予想外に渋ーい山塊で、この時期は藪こぎ覚悟!

 名前だけは随分昔から気になっていて、昔は正直言って由布岳よりも登ってみたいとまで感じていました。実は先週登山口まで出かけて、着替えも済み、GPSも位置設定が完了、後は靴を履くだけ、と車の中を見ると靴の姿、形も無く、なんと、自宅に置いてきてしまいました。以前から、このような超初歩的なミスを数年に一度繰り返していますがまたもやってしまいました。ミスというよりボケが始まっているかも・・・まぁ、先週は雨も降り始めたのでなんとな納得して帰宅しました。
 ということで、今回は先週のリベンジも含めて再チャレンジです。当初の計画は雨乞岳から黒岩山を経て城ヶ岳へ縦走する予定でしたが、下記内容ににより半分の行程で終了しました。

 由布岳正面登山口から湯布院方面に下ると500mで雨乞牧場方面に左に入り、倉木山登山口の前を通過するあたりから舗装が切れ、砂利道となります。途中、林道竣工記念碑や脇道がありますが、脇目もふらず曲がりくねった道を真っ直ぐ進むこと5.5km程で登山口となるゲートに着きます。なお、ゲートの近くに広い駐車スペースが無いので、車の台数が多い場合は400m程下った場所に広い場所がありここをお勧めします。
 
 ゲートまでは砂利道ですがゲートから先はコンクリ舗装になっています。また、登山口を示す大きな看板はありませんが、ゲート端っこに小さく登山口を示すシールが貼られていました。ゲートの脇を通りコンクリ舗装を谷に沿って登っていくと、三叉路となり左に進みます。ちょうどこのあたりは木を伐採したあとで植林をしています。また、植林地帯に沿うように登っていく道があり、これを登っても黒岩山に登ることができます。

 コンクリ舗装を歩くこと20分ほどで雨乞岳への取り付きになります。実は地図を見てもわかるように左から登ってくる道に気を取られて見過ごしてしまい、先の峠まで登ってしまいました。逆に言うと、普通に登っていると見落とすくらい地味な登山口で、目印は、左から登ってくる道があるのでこれの正面になり、良く見ると赤テープ、看板があります。この山塊がマイナーなせいか登山道もかなり藪状態となっており最初は野いちごや野バラなどトゲのある植物が多くその後もあちこちで攻撃を受けました。

 登山口から10分ほどで「縦走路」に到着し、まずは雨乞岳を目指し左折、土塁に沿って登っていきます。やがて道がややフラットとなり、最後にちょこっと登って山頂です。山頂には二股に分かれた赤松があり、景色はガスがかかっていましたが木々の間からなんとか見えそうです。記念写真を写した後黒岩山を目指します。途中まではまずまず順調でしたが、稜線上の目印に従って登っていくと、すごいイバラの藪で腕から血をながしながらなんとか抜けましたがこれで折り返すことになったら、と考えるとちょっと気がめげました。

 黒岩山山頂の西側は杉林で目印もあったので、何の疑いもせずに直進したのが本日最大のミスでした。うーん、順調と思いながら歩きやすい杉林のでGPSで確認すると全然違う尾根を進んでいましたので、ショートカットと思って進んだのがさらに追い打ちをかけしばし地図で示した丸い円のあたりで彷徨っていました。なんとか黒岩山からの尾根道を確認して下っていくと、これまた風倒木がひどく次第にテンションが下がってきました。

 林道らしい道を横切る場所に出ると植林が終わったばかりの見晴らしの良い場所でここで、しばし考えましたが、とりあえず林の中に突入してみましたが、やはり予感的中で赤テープもまばらで藪こぎ状態となり結局本日はここで撤退することにしました。準備不足というか縦走路があるという勝手な思いこみもあり予想外の体力の消耗で、計画していた行程の半分のみとなってしまいました。

 登った高さ 400m?   歩いた時間 3時間(実質は2時間程度)  歩いた距離 5km位

  
  ア  ク  セ  ス
@由布岳正面登山口から湯布院方面に500m程下り左折。
A左折後、道なりに5.5km程でゲートに到着

よっちゃんの独断と偏見きわまるルート評価
総合
評価
登山道 標識 山道
展望
山頂
展望
自然 被写体 体力 携帯 GPS 駐車場 ロープ 赤テープ
不要


出発地点 到着地点 所要時間
(分)
 1.ゲート  3.登山口 20
 3.登山口  5.雨乞岳 20
 5.雨乞岳  6.黒岩山 25
 6.黒岩山  7.峠 (20)
 7.峠  1.ゲート 15
  時間合計(休憩除) 100
※参考時間合計(休憩・道迷有) 180
@「6.黒岩山」から「7.峠」までの間は推定時間です。

Aピンクの円の中は道に迷って彷徨った場所です・・・


 (1)
 地図「1.ゲート」
 この直前までは砂利道です。
 



  (2)
 地図「2.分岐」
 左へ進みます。この先もコンクリ舗装となっています。
 

 (3)
 地図「3.登山口」
 左へ下る道が目印です。最初は木いちごのトゲで歩きにくかったりします。次第に植林地帯となり10分弱で縦走路に出ます。




  (4)
 地図「4.尾根分岐」
 木に看板が掛けられています。
  


 
 (5)
 比較的歩きやすい登山道です。
 




  (6)
 同左。
 



 (7)
 地図「5.雨乞岳」
 山頂には二股に分かれた赤松があります。振り返ると少し景色が開けていますが、今回はガスで見えませんでした。
 
 



  (8)
 地図「6.黒岩山」
 登ってきて振り向いた様子ですが、途中はひどい藪こぎです。
 ここではついつい直進したくなりますが、右折に近い状態で下るはずです。

 (9)
 地図「7.峠」手前の風倒木。
 本来の登山道はこの右横にあるので、歩ける場所とそうでない場所を確認しながら歩く必要があります。
 


  (10)
 地図「7.峠」から「2.分岐」方面を見たところです。
 

 (11)
 地図「7.峠」から「2.分岐」近くに降りてきて振り向いたところです。