この山は調べてみるとかなり歴史的に価値の高い山であることがわかります。実際にこの山の山頂付近から木簡が発見されています。幾つかのHPを読んでみると宇佐神宮の神様は最初、宇佐郡辛国宇豆高島(これが稲積山らしい)に天から降りてきてそれから大和、紀伊、吉備の国そして最後に宇佐群馬城嶺に現れ数社を移った後に現在の宇佐神宮に落ち着いた、というのがその筋の定説となっているようです。 山容は国道10号線から見ると端正な円錐型で直ぐわかります。案内板には「宇佐富士」と書かれてあり「確かに!」といったところです。標高は406mと高い山ではありませんが登りたくなる山ではあります。ただし、南側は採石場となっており山頂の南側は崖っぷちになっています。 登山道ですがつい最近整備されたようです。里山登山道の特徴と思いますが、ほぼ山頂に向かって直登です。また、整備していると言っても道案内の看板と目印のビニルテープがある程度で、いつも綺麗な道を歩き慣れている方にとっては藪こぎ登山に近いものがあります。場所によっては迷いやすい場所もあるので注意しましょう。とはいっても里山としては整備されているほうだと思います。 登山道からあまり景色は見えませんが、主に自然林の中の登山道で途中の岩場によじ登れば宇佐平野が良く見えます。山頂の南側は開けていて石楠花で有名な鹿嵐山、石山、高山、八面山、由布岳、鶴見岳が良く見えます。 山頂には石板があり10名程度ならゆっくり座るスペースがあります。 |
ア ク セ ス |
・国道10号線の法鏡寺交差点を南(院内町方面)に向かいます。 ・しばらくすると右側にローソンのある交差点(信号機有)を右折し、麦焼酎「いいちこ」で有名な三和酒類の工場の前を通過します。 ・最初の信号機を左折して1kmほど行くと左側に仏像が見えます。道路脇に5台程度の駐車スペースがあるのでここに停めて歩くのがベターです。 |
総合評価 | 登山道 | 標識 | 山道展望 | 山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤 テープ |
4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 2 | ?4 | 4 | 3 | 不要 | 4 |
※ロープは不要としていますが下りは結構急な場所もあり、ロープがあった方が良いかなぁ、と思われる場所もあります |
(1) 画面右側の円錐形の山が稲積山。道路は四日市〜耶馬渓道路です。 |
(2) 道路左側上に手作り観音像があり、その下に車を止めるスペースがあります。 ここに車を止めて左側の道を進みます。 バス停があり「木ノ内」です。 |
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(3) 300m程歩くと右に入る道があります。木には小さい看板が結びつけられています。 |
(4) 結びつけられている看板です。 |
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(5) (3)の入り口から100mほど歩くと、立派な標柱が立っていて、右に入ります。 |
(6) 登り始めの登山道の様子です。 |
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(7) しばらく歩くと杉山に沿って歩き、次に竹林、自然林の順です。目印を見落とさないようにしましょう。 |
(8) 都合3箇所ほどこのような看板が立っております。 |
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(9) 次第に頭の上が明るくなり岩場が出てきます。 |
(10) 途中の登山道の様子です。決して歩きやすいとは言えませんが、目印などを整備された方々には感謝です。 |
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(11) 山頂近くは自然林の中を歩きます。 |
(12) 山頂です。 |
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(13) 山頂は10名程度ゆっくり座ることができます。 しかし、ここに宇佐神宮の八幡様が降り立ったと考えるとちょっと感慨深いですねぇ |
(14) 山頂から見える山々。左から鬼落山、石井山、高山で奥が鹿嵐山です。 |
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(15) 途中の岩場によじ登って見えた豊前海方面。 |
(16) 上の画像の高山から見た稲積山。見てのとおり採石場となっています。山頂付近まで削っています。 |
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出発地点 | 到着地点 | 所要時間 (分) |
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登山口 | → | 山頂 | 60 |
記録を取りながらの所要時間です。何も考えずに登ると45分位で登れると思います。 登った高さ 400m位 歩いた距離 3.4km |