3連休の最終日成人の日、ハーフマラソンに出場するので疲れが残らない程度の里山を登ろうと思い、あとわずかになった大分百山を踏破すべく県南の椿山とその近くの山に登ることにしました。久々の県南の山、お初の山でこの時期であれば8時頃から登り始めることにし、今回は高速を使用せず登山口に向かいました。30分ほど余計に時間が掛かったかもしれませんが、大分市内を除けば車も少なく、これもありか〜、と思いながら運転したところです。 さて、登山口は大分市内からひたすら国道10号線を佐伯方面に南下、昨年2月に登った尺間山入口を左側に見てしばらく進むと、「小半(おながら)鍾乳洞」の看板を見て、信号のあるT字路を右折し番匠川に沿って3.7kmほど進むと旧道がありこれを右折します。このカーブの一番奥に谷沿いに登っていく道があり、これを曲がります。ちなみにコミュニティバスの青いバス停があります。ここから、道なりに3.2kmほどで交差点状になった峠に着き、鋭角状に林道がありここが一応登山口となっています。 少し戻った場所に駐車して林道の入口から歩き始めました。実際に登山口まで歩いて感じたのは、普通車でも十分行けるくらい路面の状況でした。ただし、部分的に雨後などぬかるみそうな箇所や落石もあったので、運転は慎重にしたほうが良さそうです。登山口付近には駐車するスペースはありませんが、数百m手前におそらく集材用かと思われるかなり広いスペースがあったので、作業などしていなければ、ここに駐車すれば良いかと思います。 本日は里山だし荷物は軽量化、靴もトレラン用と林道入口から軽快に歩いて行きます。途中、山側に小さいほこらが有り、これの後ろをよく見ると鹿の頭部が供えられていました。先ほど紹介した広場を通過し数分で登山口ですが、最初は「なんか目印が多いな〜」ぐらいで眺めていると、少し見上げる場所に登山口の看板が掲げられていて、ちょっと分かり難い登山口でした。 法面から階段状の取り付きを登っていくと杉と雑木林の間の少し狭い印象を受ける登山道を登っていきます。ただし、目印は密に付けられ、踏み跡もはっきりしているので迷うことはありません。次第に傾斜が急になり雑木林が中心になり始めると真正面に壁のような直登の急坂が現れます。枯れ葉など滑りやすく難儀しながら登っていくと次第に岩などが出始めると尾根に登り着きます。尾根上がると右折し山頂へ向かいます。 山頂までは岩の間の尾根歩きで、岩を乗り越えたり、脇を通ったり、といった感じで基本目印に従って歩く方が無難のようです。尾根からは景色がちらちら見え楽しい区間でもあり10分も掛からずに山頂に到着。 山頂はあまり広くありませんが東西方面の景色がまずまず開けていて、特に佐伯湾に流れ込む番匠川は印象的でした。 下山後、林道入口付近に説明書きがある「寺屋敷跡」を見に行きましたが、素直に直進するとお茶畑に突き当たりその奥は墓石が積み重ねられて不気味な空間だったので早々に退散、途中に鳥居があったのでそちらにも足を伸ばしてみましたが、壊れそうな神社が見えたので撤退しました。結局、それらしい場所は見当たらず案内板が欲しいところでした。(2013.1.12) 登った高さ 400m位 歩いた距離5.4km 全所要時間 120分 |
ア ク セ ス |
@国道10から県道35号へ右折、本匠、小半鍾乳洞方面へ3.7km A橋の手前から旧道へ入り最奥部で右折し3.2kmほどで峠となり今回の登山口とした林道入口着。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤 テープ |
3 | 4 | 3 | 3 | 4 | 3 | 3 | 2 | ? | 5 | 4 | 不要 | 不要 |
|
(1) 県道35号から旧道に入る場所です。右側の緑の看板が目印になります。 国道10号から約3.7km。 |
(2) (1)から旧道を進むこと0.8km付近に谷に沿って道があります。コミュニティバスののりばがあります。 |
|
(3) 地図「1.林道入口」 (2)から道なりに進むこと3.2km、峠で不規則な交差点に到着。今回はここから←方向へ歩きました。 |
(4) 林道を歩きながら見上げた椿山。林道もゆっくりですが登り坂になっていて、「4.登山口」までの標高差は150mです。 |
|
(5) 地図「2.ほこら」 概ね中間地点くらいです。帰りに気がつきましたがほこらの後ろに鹿の頭部が置かれていました。 |
(6) 地図「3.広場」 「4.登山口」まで数分の箇所にあります。ここまで車で来ても良いかな〜、と思ったりしたところです。あとは林道の状況と林業の作業次第です。 |
|
(7) 地図「4.登山口」 ここから登山道になります。ただ、登山道の看板が上の方に取り付けられているので「なんかテープが多いな〜」と思ったら見渡してください。 |
(8) 登山道の様子です。最初は少し狭いですが自然林に移行するにつれ、広くなります。 |
|
(9) 自然林へ。 |
(10) 「直登で急斜面」の箇所です。基本、まっすぐの急斜面で、足下は枯れ葉で滑るため適当に木を掴みながら登っていきました。 |
|
(11) 目立つ岩がありこれを過ぎると間もなく尾根に着きますが、少し難儀する箇所でもありました。。 |
(12) 地図「5.尾根へ」 →方向から尾根に登り着いたところ。下山時に直進しないように木が置かれていました。 |
|
(13) 尾根の様子。山頂まで10分ほどの短い距離ですが岩尾根で目印を探しながら歩きました。 |
(14) 地図「6.椿山」 360℃とは行きませんがまずまずの景色でした。少し風が冷たかったので朝日に背を向けて甲羅干しをしました。 |
|
(15) 番匠川方面 |
(16) 左の反対側。うっすら祖母山系が見えていたようです。 |
|