乙村岳・宇佐市の奥の里山

 新年となり、そろそろ里山低山を歩くには良い季節となったなぁ、と感じていました。本当のところ由布岳がかなり白くなっているとの情報を聞き、早めに起きて久々お鉢でも歩こうかなぁと思っていましたが、天気予報は曇り。あまり気合いが入らないまま布団に入ったこともあり結局目が覚めたのが8時過ぎ、てれてれしているとあっという間に9時過ぎ。しかも天気は予報とは異なり結構良い天気・・・
 そこで、以前から地元新聞でも紹介された宇佐市内の乙村岳に登ることとしました。新聞記事の紹介と以前から想定していたルートが一致していたので、あとは登山口さえ解ればと思い車を進めると、蒲鉾板くらいの白い板に「乙村岳 登山口」と書かれた看板が下がっており、案外早く見つかりました。

 ここで、しばらく準備をしていると上の方から車が来て、「仙岩山の登山口を捜しているのですが・・・」と言いながら、参考にしているペーパーを見せて頂くと、なんと自分のHPを印刷した物でした。思わず「これ自分のHPです」「よっちゃですか〜」としばし登山口や山の様子について説明しました。乙村岳下山後、仙岩山の登山口に言ってみると先程の車が止まっていました。

 登山口を出発するとすぐに右側に空き家がありこれを過ぎると、石垣にそって折り返すように道が登っていきます。道はしばらくは明瞭で、数分もするとお墓があります。お墓と言っても明治、大正時代のもので一見はお墓に見えず、その当時のお墓の作りが観察でき興味深くも感じました。合掌。
 お墓のところで右折すると自然林と杉の中を赤テープをたよりに登っていきます。大体25分程度で尾根に上がります。尾根から右折するように竹と杉の中に入っていきます。乙村岳で最も歩きにくい場所ですが、まぁ、なんとかなる程度の藪です。なお、赤テープがやや少なかったので極力、捜さないで良い位に補強しておきました。

 しばし、竹藪で格闘した後は急登です。里山ですので当然の事ながら直登で木に掴まりながら、足を滑らせながらなんとか山頂へ向かいます。山頂までちょうど1時間ですが、赤テープを補強しながらの歩きですので、もう少し早く登ることができると思います。山頂は木に囲まれ眺望は望めませんが木々の合間から近くの山が見えます。また、比較的フラットでまずまずの広さはあります。また、山頂の南面にも少し古い赤テープが付けられていて別ルートがあるようです。

 下山後、少し時間があったので近くの山の登山口を捜していると、谷沿いで少し河原が広い場所があったので、結構雰囲気が良いなぁ、と思って河原を歩いていると、次の瞬間腰までハマってしまいました。なんと、泥が堆積してたらしくて底なし沼状態となり、脱出するまでしばし泥と格闘し、久々に焦ってしまいました。しかも、脱出後も泥臭いし、帰る途中の川で洗濯しました。皆さん河原に降りる時は気を付けましょう・・・(H20.1.14)

 全所要時間 120分(赤テープ巻き含む)  登った高さ 200m  歩いた距離 1.6km

ア  ク  セ  ス
・県道44号線を宇佐市から中津市耶馬渓町方面に向かう途中、「上麻生」と書かれた木の看板に従って、左折します(画像1,2)。
・約3kmで「麻生」バス停を過ぎT字路となり、ここを右折(画像3)、さらに600mほど行くと右折します(画像4)。
・右折後、1kmほどいくと左に川、右には鋭角に登っていく道がありここが登山口となります(画像5、6)。

よっちゃんの独断と偏見きわまるルート評価
総合評価 登山道 標識 山道展望 山頂
展望
自然 被写体 体力 携帯 GPS 駐車場 ロープ
テープ
2〜3 1〜2 不要
    
赤いライン=登山道、緑のライン=車道(画像5、6)
地図上ではクロスしていますが、実際はクロスしていません。

本日のタイムテーブル(移動時間のみ)
出発地点    到着地点 所要時間
(分)
1.登山口 4.尾根 25
4.尾根 5.山頂 30
   登った高さ  200m位
   歩いた距離  1.6km 


(1)
 2車線が県道44号線で耶馬渓方面に進むとこんな風に見えます。このY字路を左折します。


 (2)
 (1)の○内のアップ。


 

(3)
 (1)で左折後、麻生小学校跡などを見ながら約3km地点です。ここを右折します。


  (4)
 (3)で右折後、600m程登り右折します。



 (5)
 (4)で右折後1kmで登山口となる場所に着きます。画像はUターンした後、駐車したところです。



 (6)
 (5)を反対から眺めたところ。矢印の方向に登っていきます。駐車スペースは路肩の広い場所で・・・


 (7)
  地点2。登り始めてすぐに廃屋があります。



 (8)
 (7)廃屋を通過してすぐ、鋭角に石垣添いに登っていきます。数分も歩くと明治〜大正時代の墓地があり、自然林と杉林の中を登っていきます。

 (9)
 地点4の尾根。概ね自然林です。踏み後は原則不明瞭です。



 (10)
 尾根にはこんな杭も。

 (11)
 尾根の竹林と格闘した後は急登です。



 (12)
 山頂。木々に囲まれてあまり眺望に恵まれません。

 (13)
 三角点




 (14)
 山頂からの眺望ですが、こんな感じです。

(15)一番左のピークが乙村岳です。