何も無い傾山へ・・・   

 今年はまじめに祖母山系の紅葉観察をしてみようと思い、先週末はテントを持参で祖母山周辺を山馬鹿さんと歩きましtが、標高の高い場所はすでに終了、と判断。ならば、と官行コースの森はどーよ?と思い立ち、官行コース、三つ坊主経由で傾山に登ってきました。

 毎度、官行ルートに登る際、登山口まで県道から林道を約6kmほど走りますが、この林道がなかなかのダートと言いますか、9月に来た時は落石があちこちあり、今回も途中下車して石を動かす覚悟はしていましたが以外と整備されておりました。というのも登山道を歩いていると支流の沢から土石流が流入した形跡があったので想像するに9月の台風で荒れたため整備したのでは、と思いました。

 お気に入りの森は少し紅葉には早かったものの、次第に色つき始めた木もあります。登る際はとりあえずガシガシ登り、下りはのんびり下るということで、紅葉の箇所を確認しながら登っていきます。一番、紅葉が綺麗だったのは三つ尾から坊主尾根分岐付近まででした。この先、山頂までは登山道脇はかなり落葉していましたが、谷を見下ろすと赤、黄、緑が入れ混じり綺麗・・・

 山頂に10時前に到着。対岸の久住山系は晴れているのですが、祖母山系は雲の下です。次第に、晴れ間が祖母山系に向かいつつあったので、日帰り縦走以来ツボにはまっているバナナを食べコーヒーを飲みながら晴れ間が到着するのを待ちます。
 山頂に着いて1時間ほどすると晴れ間が祖母山系にも訪れ、山頂直下の綺麗な紅葉を眺めることができました。中腹の広い範囲が金襴緞子になるのは来週あたりかもしれません。

 山頂でまったりした後は日差しを受けて輝く紅葉を見上げながら、パチパチしながら下っていきます。今回のもう一つの目的は綺麗な森だなぁ、と思いつつあまり定点に落ち着いたことがなかったので、長らく放置してあった丼兵衞(カップうどん)があったので、これを食べながらしばし森を楽しむことでした。

 改めて、お湯を沸かそうとそして感じたのは意外と傾斜があり、お湯を沸かすのに持って来いの場所を探すのにちょっと手間取りましたが、その後は、予定通り。かつお出汁が効いたうどんをすすりながら森を見上げ、仕上げにキャラメルマキアートを飲み、今回の最終目的を達成することができました。

 秋のドラマで始まった「ゴーイング・マイホーム」、現代版のドラマですが、来週は「クーナ(森のこびとで元キャラはノーム)」が登場(予定)です。思わず、この森ならいるんじゃないと、枯れ木の穴を覗いてみたり・・・その横で、鹿の鳴き声が森の中を響き渡っていました。

 繰り返しになりますがこのあたりの紅葉は、もう少し先が見頃と感じましたが、個々の木によってはいい感じの色づき、あるいは色づき始めていて、それはそれで一色に染まった紅葉とは違った味わいがありました。

  






 (1)最初の徒渉点の真ん前にある木。
てっぺん付近が赤くなり始めています。





 (2)お気に入りの森のお気に入りのブナの黄葉
 






 (3)三尾手前の尾根





 (4)山頂より





(5)山頂より





 (6)極力、先端まで行ってのぞき込んだ谷の紅葉
 




 (7)久住山系、由布岳も良く見えていました。





 (8)下りながら綺麗な赤をパチリ





 (9)同上





 (10)チムニー手前。
チムニーは現在通行止めになっています。
掛けられていたロープも撤去されていました。






 (11)





(12)同上の綺麗な箇所をUP





(13)官行コース方面の森





(14)水場コースと坊主コースとの合流付近にて





(15)





(16)登山道に沿って緑の中に紅葉が点在して、これはこれでなかなか綺麗。





(17)同上





(17)森の中にて。





(18)本格的な紅葉までもう少し





(19)色づき始め。