祖母山(2014.12.14)

【長い前置き】
 
祖母傾山系の地図を眺めると、幾つかルートが見えてきます。その内の一つは先日レポした白水から前障子に至るルート。一番は、烏嶽から倉木山を経て、前障子岩に至るルートです。

 気になっていた前障子岩への取り付きは、前回クリアしたので、後は、このロングルートを歩くのみです。
 でも、地図を見る度に躊躇する距離の長さで、前回、白水から登るルートの途中で眺めた、長〜い尾根を確認し、益々腰が重くなるばかりです。

 ご存知(でないかも知れない・・・)のとおり、ルートを紹介する際は、原則ピストンすることにしています。前回のように別ルート(または逃げ場)があると、根性無しとしては、ついつい一方通行になります。
 今回のルートは、倉木山で大規模林道へ逃げることも可能ですが、倉木山まで来れば、ピストンするしかないし、単独行の場合、逃げ道がありません。
 
 「日が長くなったら歩こう」と、思っていたら、もうすぐ6月。日は長くなり、ついでに暑くなりました。世間は、良くも悪くもミヤマキリシマで賑わっている昨今、1,000m以下の区間が長いので、少しでも早い時間から登らないと、辛い時間が長くなり、歩くなら今! と決めた日。

 雨は朝の内に止み、9時過ぎには陽が差す天気予報を期待するも、登っている間はずーっと霧雨とガス。しかも、木を掴むと一気に超局地的土砂降りです。
 後になって考えると、ずーっと先の景色が見えていたら諦めたかも・・・。下山途中で、回復する天気の向こうに見えた前障子の坊主頭を確認して感じたところです。

 途中の休憩時間を入れ、約12時間近く掛かりました。雨で足が滑りやすく、慎重歩いたせいか、でも、普通でもこの位かもしれません。長い休憩時間は、前障子岩山頂と下山途中、お湯を沸かした時で、それでも20分で切り上げての行動時間です。

 烏嶽までは過去のレポ(2009年6月)もありますが、烏嶽までで大きく変わったのは、最初のスギ林の中は作業道が開削されていました。また、当時駐車したスペースも草が茂り、500m程下った所に神社があったの、ここに停めさせて頂きました。

 5時過ぎ、準備していると地元の方が神社に乗り付け、
 「今から、何処に行くんかえ〜」、「そこの烏嶽に登ります。」
 登山口から少し離れているので、一瞬「?」、すぐさま「どこから来たんかえ〜」
 「県北からです〜」、「へぇ〜 (物好きやな〜)」
 「車を停めちょって良いすか〜?」、「良いで〜」みたいな会話の後、
 「鍵をちゃんと掛けたかえ?」、「はーい、ありがとうございまーす」 m(_ _)m

【本題】
 烏嶽から先。
 至る所で岩場が現れ、何処をどうルートを取るかは各自の判断になります。途中、テラスのような展望台もあったりして、天気が良いと、ついついのんびりして先に進めなかったかもしれません。途中、フィックスロープで迂回する岩場もあり、特に、雨で滑りやすかったので慎重に通過しました。
 乾いている時は、グリップが効きそうな岩で、下山するときは登りほど難儀しませんでした。

 岩場と新緑を途中の三角点(4等、点名:宮尾)まで楽しむと、ここから先、倉木山までは普通の杉林です。
 途中から尾根に沿って作業道が造られ、登るときは杉林の中を尾根の中を歩きましたが、下山時は途中まで作業道を利用しました。この作業道の終点から倉木山の最後の急登です。目印らしいテープもありますが、特に定まったルートも無いようなので、山頂まで適当に歩くと杉林の中のフラットな山頂に到着です。

 ここから、ちょっと歩くと自然林に変わり、倉木山の少し先、岩場を下る箇所があり、ルート取りが分かり難い岩場でしたが、ここを除くと厳しい岩場は、ほとんど無く、ガスに煙る新緑を眺めながらの登りになります。結構好きな尾根道です。
 途中からブナやナラ等(これしか知らない(^^;))に変わり、足下は、すでに枯れてしまったスズタケで、歩くとパキパキ折れる音がします。ここまで来ると間もなく、白水ルートとの合流点で二股になった赤松が目印になります。

 ここから、先は前回の白水ルートのレポのとおりですが、少し修正があります。
 前障子岩の山頂直下の△窓の岩は、通過せず、この手前から草木に掴まり山頂に登っていくのが、一応、本来のルートのようです。

 さて、山頂直下を含め、このルートを引き返すことを想像すると、気が重くなります。
 山頂に着いて、先端に行ってもガスは晴れず長居は無用と、いよいよ下山開始。想像していたほど手こずる事も無く、障子岩山頂を下り、本日のルートを黙々と折り返し歩きます。

 注意点として、前回は別ルートを下ったので間違いやすいコースとは分かりませんでしたが、踏み跡が弱く、景色も似ているので覚えているだけで、4回コースアウトしました。恥ずかしながら、地図にも「×」で示した通りです。先人が巻いたテーピングの目印に加え、要所に赤テープを巻きましたが、それでも見落としてしまいました。出来ればGPSを持参した方が安心です。

 倉木山を過ぎた辺りから、次第に天候は回復し、景色も見え始めました。下界では田んぼに水が張られ田植えの準備も進んでいます。登りにほとんど写真を撮らなかった分、帰りにレポ用の写真も含め、振り返りながらの撮影、途中の展望台では短時間ながら、高度感を満喫できました。それにしても、久々に峰入りした気分を味わえたコースでした。

【雑記】
 初体験。合流点に着いて間もなくの頃、ガスの向こう側から「メキメキ〜、グワッサ〜」と一瞬、雷の様な音が山中に鳴り響きました。恐らく、雨の重さで耐えかねた大木が倒れる音です。山中では倒木は見掛けるも、倒れる音は初めてでした。

 約12時間の山歩きの後、着替えていると、足がチクチク。見るとブトが・・・計10箇所程度被害に遭い、特に右足のくるぶしは、がっつり腫れ上がっています。
  

   【地図はこちらから  歩いた距離 19.6km  登った高さ 1,800m位

  







 (1)地図「0.神社」
今回はここに車を停めさせて頂きましたm(_ _)m









(2)地図「1.登山口」
ここでも車を停められそうでしたが、側溝のふたが狭いので止めました。

 (3)登山口を入り振り返ったところ(下山時)。




 (4)作業道が作られ、伐採された杉が横に積まれています。

(5)ここは右。間もなく登山道です。





(6)地図「2.烏嶽」

(7)間もなく地図「4.展望良好テラス」に着きます。
行きはガスの中で、なーんも見えませんでした。

 


 (8)下山時は気持ち良い新緑の下の歩きです。

 (9)でも、こんな場所も。右は結構落ちています。




(10)地図「4.展望良好テラス」





(10)から眺めた眺望。今度はゆっくり、まったりしたい場所です。






(11)同じく、烏嶽の景。






(12)地図「5.ロープ設置」
右側は岩峰になっていて、歩けそうですが、
素人は向こう側には降りられません。



(13)こんな景色の中を黙々と歩いて行きます。






(14)地図「6.材木岩」
なかなか立派な材木岩。
どこかにスイッチがあって押すと飛んでいきそう・・・

(15)地図「7.展望良好」
 下界は田植えの準備真っ盛りです。




(16)尾根歩きも気持ち良い〜

 (17)地図「9.三角点」
地味〜な場所ですが、休憩には良かったです。






 (18)地図「10.作業道終点」手前
この景色になると間もなく作業道が終わり、
急登になります。

 (19)こんな感じ。





 (20)地図「11.倉木山」
周囲は杉に囲まれた山頂です。
久々におんせん県豆絞り登場!



(21)地図「12.岩場・要注意」
この前後は少し難儀しました。






(22)地図「13.岩屋」
雨宿り出来そうな場所で、この上も通過できそうでした。






(23)地図「14.補点」
三角点並みの扱いです。



 (24)何とも言えない、気持ち良い尾根道が続きます。





 (25)地図「15.展望良」
ここだけ開けていました。





(26)地図「16.岩ピーク」
標高点996m地点です。まだ、1,000m以下です・・・





(27)地図「17.ブナ」
※尾根の右側にあり、目立ちました。
もうちょいで白水ルートとの合流点です。





(28)地図「18.合流点」
目印になる二叉の赤松。もう一踏ん張りです。
※写真は前回のを流用。





(29)前回の写真ですが、やっぱ長い〜





(30)前障子岩山頂直下の△窓。
窓を通過せず、手前を左側に登るのが正解のようです。





(31)前障子岩山頂。




(32)山頂の先っぽから。何も見えん(-_-;)





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