今年も残すところ3日。昨日は嫁さんと映画鑑賞だったので後の大掃除、餅つきといった定番の行事をこなすには今日がリミットということで、登る山は祖母山に決めていましたが、問題はどこから登るか。 祖母傾最新情報によれば、今年は数年前の大雪に匹敵する雪模様とか・・・最初は男らしく黒金尾根からなんて考えましたが、数年前の記憶がそれを引き留めると同時に、そう言えば数年前の大雪の時は国観峠で腰辺りまで雪があり、小屋までたどり着けなかった、と小屋番さんが言っていたのを思い出し、確かに積雪量は北西斜面になる北谷や神原ルートの方が多いはず。 それなら、今回はこちらで撃沈してみようと思い、神原ルートから登ることにしました。 5時過ぎに駐車場に着くとすでに1台。前夜から来てまだ出発前のようです。自分はぼちぼち準備をし6時頃出立。事前の情報もあったのでアイゼンに加え、未だ活躍したことがないワカン(アルミ製)を持参です。雪も予想どおり比較的早い段階から見え始め、5合目小屋から先は踏みしめられた雪がずーっと残り、沢を渡り尾根に取り付くと一気に雪の量が増えた感じです。と言っても先行者がいたこと、かなり雪がクラスト化していてむしろアイゼンが効いて丁度いい感じの雪の状態です。 特に、それを感じたのは国観峠で恐らく積雪は50〜60cm程度あると思いますが、表面が固くほとんど沈みません。草むらのある箇所で少しアイゼンで掘ってみると膝あたりまで落ち込むことが出来ました。その後も、特に雪の抵抗に遭うことも無く日頃と変わらない位の時間で山頂に着くことが出来ました。山頂もかなりの雪で自分の記憶の中で三角点が隠れているの初めてだったように思います。ただ、黒金尾根からは足跡が無くこちらはまだ未踏のようで、次回はこちらからと、少し下ってみるとこちらもかなりクラスト化しておりましたが、下のハシゴ場がちと不安・・・ 思ったより早く山頂に着くと、ガスが適当に切れ樹氷、積雪、青い空に白い雲といい感じの景色を見せてくれます。ただし、障子岳や大障子岩方面はすっきり晴れそうにありません。しばらく山頂で遊んでいると一人登ってこられたので少しお話をすると、東京から、といっても佐賀が故郷なので里帰りのついでに登ったそうです。 あまり、天気も回復する様子も無かったので、1時間の滞在ののち下山開始。途中は、樹氷を見上げながらのんびり下り、今年の一年を締めくくりました。 今年も飽きもせず祖母山系を中心にうろうろしました。来年もその路線からあまり変わらない様な気がしますが、どーなることやら。今年一年、ご一緒に歩いたり山で遭遇した皆様、当HPにご訪問頂いた方々、掲示板に書き込んで頂いた皆様、多くの皆さんのおかげで充実した山生活を送ることができました。この場を借りて御礼申し上げると共に皆々様も良い年をお迎えください。 |
(1)かなりの積雪でしたが圧雪状態で比較的楽に登れました。 (2)振り返ると木々の合間からくじゅう連山が見えていました。 |
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(3)国観峠。この時点で山頂方面は怪しい雲行き・・・ |
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(4)雪は深そうですがクラスト化して雪に沈みません。 |
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(5)次第に雪が深くなりつつあります。 |
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(6)少し開けた場所から山頂方面。少し晴れつつあります。 |
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(7)定番の9合目の景色。 |
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(8)見渡す限り樹氷の華。 |
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(9)さらに雪が深くなり、昼間でも雪女が出てきそうな雰囲気でした。 |
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(10)山頂直前 |
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(11)山頂。 |
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(12)くじゅう。大船山もいい感じで白くなっています。 |
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(13)全然、沈みません。 |
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(14)黒金尾根方面に少し下って見上げてみました。 |
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(15)下山途中も上ばかり見て歩いていました。 |
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(16)同じく。 |
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(17)間もなく国観峠。 |
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(18)振り返って祖母山頂方面。 |
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(19)トレース。 |
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(21)枯れ沢 |
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(22)5合目小屋。 |
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(25)今年も「おおいた山日記」をご愛顧頂きありがとうございました。 皆様のご多幸をお祈りすると共に、来年もよろしくお願いします。 |
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