これまで、何度かチャレンジしてみたいと思いながら、本人の決心と重なる所用でなかなか参加できませんでしたが、今年ようやく申し込みに間に合い無事、「のびのびさくらウォーク(以下、「さくら組」)」の部で参加することができました。さすがに「韋駄天」クラスと言えないものの、それなりにトレーニングはやっておこうと、これまでヘビーな山行と平日は坂道を走り込んできましたが、送別会、歓迎会とちと飲み過ぎたことで計画が狂ったりもしました・・・まだまだ自己管理が足らん、とどこぞの姉さんから怒られそう。 5時半に起床。最寄りの駅から電車に乗車し別府駅で下車、的が浜方面に歩き出すと、それらしい格好された方があちこちにいるので、あまり迷わずに会場となるSPAビーチに到着することができました。受付後、震災の募金箱に少額ながら募金してから、まずは海水に靴を浸けに行きました。今回の大会も震災を考慮し開催が危ぶまれたそうですが、開催することで被災地にエールを送りたい、との主催者側の趣旨に賛同したところで、開会式の前にも黙祷を行うなど意義のある大会だったと感じました。 9時に「韋駄天組」がスタートした3分後に「さくら組」がスタートです。当然、走るつもりでしたが、すでに時間前にスタートされた方が多く、なかなか走り続けることがままならない状態で、時間前スタート組がほとんどいなくなったのは、ロープウェイ駅あたりからでした。本日は、本当に天気が良く境川沿いは桜のトンネル有り、沿道のみなさんに応援して頂いたり、水の補給など、大会関係者のみならず地元の皆様にも支えられている大会であることを感じました。 ロープウェイ駅付近まではまずまずのペースで登ってきたのですが、御岳権現(火男火売神社)の階段を登っていてふくらはぎが攣り始め、ここから足を誤魔化しながらの登山でした。それでも登山道の登りに入ってからも極力ペースを落とさず、目標とした時間より短い時間でゴールすることができました。それほど息苦しさは無かったのですが足があちこち痛み、足がバラバラになりそうでした・・・ 問題はゴールの後でした。最初は、同じ道を下ろうと思いましたが、開催要領を読むと15:30まで下山禁止とのこと。山を登る者として、登った道を下るのが流儀(勝手な理屈・・・)をでっちあげたところですが、こりゃ、どーしようとしばし地図を眺めていると、鞍が戸を越え船底から降りる道があるじゃん、と。 ただ、ゴールに着いた時点でこの足で大丈夫かなぁ、と山頂で憩しているうちに大分足の状態も回復したので、鞍が戸方面に足を進めることにしました。ただ、半袖、短パン姿だったのでミヤマキリシマ攻撃で腕と足は擦り傷だらけとなりましたが、日頃の荷物の1/5以下の重量だったので、船底まで一気に下ることが出来ました。船底から二豊新道を経由して林道に降りる道は、お初だったこともあり緊張、登山道はやや荒れ気味でしたが、目印が充実していたので迷うことはありません。 林道に出てからは、基本走ってスタート地点のSPAビーチを目指しました。境川の桜並木周辺ではまさに満開絶頂の桜の下で花見三昧の花見客の横を、桜を見上げながら駆け抜けていきました。鞍が戸を12時15分に出発し、14時30分にSPAビーチの波打ち際に到着しました。当然とは言え、朝の喧騒とはうって変わり数えるほどの人が時折、通り抜けるだけです。1時間ほどSPAビーチにいましたが、1組の親子だけが「やったー、着いたぞー」と、到着。自分と同じ様な親子に出逢えて、幸せな気分になれました。 やっと、参加することが出来た「べっぷ鶴見岳一気登山」。そして、スタート地点まで戻って来れたこと、自分なりに満足出来たところで、夜は鍋をつつきながらビールを頂きました。来年出場できるなら、もう少し軽量化してチャレンジしてみたいと思いました。 (2011.4.10) |
【本日の軌跡】 |
(1) 「実施要領」に基づき、まずは波打ち際に足を浸けました。 |
(2) 振り向くと鶴見岳山頂です。登れるとは思うけど、どのくらい掛かるのか・・・ |
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(3) 空からパラグライダーのお出迎え〜 ※Aさん提供。 当日、一気登山に参加され写真を提供して頂きました。 ありがとうございました。 |
(4) 9:00丁度に韋駄天組のスタート。普通に走ってます・・・ 山屋よりマラソンランナーが多いようです。 |
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(5) 9:03分に「さくら組」のスタート。 ピストルと同時に出発しました。 |
(6) 境川沿道の桜並木の下を走っていきます。 |
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(7) 「南立石公園」のしだれ桜。綺麗です。 |
(8) 狭い路地を駆け抜けていきます。道沿いのお地蔵様におばあさんが花を飾っていました。 |
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(9) そろそろ、韋駄天組に追いつき始めました。でも、その横には本来後でスタートしたはずのハーフウォークの方々が・・・ |
(10) 堀田天満神社。給水&チェックポイントでもあります。 ただし、給水量が少ないので人が多いと時間が掛かりそうです。 |
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(11) 石垣の中を登っていきます。 |
(12) 御岳権現(火男火売神社、給水&チェックポイント)を通過し杉林を登っていきます。 この辺りから余裕が無くなり、写真枚数が減少・・・ |
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(13) 本格的登山道。本領発揮といきたい所ですが、ふくらはぎが吊りっぱなしの状態で、これも実力と認識した次第です。 |
(14) ゴールからの眺め。実際の山頂の少し手前です。 認定証、参加賞、冷たい水を頂くことが出来ました。 |
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(15) とりあえず、山頂へ。 |
(16) ついに、鞍が戸に向かって歩き始めました。でも、走る癖が付いたみたいで・・・おかげで、足は傷だらけ・・・ |
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(17) 鞍が戸山頂。登山客が2名休憩中でした。 |
(18) 船底が見えます。(緑のポイントの箇所) |
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(19) 船底。矢印の方向が林道に降ります。踏み跡、テープなど目印は多く付けられています。また、最も急勾配の箇所にはロープが設置されていました。 |
(20) 気持ちよい雑木林が続きます。 |
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(21) 足元にはタイミンガサが芽吹いていました。 |
(22) 次第に右側に砂防ダムが見えてくると「二豊新道」の看板があり、さらに(22)の看板が設置されています。 |
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(23) ここから谷に降ります。 |
(24) 対岸の林道方面に向かって歩きました。谷を見上げると迫力ある山容を楽しめました。 |
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(25) 林道から振り返った所。 「船底」への看板が設置されていました。 |
(26) 林道を下る途中に2箇所ほどゲートがあります。 |
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(27) 花見で賑わう境川。ここもひたすら走り抜けました。 |
(28) 国道10号、そして海が見えた!! |
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(29) 国道10号の境川の橋から。よく走った一日でした。 |
(30) 朝はこんな様子だったそうです。 ※Aさん提供 |
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(31) 閑散としたSPAビーチ。しばし感慨に更けておりました。 |
(32) ゴール!! |
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