乙村岳・宇佐市の奥の里山

 友形山の名前を知ったのはそんなに遠い昔では無く、山に登り始めてからのことでした。ただ、友形山は宇佐平野から見ると台形の特徴の有る山で、高校生の時一度登りかけましたが、遠目から見るのとは裏腹に凄い藪こぎを強いられ撤退した記憶があります。
 40歳過ぎて山に登り始めた原点が「自宅から見える山に登る」ことで、かなり目立つ山なのに、登っていないのが友形山で最近はなんだか喉に引っかかった魚の小骨みたいで、見るたびに登ろう、どこから登るんやろう?、などと一度は登りかけましたが、結局都合で中断していました。 今回、地元の方から城山に登りませんか?とのお誘いと友形山への縦走の計画を見せて頂きました。本来、御一緒するはずでしたが、日程が合わずに単独で登ることとなりました。

 城山への登山口は矢部地区から城山方面に向かって田んぼの中の道を進むと「白い倉庫」が見えるので、それを目指して進み、突き当たりを右折(ここから未舗装)、100mほど行くと右側に車を数台止めることができるスペースがあるのでここに駐車します。ただし、田んぼへの入口にもなるので農繁期は作業の邪魔にならないよう注意してください。

 山の方に向かって歩いていくと途中コンクリ舗装などもありますが、この先は悪路ですので上記の場所が無難と思います。5分程歩くと城山側の木に入口を示すテープがあります。最初は杉林ですが次第に右側の雑木林側に寄ると赤テープが尾根に向かって登っていきます。里山特有の直登登山道で、途中、藪の中を通過する場所もありますが、尾根からは比較的歩きやすい登山道です。

 次第に岩が出て来ると間もなく山頂です。頂いた資料のとおり石垣があり素人が見ても2段になっていることが明らかで、もっと史跡として整備できればと感じました。石垣の間を登ると山頂かと思いましたが、そこから西側に70m程の場所に山頂があり、市内の山の情報を頂いたグループの看板が設置されていました。
 最初は、城山までと考えていましたが、城山に着いてみると友形山方面に赤テープが付いていたのでひょっとしたら、縦走路があるのかなぁ、と思い歩いてみるともう一つ「城跡」がありました。看板には「小城」と記載され、城山山頂に比べると小規模ですが山頂がフラットで、尾根を削り掘り割りが造られていました。

 しかし、ここから先は全く目印も無く、途中は風倒木で右往左往し時間を取られてしまいました。右は竹藪、左は風倒木&藪こぎ状態でなんとか風倒木の合間を縫うように脱出しました。ここを抜けた後は急登ですが比較的歩き易い里山です。途中、右側に尾根らいしい地形だったのでコースを右に振りその後は尾根を直登しました。地図では崖の印がついていますが岩の間を登ることができます。概ね上がり着いたところに西を向いた壊れかけた祠がありましたが、由来の手がかりになるようなものは余りありませんでした。

 そこから山頂方面に向かって歩いていくと窪地状になっている場所があり、水が溜まっていてしかも水が流れていて、カエルの卵が産みつけられていました。そんなことから水が絶えることが無いように感じられました。その上この周辺は何とも言えず綺麗な雑木林の林床地帯で、今まで市内の低山を歩いてきましたが、こんな場所は初めてでした。もう少し暖かくなり木々が芽吹く頃にもう一度訪れておきたい場所です。

 ここから、尾根を最高部に向かって歩いていくと途中で町村部境で良く見る石柱があり、国土調査が入った形跡もあり地図上の旧町村境になると歩きやすくなります。ただ、途中数カ所で藪に遮断される場所があるので、ここは思い切って突っ込んで下さい。山頂と思われる場所はやや広場になっていますが、看板もなにもありません。旧安心院町境方面に降ってみようかとも思いましたが、今回はルートの検証&確定もあり来た道を戻り目印を付けながら降りました。

 城山から小城までは比較的しっかりしているので問題ありませんが、その先は風倒木で状況によってかなり所要時間が異なるので時間に余裕を持って登ることをお勧めします。
 
 全所要時間 4時間30分(赤テープ巻、風倒木との格闘等々含む)  登った高さ 500m  歩いた距離 6.7km
 (H20.3.20)

【続報 H20.4.19】
 前回、友形山に登った後、前回御一緒するはずだった地元の方と再度友形山に登りました。今回は友形山へ直登するルートを捜すため地吉付近(通称「泣き別れ」)に車をデポして「縦走」することとしました。前回、登った時に赤テープを貼ったことと御一緒された方も事前に登り整備したこともあり友形山までは、スムーズに登ることができ、友形山までなら、どなたもほぼ迷わずに登ることができると思います。

 今回の最大の目的は友形山から地吉への下りです。

ア  ク  セ  ス
@県道10号線をメルクス前の信号機を南側に入り矢部方面に3kmほど進み、右折します。(画像1,2)。
A右折し田んぼの中の道(青色のライン)を進むと白い倉庫が見えるのでそれを目がけて山方面に向かいます(画像4)。
B倉庫の直前まで舗装ですが、右折すると未舗装となり、100mほど行くと右側にやや広い場所がありここに駐車します。これより奥は道も狭いし駐車スペースもほとんどありません。
C駐車場所から5分程歩くと左側に赤テープを巻いた木がありここから山に入ります。

よっちゃんの独断と偏見きわまるルート評価
 総合評価 登山道 標識 山道展望 山頂
展望
自然 被写体 体力 携帯 GPS 駐車場 ロープ
テープ
不要
    ※1 標識は城山までは問題ありませんが、小城から友形山までは全く有りませんでした。
    ※2 総合評価の4は友形山(特に、池の周辺)を含めての評価です。城山だけでも「4」でも良いと思います




 本日のタイムテーブル(移動時間のみ)
出発地点    到着地点 所要時間
(分)
2.駐車地点 3.登山口
3.登山口   城山山頂 30
  城山山頂 5.小城 20
5.小城 6.風倒木 10
6.風倒木 7.ほこら 40
7.ほこら 8.友形山山頂 30
       合 計 135
 ※1.風倒木地点でうろうろした時間は省略しています。

 ※2.マス目は約縦300m、横250m

 ※3.青いラインは車で移動した部分です。

 ※4.当日の実際の所要時間
      登り 2時間30分
      下り 2時間

 ※5.登った高さ 500m 歩いた距離 6.7km 
 






 (1)
 矢部地区から右折する場所です。
 


 (2)
 右折後、地図の青いラインに沿って山に向かうと白い倉庫が見えます。

 

(3)
 水色が城山、黄色が友形山です


  (4)
 「地点1」の白い倉庫で突き当たって右折します。



 (5)
 「地点2」の駐車場所です。この先は車で行くより歩いた方が無難です。



 (6)
 途中、コンクリ舗装もありますが急登で滑りやすいので注意しましょう。

 (7)
  登山口付近。作業道を造っているようで左側に赤テープを巻いていて、登山口を示しています。



 (8)
 最初は杉林で右側の自然林方面に登っていくとしっかりと目印が付けられています。

 (9)
 概ね、こんな感じの登山道で時折、藪こぎ有りです。



 (10)
 同じく登山道の様子です。

 (11)
 岩場が出てくると間もなく山頂で急登です。



 (12)
 ほぼ、山頂。城跡の石垣があります。
 ここから山頂は西へ70m程度です。

 (13)
 三角点と看板が設置されています。




 (14)
 城山から15分程で「地点5」の小城です。
 ここまでは、あまり問題なく行けると思います。



 (15)
 途中の縦走路の様子。
 まずまず歩くことができますが、途中、風倒木で右往左往する場所があります。



 (16)
 山頂が近くなると岩場となり、木々の合間から下界が見えます。



 (17)
 「地点7」 友形山の西の肩に傾いた祠があります。



 (18)
 ほこらの少し奥の小池と綺麗な雑木林
 写真では雰囲気が伝わりませんが、良い場所です。



 (19)
 こんな場所も・・・



 (20)
 しばらく山頂方面に歩くと、杉林となり旧町村境の石柱が出てきて、このあたりから杉林となります。
 石柱伝いに歩けば山頂に着きますが、途中数カ所で藪こぎとなります。



 (21)
 「地点8」 友形山山頂。少し広くなっています。




 (22)
 GPS画面