何も無い傾山へ・・・   

 傾山には宮崎県境の杉が越コースを含め大分県側から6ルートあります。その中でも一番好きなコースかもしれません。特に、三尾手前の森は何度歩いても飽きのこない気持ちよい自然林です。とはいえ、これまで緑の無い晩秋か早春にしか歩いたことが無かったのでいつか、緑のある季節にと思っていましたが、今年も今週になり朝晩足早に秋の気配を感じつつあったので、ちと天気も気になるところではありましたが、本日歩いてきました。

 昨日から東北大震災の特集をやってたので、何だかな〜、と思っていたら本日は関東大震災が発生した「防災の日」だったんですね・・・。昨晩のフィリピン沖の地震による津波注意報にはあまりのタイミングの良さにびっくりしましたが。
 ラジオを聞きながら東北大震災の事例を聞きながら、改めて如何に避難するか、何から避難するか、誤解を招かずに言うなら人の事は考えず(みんなも避難しているから)とにかく自分の命を守れ、と。

 なんて、話を聞きながら川を数回徒渉しながら歩いていくと大好きな森へ。今回、最初は水量が多いのかな〜、と思ってましたが、この時期はこの位の水量なのかもしれません。登る時は靴が濡れると足の中が蒸れるので慎重に渉りましたが下山時は案の定、川にはまってしまいました。

 先々週、大崩山の苔むしたもちだ谷を歩きましたが、こちらは石が多いのですが苔の量は少なくストーンズを思い出したついでに、還暦過ぎてもやんちゃに真面目に頑張ってるミックジャガーや泉谷しげるが頭の中で歌ってました。そして、谷をとりまく木々は最高に緑を貯めて谷を覆っていました。もう少し、早く歩きたかったし来年は新緑の時期に歩きたいと感じたところです。でも、今回もトレーニング仕様三坊主経由で山頂までいくと結構難儀なコースでもありました。

 山頂ではガスで景色は見えませんでしたが、少し肌寒さを感じる涼しい風が吹きその中でコーヒーを沸かし、キャラメルマキアートを飲み、前回賞味期限切れで悲しい思いをした甘夏缶のリベンジを果たしました。今回の甘夏缶の賞味期限は2015年、当たり前ですが中身はピチピチのレモン色でシロップも適度の酸味があり、こんなにも違うんだ〜、と一人傾山の山頂で感動していました。

 今年の雨のせいで登山道と思われる場所もかなり雨で洗い流されていましたが、このルートは看板、目印が多く迷うこともなく登っていけます。
 この時期だからかもしれませんが、山頂で一人お会いした他は誰にも会うことがない静かな山行でした。

  






 (1)登山口。風倒木で少し分かりにくくなっていました。
登山口の手前500m付近までの林道は小砂利を敷いて
随分良くなりましたが落石と枝が多かったです。
登山口直前は厳しい箇所もありましたが、なんとか軽2駆でも通過できました。





 (2)最初の徒渉点
 






 (3)





 (4)まもなく好きな森へ





(5)谷沿い。





 (6)ここまでが三尾下の森です
 




 (7)坊主尾根にて。





 (8)同上。





 (9)最近、急速に崩壊している箇所





 (10)山頂





 (11)ガスで景色は無し、でした。





(12)シコクママコナが満開でした。





(13)三尾付近の縦走路





(14)再び三尾下の森





(15)登山口には車が1台(自分のです)





(16)森の中にて





(17)