名前からして登ってみたくなる山としてマークしていました。今回、改めて登山口を確認すると祖母山の帰る途中いつも通る道から少し入った所から登ることができそうなので立ち寄ってみました。しかしながら、なかば思いつきで行ったこともあり、帰って小富士山のレポを見ると、なんだか登った山が違うようで、なんだかな〜、とよくよく確認すると以下のとおりです。 小富士山の山頂に岡藩中川家の墓所がある、という記述を見かけますが三角点のある山頂ではなく三角点のあるピークから南西方面にある540mのピークに中川家の儒式墓があります。下記「2.看板」には三角点ピークの標高456.7mの山頂に墓所があるように書かれていますがこれは間違いです。 ただし、三角点ピークと北北東のピークには同型の祠があり、特に三角点ピークの祠の屋根には「中川家久留須紋」が刻まれています。 地図によっては「白ゆり農道」が記されておらず要注意です。今回はGPSの軌跡で示しましたが参考程度にしてください。 「7.登山口2」から墓所とセットで登るのがオーソドックスな小富士山の登り方のようですが、不勉強のせいで「3.登山口」から登りました。こちらのルートも草刈りや赤テープ、踏み跡もあり登山道として利用されているようです。 登山口は地元の墓地で車を2、3台駐車するスペースがあります。左側に六地蔵を見ながらコンクリの道を進むとすぐに杉林となりそのまま迷わず真っ直ぐ進みます。途中、ヤブで分かりにくい箇所がありますが迷わず尾根を進むと再び踏み跡がはっきりとして明るくなると最初のピークでここにも祠があります。 ここから南南西に竹やぶを進むと三角点のある山頂に到着します。三角点周辺は少し草刈りがされ、その奥に屋根に久留須紋が入った祠があります。 山頂はヤブで景色はありません。山頂の向こう側に赤テープがあり、GPSを確認するとすぐ下に道があるようなので一度そちらまで下ってみることに。降りついた場所が「7.登山口2」で舗装道路がそこまでで「林道終点」の標柱が立っています。山側を振り返るとクヌギの木に「登山口」の看板が設置されていました。山頂、登山道共に景色も無く山頂に祠でも無ければ、本当にピークハント用の山です。 できれば、墓所も訪れた方が良いようです。こちらは景色が良いそうです。 (2012.1.28) 登った高さ m位 歩いた距離km 全所要時間 分(休憩時間を含む) |
ア ク セ ス |
@県道8号を竹田市街に入る手前、魚住ダム近くの「白ゆり農道」へ進みます。 A農道の入口から約3km付近に中川氏の墓地に関する看板があり鋭角に曲がります。 B今回は地図の登山口へ。 ※地図の池の脇の点線は車で行けるようで、地図の「7.登山口」へ行けそうです。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤 テープ |
3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | ? | 5 | 2 | 不要 | 不要 |
※黒枠の拡大が右図です。 | |||||||||||||||||||||||||||
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(1) 「地図−1」の「1.白ユリ農道」入口です。 登山口は実線矢印方向で「2.看板」まで約3kmです。 点線矢印は竹田市街地方面です。 |
(2) 地図「2.看板」 正面に集落が見え始めます。 |
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(3) 地図「2.看板」 農道から看板がある入口を鋭角に曲がります。 この看板には三角点の山頂に墓所がある、との記されています。 |
(4) 地図「3.登山口」 手前が墓地、左手に六地蔵を見ながら直進します。 |
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(5) 途中はこんな感じの場所があったり、ヤブがあったりします。 |
(6) 地図「5.ピーク」 立派な祠があります。形状は三角点のあるピークのものと同型です。 |
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(7) 地図「6.小富士山」 最初のピークからここまで来るのも竹藪、山頂の周囲もヤブです。 |
(8) 山頂そばにある祠。 |
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(9) 岡藩中川家の久留須紋だそうです。 |
(10) 地図「7.登山口2」 山頂から数分です。 |
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(11) 写真10の標柱のアップ。 ここから斜め左に進む道があり、墓所に行けるようです。 |
(12) 写真10の登山口の看板 |
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(13) 地図「7.登山口2」から杉林の中を急登を登ります。 |
(14) 同左。まもなく山頂です。 |
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