傾山・払鳥屋ルート(2007.5.3)  

 5月4日に長崎隊と合同合宿で杉ヶ越〜傾山〜払鳥屋を歩きアケボノツツジを堪能、5月8日に再び開花状況を比較するため冷水ルートを歩き、ソデ尾からは前回と同じルートを歩き咲き具合を確認、そして今週も気になることもあり官行コースから三坊主経由で三度傾山へと考えましたが、たまたま祖母山九合目小屋のHPを覗いたところ祖母山周辺や大障子岩周辺もかなり期待できるとの記載があり、悩んだ挙げ句祖母山〜大障子岩を歩くことにしました。

 話が変わりますが、前日NHKで全国版か地域版かは分かりませんが、国東半島の峰入りの様子が特集で放送されました。当初は山歩きの延長かなぁ、ぐらいの気持ちで見ていましたが、最高齢71歳で参加した住職と母親の介護を覚悟のために参加されていた方を通してそれぞれ思いを聞きながら4日間、150kmのレポをとおして地域の信仰などなど、予想外に感動したところです。でもって、ついつい当日は峰入り気分でプチボッカで尾平(5:30)〜黒金尾根〜祖母山(9:10)〜大障子岩(12:30)〜クーチ谷経由で下山することにしました。

【花の様子】
 黒金尾根 1,200m〜1,400m シャクナゲが見頃、アケボノツツジは終盤。
 縦走路付近 シャクナゲは蕾、アケボノツツジは満開〜散り始め
 祖母山頂周辺 アケボノツツジ 開花盛期(蕾のものもあり)
 ※黒金尾根山から縦走路経由祖母山の間は縦走路近くにアケボノツツジが少ないように感じました。 

 祖母山〜宮原 アケボノツツジが縦走路近くに咲いていますが散り始め
 宮原〜大障子岩 アケボノツツジとシャクナゲのコラボ

 祖母山頂から大障子岩方面を眺めると、馬の背付近にアケボノツツジが見えますが、その先は殆どピンクの色合いは見えません。数日の差で散ってしまったかなぁ、と思いながら山頂で宮原から登ってきた方とも話したところです。
 やっぱり、傾山に行った方が良かったかなぁ、と後悔したところですが気分は峰入り状態、ここは当初の予定通り大障子岩まで歩き通すべく、祖母山頂を出発しました。宮原分岐あたりからやや疲れが見え始めましたが、ここから先が今回のメインイベントというか、「勝手にアケボノツツジ&シャクナゲ祭り」状態でした。

 祖母山から縦走路にアケボノツツジが見えなかったのはブナなどの高い木で隠れていたこと、や見えない方向に咲いていたことが理由のようです。アケボノツツジはかなり散った株もありますが、まだまだ十分鑑賞に堪える株もありました。一方、シャクナゲは5〜7分咲ぐらいで眺めるには一番綺麗な時期で、アケボノツツジとシャクナゲのコラボ状態、それぞれの開花時期を考慮するとまさに奇跡のタイミングだと思いました。
 その他、神原から登ってきた方によるとアケボノツツジは既に終了しているようです。

 それにしても、八丁越えから大障子岩までは青息吐息。大障子岩手前のピークでは昨日の峰入りを思い出しながらやっとのことで通過し大障子岩に到着しました。宮原分岐からお会いしたのは単独2名、ご夫婦1組のみでした。
(2010.5.15)


 (1)
 尾平登山口付近より



 (2)
 シャクナゲ。1200m付近。




 (3)
 咲き始め


 
(4)
 縦走路に着いたところ、真正面にアケボノツツジが満開で待っていてくれました。 




 (5)
 天狗岩下のアケボノツツジ


 (6)
 祖母山方面を眺めるとピンクスポットが1,500m以上で多く見えました



 

 (7)
 祖母山頂。ぼちぼち人が登ってきます。
 自分が30分ほど入る間にも5〜6名登ってこられました。
 でもって、神原ルートのアケボノツツジは終了とのことでした





 (8)
 大障子岩と傾山




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 大障子岩方面





 (10)
 

 (11)
 祖母山頂より馬の背付近。




 (12)
 馬の背前後にて。

 (13)
 馬の背前後にて

 (14)
 宮原分岐から先はシャクナゲとアケボノツツジのコラボ
 




 (15)
 鹿ノ瀬。
 




 (16)
 ほぼ同じ場所にアケボノツツジとシャクナゲが植生しているため、花は絡み合って咲いています。



 (17)
 八丁越。大障子岩から下るときはクーチ谷への分岐まで20分足らずでしたが、登るときは死にそうになりながら登っていました。



 

 (18)
 大障子岩をバックにアケボノツツジ。

 (19)
 大障子岩山頂。
 山頂手前にもアケボノツツジとシャクナゲが出迎えてくれます。





 (20)
 大障子岩より祖母山方面。
 短い時間で昼食を済ませ、クーチ谷経由で下山、県道を歩き尾平に戻りました。

(20)
 下山後の尾平駐車場の状況

 



馬の背付近にて