由布岳(2014.12.30)

   

 先週の雨に祟られたレポを読み、哀れに思ったなおさんが、「明日、由布岳どーよ」とのメール。ちょうど、土曜日の行動を思案中だったので、一時保留の連絡をしました。考えた結果、思案中にお誘いがあるということは、それに乗っかれという天の声と思い、「正面登山口3時集合」メールを返信。

 さて、これ以降のレポの前になおさんにお詫びを。申し訳ありませんでした m(_ _)m 以下、顛末。

 3時ちょい過ぎに正面登山口を出発、あと5分で合野越に着く頃、写真談義で盛り上がっている最中。
 「えっ! おっ! 何? なんで・・・カメラ忘れた!」、すかさず、なおさん「とっちょいで!」の一言で、スポドリを一口飲み一気に登山口まで駆け下り、カメラをゲットして往復約25分。

 真夜中の山中にか弱い(多分・・・)女性を1人で残すのは心苦しかったのですが、朝駆け慣れしているなおさんなら、きっと大丈夫と言い聞かせて登山口に向かいました。駆け下りる際、単独、2名の方とすれ違いましたが、何事かと思ったかもしれません。
 ということで、前回は雨の洗礼、今回は忘れ物と、なおさんにとって鬼門になりつつあります(^_^;)

 朝駆けでは、あっちゃあられん大失態ですが、時間的には夜明け前に山頂には着きそうなので、黙々と夜道を歩きました。怪しい天気も上空だけは月の輪郭も明瞭で、思った程悪く無さそうです。マタエに近づく頃には、東峰の上に金星も輝いています。でも、金星を見たのはこれが最後でした。

 西峰の山頂に着くと、水平線を覆うように雲が張り付き、その奥からご来光の明かりが、晴れた空に漏れ届き、雲がオレンジ色に染まるなど、まぁまぁの滑り出し。

 どーなる、今日の夜明け、と期待しながら眺めていると、マタエ方向からガスが涌き、一気に東峰を呑み込んでしまうと同時に、ご来光も隠してしまいました。あまりに東峰の隠し方が豪快かつ大胆で、これはこれで、なおさんと茫然と見入っておりました。

 しばらくすると、そのガスが西峰にも押し寄せ、しばらくは霧中状態。晴れそうな空を何度も見上げつつ、前回、パスした正調・お鉢ゴジラの背コースを歩くことにしました。
 ゴジラの背は、雨などによる崩壊に加え登山者の増加により「歩きにくくなった感」が増加していました。

 お鉢周りをしている間に、次第にガスが晴れ始め、ブロッケンも。東峰に着いてからも時折ガスが晴れ、その後もガスが掛かっては晴れ、となかなか立ち去りがたい由布岳山頂絵図でした。

 山頂では、なおさんお手製のサンドイッチを頂きながら、なっちさんの噂話をしておりました。きっと、クシャミが止まらんかったことと思います。足元にはトリカブトが咲き始め、イヨフウロ、アキノキリンソウはあちこち、東峰のあちこちでシオガマギクも咲いていました。

 今回の山行、天気は微妙ではありましたが、観せていただいた景色は◎。お誘い頂いたなおさんに感謝です。

 山とは全く無関係。
 ゴジラといえばモスラ。我が家のセリ科植物に10匹以上のキアゲハの幼虫が発生し、順調に成長し、成虫になるまで見守るつもり。きっと、キアゲハの恩返しがあるかも〜 芋虫が嫌いな方はすみません。

   









 (1)期待出来そうな空模様。






 (2)時折ガスが掛かる東峰。





  
 (3)漏れた朝日でオレンジに染まる雲。






 (4)この後、期待したのですが・・・






 (5)ガスが盛り上がりつつ・・・






 (6)それでも、なんとか朝日が拝めるかな〜





 

 (7)と思ってると、豪快にマタエ方面からガスが吹き上げてきます


 



 (8)次第にガスが覆う面積が増えてきました。






 (9)その様子を見物中のなおさん。





 

(10)で、こんなになっちゃった〜 形は東峰!






(11)一瞬見えたご来光。






(12)






(13)トリカブト。お鉢周り中にて。






(14)ゴジラの背にて。






(15)同上の巻道に苦戦するなおさんの図。







(16)ブロッケン。






(17)東峰方面が晴れてきました。






(18)ガスの合間から由布院の街も見えます。






(19)耳猫の合間をガスが流れていきます。






(20)






(21)






(22)ホクチアザミ






(23)シオガマギク






(24)まだまだ続くガス祭り〜






(25)ススキ






(26)おしべが抽出、今が花盛りです






(27)先週より花穂が増えた印象






(28)定点撮影






(29)激写中のなおさん






おまけ。我が家のモスラ