鍋の紅葉

 前前回前回の「三俣山で夜明けを」、の第3弾で3週連続夜明けの三俣山を目指しました。ついでに、今週は紅葉のピークと予想し昨年と同様大船山にも足を延ばすことにしました。
 朝、4時過ぎに大曲を出発。前2週とは違い空には雲一つ無く、月が皓々と輝いています。思わずヘッドランプのスイッチを切ると足元が良く見えるし、月光に照らされる景色も良く見えて新鮮な気持ちで歩くことができました。結局、すがもり越えまでノーライトで歩くことができましたが、前を歩いている方は足音だけが聞こえて不気味だったかもしれません。
 すがもりを過ぎた辺りから、複数のヘッドランプが斜面を登っていて、自分も追いかけて第W峰を目指します。なぜW峰かというとカシミールで陽の出の状況を確認すると大船山の山頂から太陽が昇るからです。
 5時30分頃W峰に到着。山頂で待つこと1時間程、先日程寒くなく、ガスもかかっていないのでガスがとれるかどうか、不安感はありませんが、逆に雲一つ無い絵柄も淋しいなぁ・・・という我が儘を言いながら白んでいく大船山、雲海に浮かぶ由布岳、南峰で同じく日の出を待つ方、さらにさらに大船山頂にもヘッドランプ等などを眺めていました。

 6時30分過ぎに概ね予定どおり大船山頂のすこーし横から太陽が昇ってきました。しばし、日の出を眺めた後まずは本峰にお鉢の紅葉状況を確認に行きました。いや〜、先週から一気に紅葉が進んだというか、絶句する程の紅葉です。昨年はすでにピークを過ぎていましたが、今年はまさにバッチリです。その後、南峰から坊がつるへ。
 途中、ザックの中の携帯が鳴るので見てみると山馬鹿さんからで、「紅葉の様子は如何に」、即「!」と回答しました。それまで大船山に行くべきか、三俣山にしようか迷っていたそうですが、三俣山直行に決定したそうです。

 坊がつるはススキの穂が一面満開で、大船山を目指す方々もちらほら、足元を見ると日陰では霜が降りています。今回は先に大船山に登り、その後鉢窪から大船山の紅葉を見上げることとしました。段原あたりはかなりの人出で、山頂に近づくと日頃にない喧騒感が感じられ、山頂に登り着くと紅葉も人も賑やかで、段原方面、鉢窪方面、御池とどこを見ても紅葉です。
 山頂の端っこで最近ツボにはまっている日の丸弁当を食べていると、またまた山馬鹿さんから電話で、三俣の山頂に着いたとのこと。となれば、坊がつるあたりで会えるかなぁ、と考えながらどっぷり紅葉に漬かっていました。
 賑やかな山頂を後に恒例の鉢窪に向かいました。やはりここから見上げる「大船山の紅葉」は好きですね〜 ここでもしばらく赤く染まった大船山を見上げていました。その後、立中山を経由しますが、立中山の山頂付近は木が切られ広々となっていました。

 さすがに坊がつるに着く辺りでくたびれてきたので、法華院温泉前で靴を脱いで休憩、これも恒例の甘夏缶を食べ一息ついて坊がつるの写真でも撮ろうかなぁ、と思い法華院温泉の看板の所に行くと、見たことがある顔が・・・山馬鹿隊長を先頭に長崎隊の皆さんです。思わず手を振り久方ぶりの再会です。
 どうやら、自分が坊がつるキャンプ場を通過すると予想して、三俣山から下りて水場付近で昼寝をしていたそうで、結局会えなかった・・・ということで移動中だったそうですが、これも何かの縁、目の前にはビールの自動販売機、早速プチ宴会。明日が休みならばそのまま宴会モードだったかも〜
 でも、本当に久々の再会、プチ宴会の後大曲まであれやこれやのよもやま話に花を咲かせながら、短い時間ではありますが楽しい一時を過ごすことができました。こうして、ハードで綺麗で楽しい一日が終わりました。

            


月光に照らされる登山道と三俣山




夜明け前



大船からのご来光



まさに今がクライマックス。三俣のお鉢




小鍋の紅葉。黄色も綺麗。




 南峰に向かう途中からの振り返ると
紅葉と月



三俣山紅葉と大船



三俣山東斜面と坊がつる



一面ススキの坊がつる



大船途中の紅葉



 大船山頂から段原方面。
次々と登山客が登ってきます。



御池



大船山から三俣山。
山頂には山馬鹿さんたちがいるはず・・・



 登山道から山頂方面



 鉢窪に降りる途中からの大船。



鉢窪から見上げる大船
綺麗・・・



紅葉



月光に照らされる硫黄山