このあたりの地図を眺めていると本当は一番に登らなければならない山のような気がしていましたが、あまりレポも無いし地元紙で6年ほど前に取り上げられているのは確認していますが、その紙面がすぐ手に入るわけでもなく、点の記はあくまでも効率性を重視したアプローチになっているので、今回は山の西の端にあたる神社から取り付き、尾根伝いで山頂に向かうことにしました。ちなみに三角点(3等)名は「烏泊(からすどまり)」ですが、地元新聞によれば「中山」となっていました。 神社は階段の上にあるので下の集会所の前の広場に車を止め、苔むして滑りやすい階段を登っていきます。ちなみに下りで見事に転けました。神社に向かって左側に階段があり、踏み跡(獣道?)に従って急斜面に取り付きます。ちなみに目印や赤テープらしいものは何もなく、山頂で反対側の尾根方面にもそれらしい物はありませんでしたが、途中の尾根にはプラスチック杭が道案内してくれます。 ほとんど人が歩いた様子も無く、最初は竹が混じる林で枯れた竹や木を踏み倒しながらの歩行で低木の枝が少々邪魔に感じるくらいでしたが、さほど藪ではありません。最初の肩に登り着くまでは急登で少しフラットになり数分ほど行くと大きな岩があります。この後も、何カ所か思い出したようにこのような岩があり自然のようでもあり、人工的でもありました。 最初のピークにも岩があり見方によってはイスのように見えたりします。ここから少し方向を南東方向に下ると次のピークで標高点296mに着きます。ここは岩がありませんが均したようにフラットで、何もなければ無かったでなにやら人の手が加えられた印象です。ここから東向きに進むとちょっとした広場となり休憩にはちょうど良い場所です。というのも山頂周辺が一番藪こぎとなり景色も見えないし休憩スペースもほとんど無いので山頂の様子を撮影したら、さっさと退散した方が賢明です。 ここで、新緑を見上げながら一休みしてから山頂への最後の登りとなりますが、途中、重なるように岩がありここは上に立つとかろうじて八面山方面を眺めることができます。ここを通過し急登となるころTVアンテナ(多分、集落の共同アンテナ)があり、この先は少し踏み跡がありました。ただ、途中で山頂から逸れているので、そこからは高い所を目指します。先ほども記載したように、山頂に近くなると藪というか有棘植物が多くなり、ちと歩きにくくなります。ただ、気を付けながら歩けばさほど抵抗ありません。山頂には立派な看板が1枚と針金で取り付けられ朽ち果てた看板がありました。 今回、全く目印も何もつけていません。先日、一緒に登った長崎隊の山馬鹿隊長が赤テープを見て「迷子になれない〜」との言葉。これはこれで楽しみにしてるんだ〜、と思いました。尾根が適度に曲がっているので地図を読みながら歩くには面白いコースかもしれません。特に、山頂からの下りは注意しないとそのまま別の尾根を下ってしまう可能性があるので要注意です。 (2011.5.4) 登った高さ 350m位 歩いた距離 3.4km 全所要時間 160分(休憩時間を含む) |
ア ク セ ス |
@県道44号宇佐本耶馬渓線を宇佐市から本耶馬渓に向かい西屋形からのY字路にある神社を登山口にしました。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤 テープ |
3 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 2 | 5 | 5 | 3 | 不要 | 要 |
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(1) 目印となる神社は県道44号線からUターンするように小竹方面に曲がり、すぐに神社へ渡る橋があり地区の集会所前の広場に駐車しました。 |
(2) 地図「0.駐車場」 一応、地区の広場ということで隅っこに駐車しました。 まずは階段を登っていきますが、苔むしてしかも斜めになっていたり登りでも滑りやすいので要注意です。 |
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(3) 神社です。 |
(4) 地図「1.登山口」 神社に向かって左側に階段があり、今回は矢印の方向に回り込みあとは取り付ける場所から登り始めました。最初は松林です。 |
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(5) 基本、尾根を外さすに登っていきます。最初から結構大きな岩や露岩に遭遇します。 |
(6) 地図「3.岩」 見ようによってはいろんな形に見える岩でした。 一応、ピークになっています。 |
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(7) 地図「5.休憩適地」 フラットな標高点296mを通過しコル状になった少し広い場所に出ます。ここは、今回一番ゆったりできた場所でした。 |
(8) 地図「6.岩」 基本、景色が殆ど見えないルートですが、岩の上に立つとなんとか八面山方面が見えた岩があります。 |
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(9) 地図「7.アンテナ」 共同アンテナが設置されていました。 |
(10) アンテナからしばらくは山頂方面に明確な踏み跡と黄色のプラ杭がありました。 |
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(11) 地図「8.中山山頂」 山頂手前はつる性植物や棘植物が比較的多く、藪こぎチックになります。展望も休憩する雰囲気でもないので、さっさと下山開始です。 |
(12) 下りに地図「2.露岩」から撮影。山は生木岳です。 |
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