2008年9月に雨乞岳から黒岩山を経て城ヶ岳に縦走する予定でしたが、情報収集の不備と予想外の藪こぎに嫌気がさして黒岩山までの山行となり大分百山の城ヶ岳は手つかずのままでした。3月の飛び石連休で日曜日はマラソン大会でしら真剣走ったせいで筋肉痛はありませんが、体に少し疲れが残った感と他にもやりたいことがあり、それならばと思い、残り少なくなった大分百山の一つ「城ヶ岳」でした。それと、この時期ひょっとしたら何か花でも咲いていないかなぁ、と(これはハズレでした)。 早速、ネットで情報収集すると少し昔の記録は「藪こぎ」の文字が目立ちましたが、直近のレポではその藪が綺麗になっていて、非常に歩きやすかったとのこと。前回、結構な藪こぎを強いられたこともあり、半信半疑でしがた市町村境の調査と思われますが、綺麗に草刈りがされほとんど抵抗なく歩くことができました。夏場にかけて草が伸び始めるとどうなるか予想はできませんが、春先までは歩きやすい状況かと思います。 由布岳正面登山口から湯布院方面に下ると500mで雨乞牧場方面に左に入り、倉木山登山口の前を通過するあたりから舗装が切れ、砂利道となります。途中、林道竣工記念碑や脇道がありますが、曲がりくねった道を直進し5.5km程で登山口となるゲートに着きます。なお、ゲート手前の三差路を右折すると広いスペースがあるので今回はここに駐車しました。 たまたまこの日はゲートが開いていましたが、帰りには締まっていたので要注意です。ゲートを通過しコンクリ舗装の道を直進し、三差路となりここを左折、少し進むと植林して間もないエリアと林地の境を峠まで登ります。峠に着くと前回黒岩山から来た道を見上げると何となく綺麗になっているような感じがします。一方、今から進む方向を見ると赤いペイントは目立ちますが、なんとなくこれで大丈夫かな〜、と思いながらとりあえず植林地帯の境を直登を始めましたがすぐに杉林に突きあたり、直感的に違うな〜、と左側杉林にコースを振ると伐採した杉に沿って登山道が「見え」ました。 あとはコースに載ったと同然で綺麗に刈り払われた市町村境を辿っていきます。途中、最近ペンキを塗られたと思われる石柱があり片方には漢字で数字が、反対側には「九水」と彫られています。今回、4つ目のピークとなった「1114m」地点には城ヶ岳、倉木山を示す看板が設置されていて、鈍頂で一息入れるには良い場所です。ここから杉林の中を下り、鞍部で「城ヶ岳まで30分」の看板を見て、カヤ場を通過し最後の登りを直登します。山頂は、紹介されているとおりほぼ360度展望です。また踏み後と看板を見ると他にも山頂を目指すルートが他にも2本ありそうです。ちょうど、別ルートから登ってこられた方がいたので登ったルート等について聞きました。 一旦、「1114m」ピークまで登りそこから倉木山を目指しました。最初は緩やかな気持ちよい下りでしたが、途中から激下りとなり鞍部に到着すると、見上げるような倉木山への150mの直登です。ここもカヤを刈り払ってたいので歩きやすかったですが、本日一番の急登でした。しかし、ここを刈り払った方はもっと凄い!! 尾根に着くと岩があり左折すると数分で岩がある山頂に到着です。あとで、確認すると三角点はもう少し先でしたが、まぁ、最高点を踏んだので倉木山に登ったことにしておきます。 尾根に登り上がった時、右側にも刈り払った跡があったので少し進んでみると、なんとなく尾根に伝うルートがありそうですが、今回はパスしました。ということで、急坂を転がるように鞍部まで下り林道をゲート方面に歩いていると左側に明らかに踏み跡がありGPSで場所を確認するとほぼ間違いなく道は車を停めた広場に向かっているように感じました。道は尾根から次第に谷に降り、予想通り駐車した場所に到着しました。 その時に別の目印が谷添いに付されていて、これを見て倉木山の尾根の目印がつながる予感がするとともに宿題を頂いたような気にもなりました。(2012.3.20) 登った高さ 700m 歩いた時間 4時間20分程度(休憩含) 歩いた距離 8.2km位 |
ア ク セ ス |
@由布岳正面登山口から湯布院方面に500m程下り左折。 A左折後、道なりに5.5km程でゲートに到着 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
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(1)地図「1.ゲート」 2008年の写真と比べると新しくなっていました。 2008年9月の様子 |
(2)地図「2.三差路」 ここは左折、すぐに植林地の境の道へ右折します。 同じく三差路の2008年9月の様子 |
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(3) 地図「3.作業道へ」 三差路からすぐにコンクリ舗装から作業道へ右折します。 右側は植林して間もない地帯です。 |
(4) 地図「4.峠」 それらしい目印がたくさんありますが、連続性に欠けとりあえず写真(5)の植林地帯を歩きましたが・・・ |
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(5) 真正面は杉林となっており、突きあたった場所から左側に入ると道らしい切り分けがありました。 |
(6) これが切り分け。杉の伐採に沿って明瞭です。 |
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(7) 地図「5.ピーク「四四」」 市境の標柱ではと思いますが、最近ペイントされたようです。 |
(8) 標柱には漢字で数字が彫り込まれています。 反対側にはどれも(多分)「九水」と彫られていました。 |
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(9) このように土塁があるところも少なくありません。 |
(10) 地図「7.右折」 小さいピークでここで右折し下ります。 |
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(11) 地図「8.1114mピーク」 鈍頂で広場のあるピークです。ここから倉木山と城ヶ岳を結ぶ看板が設置されています。 |
(12) 写真(11)の左奥に設置されています。 |
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(13) 「1114mピーク」から城ヶ岳との鞍部への下りです。 |
(14) 杉林を降りついた辺りに設置されている看板です。 |
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(15) 一度、茅場に出ると真正面に城ヶ岳が見えます。 道は植林地帯周辺を登っていきます。 |
(16) 地図「9.木の広場」 ここは木の周辺だけカヤが少なく、一息入れるには良い場所です。 ここから城ヶ岳の登りとなります。 |
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(17) 目印に従って登っていきます。途中、土塁の上を歩く場所もあります。 |
(18) 城ヶ岳山頂。 |
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(19) 湯布院町方面と福万山 |
(20) 1114mピークと倉木山を振り返ったところです。 |
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(21) 再び「1114mピーク」に戻り、倉木山方面に足を進めます。 |
(22) 地図「11.看板有」 1114mピークと倉木山の鞍部で、この直前も激下り、目の前も壁のような急登です。 |
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(23) 看板です。 |
(24) 地図「12.岩」 急登を登り上がった場所に派手にペイントされた岩がありここで、左折です。 |
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(25) 地図「13.山頂看板有」 山頂の看板はここにあったんですね〜 最高点、三角点でもない場所にあったとは・・・ |
(26) 急登ということは当然激下りです。 手前が1114mピーク、その奥が城ヶ岳です。 |
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(27) 地図「11.看板有」地点から少し東に入ると林道の終点に出ます。 この周辺は色んな色のテープやペイントがあるので要注意です。 |
(28) 地図「15.分岐」 林道を下っていくと開けたカーブがあり、踏み跡があったのでGPSで確認して、ここから左折しました。 |
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(29) 林道から踏み跡を見た所。 |
(30) 途中も道がはっきりしています。最初は尾根を歩き、途中から谷へ降りていきます。 |
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(31) 降りついた所。 |
(32) ちょうど駐車した場所へ着きました。 |
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由布岳の裾野は野焼きでまっ黒でした。 |
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