気持ちよいブナの森の尾根歩きです〜

 いよいよ今年も僅かになり、年末年始の休みも今年は9日とちょっと長目で、この際と思い10連休にしてやろうと思い、当初は年明け5日に休むつもりが、いきなり用事が入り結局年末26日に休暇をとり早速山へ。長期休暇とは言え慎ましく日帰りの県内の山へ。本当は木山内岳に登る予定でしたが、なんと登山口には登山道崩壊で登れない、との看板としっかりバリケードが設置されていたので、素直に諦めそこそこ近くて面白そうな山と言えば・・・登山口の近さでは桑原山ですが、時間と気合いが要求されそうだったので、今回はパス、結局「新百姓山」を歩くことにしました。
 6月に夏木山に登ったあと天神原山に登るときに通った道を利用して木浦鉱山に出て、登山口となる杉が越に向かいました。杉が越は2007年4月に傾山に登って以来ですが、前回と特に変わった様子はありませんでした。

 当日は寒気の流れ込みが強くおまけに風が強いためとにかく寒くて、この標高なら不要と思って持参しなかったバラクラバが恋しかったです。温度計を見ると山を歩いていた間ほぼ氷点下で、天気は良い物の体感温度はかなりのものでした。そー言えば、有名なニュースキャスターが気象予報士に「風速でそんなに温度が下がるはず無いだろー」と偉そうに言っていたのに、思わず山の中においてきぼりにしてやろーか、と呟いたのを思い出しました。

 トンネルの宮崎県側に車を停め出発です。前回は大分県側から登り右往左往したので今回は登山口の看板がある方からにしました。トンネルの上にある杉が越神社にお参りしたあと右折してあとはひたすら尾根を歩くのみです。迷うような場所もほとんど無く、GPSのトラックデータも淡々と尾根に記録をの残すのみで、おかげでGPSによるルートの掲載は不要なくらい注釈が少ないレポです。従って、レポもスナップ風になってしまいました。

 新百姓山まで約1時間20分、アップダウンを繰り返しブナ、ヒメシャラ、アケボノツツジの自然林を楽しみながら足を進めます。ヒメシャラで有名な場所は山頂まで最後の登りとなる手前で本当に綺麗な場所です。もっとゆっくりしたかったのですが、あまりの寒さに耐えかねて・・・新百姓山の山頂は木々に囲まれていて眺望は優れませんが恐らく、夏場は涼しい日陰を提供してくれるはずです。

 何しろあまりの寒さで、止まっていると寒いので白湯を一口飲んで檜山へ出発です。檜山まで約20分で山頂は急登なとんがり山を一つ越えて次のピークが檜山です。山頂は狭いですが桑原山から大崩山方面の展望が良く思わず地図を取り出して山を確認しました。帰りは少し寒さも緩んできたので少し写真を撮る気も涌いてきたのできょろきょろしていると、祖母山が白くなり感心していると、なんと由布岳、鶴見岳が見えていました。
 
   登った高さ 650m位  歩いた距離 7.3km  時間 4時間10分(休憩含)

出発地点 到着地点 所要時間(分)
1.登山口 3.新百姓山 80
3.新百姓山 4.檜山 20
4.檜山 1.登山口 90
    時間合計(休憩除) 190


 

  


 (1)
 地図「1.登山口」
 宮崎県側の登山口。看板は「傾山登山口」となっています。




 (2)
 神社。鳥居をくぐりお参りしてから右へ。

 (3)
 登山道。株の上にケルンを積んでいます。




 (4)
 登山道の様子

 (5)
 朝日に向かって歩きますが見た目より相当寒いです。




 (6)
 地図「3.新百姓山」
 実線の矢印に向かってすぐ。点線が縦走路です。
 

 (7)
 地図「3.新百姓山」 山頂。
 夏場は緑に覆われた山頂になることと思います。



 (8)
 檜山への縦走路。 

 (9)
 木々の間からとんがりピークが見えます。急登です。
 これをのっ越して向こう側が山頂です。この辺りは少し注した方が良いと思います。



 (10)
 地図「4.檜山」
 狭い山頂ですが、景色はまずまずです 


 (11)
 檜山山頂からの眺望。
 一番左のピークが多分桑原山、その隣が本日登るはずだった木山内岳かなぁ・・・




 (12)
 由布岳、鶴見岳も見えていました。



 (13)
ヒメシャラも綺麗でしたが本日お気に入りのブナ