そろそろ、宇佐市30山をなんとかしなければ、ということでも無いのですが、涼しいうちにもう少し掘り起こしておこうということ、せめて高い山ぐらいは登っておこうと思い立ち、この日は人見岳の他に宇佐市最高峰立石山(1070m)に登りました。ただ、残念なことに登り口が宇佐市ではなく玖珠町からということですが、寒水川を沢登りする気にもはしないので、普通に登ることができる道から人見岳と鈴ヶ塚山をセットで登りました。 登り口は特に看板があるわけでなく、地図とGPSと山を見ながら、ちょうど尾根方面に植林されていない岩盤状の場所があったのでここから取り付きました。上を見上げると殆ど遮る物が無く空が見え、尾根が近づいてくると尾根にある松の木が目印よろしく立っていて、往復ともこの松の木が良い目印となります。 尾根までは急登ですが障害物も無く15分程で尾根に上がり、その後人見岳の三角点がある山頂をめざしました。道は杉林と雑木林の両方に微妙に赤テープの痕跡がありますが、基本的には杉林側を歩いた方が楽です。山頂に近づくと山頂の周辺が岩に囲まれていて、岩の合間を木に掴まりながらの登りで、少々手こずるかもしれません。岩の間を登ると周囲は木に囲まれた山頂ですが、南東側に日出生台方面が開けた露岩に出ます。少し景色を楽しんだら元来た道を戻ります。 一本松まで戻ると日出生台演習場を眺めながら今度は877mのピークを目指します。一度、下りますが下るときは植林の端を、登り始めると左側の雑木林に逃げ込んだ方が楽かもしれませんがそこは各自の判断で。877mのピークには三角点は無く、「陸軍所轄」の石柱が立っています。 ここまでで止めようかなぁ、と思いましたが、天気も良く比較的涼しかったので、このまま鈴ヶ塚山を目指しました。ここも雑木林と植林の間の茅の合間を歩きましたが、ここは雑木林の中の方が楽かもしれません。一度、鞍部に下ってからは杉林も大きくなっているので杉林、雑木林のどちらを歩いても歩きやすいですが、鈴ヶ塚山への登りは雑木林の方が爽快です。 山頂は周辺で一番高い所です。でもって林の中を見ると同じく「陸軍所轄」の石柱がありどうやらここがピークのようです。GPSと山の山頂マークは少しずれているのですが、近くまで行くと本当の藪でどうにもうにもならない状態だったので、石柱を山頂ということとしました。 全体として景色の良い縦走路で、思った程の藪こぎはありませんでした。また、雑木林の下もうまく逃げ込めば快適で特に、人見岳東ピークから鈴ヶ塚山の間は良好です。ただ、登った日は自衛隊の射撃訓練でドッカンドッカンと地響きするような音に慣れるのに少し難儀しました。(H19.5.13) 全所要時間 140分(休憩含む) 登った高さ 270m 歩いた距離 3.5km |
ア ク セ ス |
・湯布院から県道50号を安心院方面(北)に上がり深見ダム堰堤方面(西)に県道679号へ左折。その後、左側に日出生ダムを見て、院内方面に抜ける県道409号(北)へ。峠付近にさしかかると左側に△の看板のある林道との交差点がありここを右折(東進)します。 ・林道は良い道とは言えませんので車高の低い車は運転に注意しましょう。 ・林道を右折後約1.9km付近に左(山)側に砂防ダムがありこの辺りが少し広くなっていて駐車適地で5台はゆっくり止めることができます。自分はこの上まで行きましたが、方向転換や脱出するのに難儀しますので、ここがお勧めです。 ・帰りにY字路に遭遇しますがここは右(登るイメージ)です。左についつい下ってしまいますが、行き止まりです。 |
総合評価 | 登山道 | 標識 | 山道展望 | 山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤 テープ |
4 | 3 | 2 | 3 | 2 | 3 | 4 | 2 | 5 | 4 | 3 | 不要 | 3 |
出発地点 | 到着地点 | 所要時間 (分) |
|
登山口 | → | 2.松の木 | 15 |
2.松の木 | → | 3.人見岳・西峰 | 15 |
3.人見岳・西峰 | → | 4.人見岳・東峰 | 25 |
4.人見岳・東峰 | → | 5.鈴ヶ塚山 | 20 |
登った高さ 270m 歩いた距離 3.5km 全所要時間 140分 |
(1) 県道409号から林道入り口。日出生台側から登ってくると左側に△看板が立っています。 |
(2) 途中には杉の名前を書いた看板が立っていて、良く見ると杉の品種名を書いていて、比較試験をしているようです。 |
|
(3) 今回、登山口とした所。ここだけは杉等の植林が無く、石積みで階段状になっていて、(4)のように尾根方面が見通せます。 |
(4) (3)の登り口を正面から見上げた所で濡れていなければ、岩場を直登した方が楽かもしれません。 |
|
(5) 目印は松の木(2地点)。周辺にはほとんど木が無いので何かにつけよく目立ちます。 |
(6) 松の木から見下ろしたところです。 |
|
(7) 目印は良く探すとありますが、かなり古くなっています。画像のように人見岳へは、雑木林より杉林の方が歩きやすいです。 |
(8) 山頂手前・・・ |
|
(9) 人見岳東峰からみた三角点のあるピーク。うまく岩の間をすり抜けて登らなければなりません。 |
(10) 山頂は木に阻まれ何も見えません。 |
|
(11) 山頂から少し南東側に露岩があり由布岳や福万山方面が見えます。 |
(12) 人見岳東峰を尾根から見たで植林と雑木林の間を登っていきました。 時折、赤テープもあったりします。 |
|
(13) 多分山頂と思われる、陸軍所轄の石柱。地図の4地点 |
(14) 鈴ヶ塚山途中の雑木林。気持ちよく歩ける場所でもあり、帰りはわざと雑木林の下を歩いたこともありGPSの軌跡が往復でずれています。 |
|
(15) 周辺が植林や雑木に囲まれた鈴ヶ塚山山頂と思われる地点。地図の5地点。 |
(16) 石柱のアップ |
|
(17) 石柱の位置を示すGPS。map sourceの示す山頂と少しずれていますが、どう見てもここが山頂です。 |
(18) 帰りも参考にした松の木。でも、たどり着くと別の木でした。 |
|
松の木(2地点)から眺望する日出生台演習場と福万山。 本日は射撃訓練中でした。 |