昨年、初めて「鶴見岳一気登山」に参加、概ね2時間で山頂に到着したので、今年はガチで「いだてんコース(タイムレース)」に参加するつもりでトレーニングしていましたが、200/288の選考に漏れ、それなら普通バージョンで参加するふりをしてタイムレースに挑戦しようと思いましたが、今年は25回目の記念大会に当たり田部井淳子さんがゲストで一緒に登られるせいか、「定員オーバーによりご遠慮願います」電話があり、この時点でテンションが下がった次第です。その後、地元のマラソン大会に出場したあと風邪を引き、いまだに抜けきっていない状態。 でも、気持ちはやっぱ抽選漏れながら来年まで待つのも辛いな〜、と。それなら当日の朝早くか前日にと考え当日は昨年参加して感じたのはやはり真剣に走っている方の邪魔になってはいけない、と思い大会前日の7日に「参加」することにしました。昨年は鶴見岳に到着後、鞍が戸を経由して船底を経てゴールしました。今回は由布岳を経て由布院駅まで走ることに(予定)。 「いだてんコース」のスタート地点の波打ち際を6時30分過ぎにスタート、湯布院まで走り帰りはバスで戻ることを前提にしていいるため水も3リットルほど背負い走るには荷物が少し重いこともありペースは落とし気味でスタート。 しかも、昨年に比べ遥かに気温が低く、かつ強風のため高速道路を越える付近まではジャケットを着て走りました。一応、高速を越えた所で半パン半袖姿になりましたが、これまた走ってないと寒くてどうしょうもない状態で、昨年と同様ロープウェイ駅付近まで走れる場所は走りましたが、御岳権現(火男火売神社)あたりから次第に歩きが多くなります。 昨年は、神社の階段あたりからふくらはぎが攣りまくり、それでも走ったことで数日間ふくらはぎが痛みました。今年は休憩を兼ね神社の水場で水の補給と手袋を厚手に替え出発です。スタートしてからABCD・・・のポイントがありポイントの標高や次の地点までの距離や時間が記載されていて途中まではあえて無視していましたが、神社を過ぎた辺りから残る標高差を確認しながらペースを保ち、このままでいけば概ね2時間前半でゴールに着きそうです(ゴールは山頂手前の展望台)。 次第に、足が攣り始めましたがなんとかふくらはぎを伸ばしながらスタート地点から2時間17分33秒でゴールに到着。タイムレースのトップが1時間20分前後でゴールすることを考えると1時間近く余計に掛かっていますが、荷物やコンディションを考えるとまずまずの時間だったかな〜、と自己満足です。ふくらはぎを見ると筋肉が勝手に波打ち由布岳まで大丈夫かな〜・・・それにしても寒いのであります。途中から登山道はガチガチに凍っていたのでグリップが効き走りやすくありましたが、止まってからは時折陽が差すも風が強く、とても体力を回復するほど太陽からエネルギーを頂けません。20分ほど寒さに震えながら体を休めジャケットの上下を着て山頂に向けて歩き始めました。 山頂は当然ながら風は強いのですが、まずまずの天気で今から向かうべく由布岳も良く見えます。が、「今からあれ登るんかい」、という思いが過ぎります。ただ、下り始めると日頃に比べ担いでいる荷物の量が違うので、快適に下っていきます。東登山口に10時過ぎに到着、ここで再び半袖、半パン姿に脱皮し10時15分にスタート、11時半頃に由布岳東峰に到着です。お鉢巡りまでは比較的風が少なく暖かかったのですが、お鉢に出ると風が強く半パン半袖姿にはちと堪えます。 山頂に着くとちょうどお昼ということもあり30名近くの方がくつろいでいる最中で、当然の事ながら皆さんは合羽やダウンを着ているその中で半袖、半パン姿とういどう見ても「場違い」というか「間違い」な格好で、我ながらちと恥ずかしくもあり、「寒くないですか〜」の問いに「寒いです〜」と会話として成り立っているのか少々怪しいやりとりを交わしながら足早に下っていきます。 合野越えまで来るとだいぶ暖かくなり、ここからお初となる湯布院町岳本」コースです。コースの紹介は後日再調査して報告しますが、思った以上に景色が良く気持ちよい登山道でした。夏場、草が伸ぶととどうかわかりませんがそれ以外の季節は気持ち良い山行を叶えてくれそうです。 県道を渡りこれまた観光客の溢れる湯布院のメインストリートを経て由布院駅に向かいます。昨年も境川河畔の花見客の横を走り抜けましたが、今回はラストスパートで県道から由布院駅まで観光客が見物する中を走り抜け、別府市の的が浜から由布院駅まで6時間20分(休憩時間もすべて含みます)ほどの「鶴見岳&由布岳一気登山」でした。 正式な出場を出来なかったことによる「お一人様一気登山」でしたが、来年に向けたモチベーションが保つことができそうです。 (2012.4.7) |
【本日の軌跡】 |
登った高さ 2,150m位 走った(一応)距離 23.7km |
(1) 「実施要領」に基づき、昨年通り波打ち際に足を浸けストップウオッチスタートです。 |
(2) 今年のゲートは緑色でした。日付は明日・・・ |
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(3) 晴れていますがかなり寒かったです。 |
(4) 堀田天満神社通過。 |
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(5) アプローチの中で絵になる風景です。 |
(6) 県道の下を通過。 |
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(7) 登山道へ |
(8) ゴール地点です。ここまで波打ち際から2時間17分33秒。 |
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(9) この辺りで風を避けながらしばし体を休めますが、とにかくこの日は寒かったです。 |
(10) 山頂。ちょっとだけ記念写真を撮影し次の目標へ。 |
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(11) 目指すは由布岳〜 |
(12) 由布岳東登山口を目指します。馬の背から間もない階段。 |
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(13) 下るに連れ見上げる由布岳。 |
(14) 間もなく東登山口です。東登山口には10時10分到着し、ここで脱皮。 |
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(15) 最初は足も上がりませんでしたが、ぼちぼちのペースで高度を稼ぎ間もなく鎖場付近です。鶴見岳も見下ろす標高になりました。 |
(16) お鉢巡りの道へ。ここから山頂まで5分でした。 |
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(17) 東峰到着。風は強いし寒い・・・半袖半パンならなおさらのこと。 波打ち際から4時間52分でした。 |
(18) 最後の目標、由布院駅が写真の中央に見えます。 |
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(19) 合野越。 |
(20) 飯盛ヶ城の取り付き付近。ここから由布院駅方面に下ります。 実は、ここからはお初のコースです。 |
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(21) 要所には看板があるので迷うことはほとんどありませんでした。。 |
(22) 途中、少し森林地帯を歩きますが、基本草原の中の気持ちよい登山道でした。 |
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(23) 谷を渡ると草原へ。谷には水場もあります。 |
(24) 看板類。一番継続性があり新しいのが奥の看板です。 |
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(25) しばらくはこんな感じの登山道です。今頃や秋は気持ちよいと思いますが夏はちと辛いかも〜 |
(26) 由布岳を振り返ったところ。 |
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(27) この看板もわりと多く見かけました。 |
(28) 後半は杉林が中心です。 |
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(29) 県道に出た所。少し湯布院側に下るとローソンがありその手前を左折して由布院駅を目指します。 |
(30) その道は当然、湯布院イチの観光スポット。この中を邪魔にならないよう半袖半パン姿で真面目に駆け抜けました。 |
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(31) 間もなく由布院駅。別府市的が浜の波打ち際から6時間20分、到着時刻は12時57分でした。 |
(32) 由布院駅前から見上げた由布岳。このあと1時間ほどバスに揺られて別府駅に戻りました。 |
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