和尚山 327.3m

 掲示板で「なお」さんからリクエストがあり津波戸山立石ルートを歩くことになり、せっかくならピストンより別のルートをアレンジしてみようかなぁ、などと考えましたが、お初の同行と言うこともあり「なお」さん「足」の状況を確認してからとも思いながら、立石ルートから津波戸山に登り下山は東側の峰を歩くことにしました。

 当初心配した「なお」さんの足に関してはひょっとしたら自分の方が着いていけないかも・・・と。なんと、彼女は昨年10年に一度行われる国東半島六郷満山の峰入りの行を完歩したとのこと!!1日40kmの距離もさることながら登山道だけでなく、アスファルトの道があったり、途中、のお寺さんなどでお経をあげたりと、普通の山歩きと違った行動や状況のため本当に大変だったそうです。週2回を目途に山を歩き、大分百山も終了となかなかの強者。長崎の姉さんと良い勝負かなぁ・・・全然気遣い不要でした。ということで、結構な早さで登っていきました。

 ほぼ、3年振りに本ルートを歩いたわけですが若干様子が変わっていたのが登山口周辺です。以前は、壊れた橋げたの横を川に降りてから向こう岸に渡っていましたが、立派な林道(未舗装)が作られ、橋の所にはゲートが設置されていました。登山口が少し分かりにくい感じもありましたが、それらしい踏み跡もありあまり迷うことなく林道から取り付きます。道も概ね明瞭で以前より赤テープが増えた印象です。

 以前のレポにも報告しましたが、谷と登山道の高さが概ね同じなる地点で少し迷いやすい場所があります。今回も白いテープが見えたので、そっちかなぁ(来縄ルート方面に向かっていました)、と思いましたが、地形や方角が違うので再度周囲を確認したら、やはりコルの方向に目印がありこれまで東進から南へと曲がります。ここからケルン、赤テープなどほぼ迷うことは無いです。あと、一息のところで石垣に出会うはずで、周囲が笹で少しルートが解りにくいですが向かって右側にルートがあり、あとは西屋敷側から登ってくるルートと合流です。

 登山口からここまで約1時間、あっという間で山頂まで1時間10分でした。展望台で日向ぼっこしながら色々と山談義をしておりました。印象に残ったのはなおさんの「ゆっぴー」。一瞬、誰?と思いたくなりますが、由布岳に親愛の意味を込めての呼び名。既に50回近くの登っているので、自分が抜かれるのも時間の問題かな〜、と思いました。以前は由布岳に登って二度と山なんか登らないと思った話、鶴見岳遭難騒ぎ(でも内容的には結構危なかったかも〜)などなど・・・最後はあの山に登りなさい、と宿題まで頂きました。地元の姉さん誕生か!?

 といった風な3時間余りのちょっとの山旅でした。ふと気が付いたのですが、これまで、津波戸山山行レポを拝見しますが、ひょっとして縦走したのはお初ではないかと思ったのです。この山の本当の楽しさは確かに八十八ヶ所巡りなんですが、「縦走」も新たな楽しみ方かな、と思うと共にもうちょっとルートにひねりを加えるのもありかなぁ、と感じた次第です。なお、今回のレポは2008年3月のレポと重複した部分も多いのでご了承願います。

 今回、お誘い頂きましたなおさんには、この場を借りて御礼申し上げます。(2011.2.19)

  登った高さ 500m位   歩いた距離 5km  時間 2時間30分(休憩除く) 

  
  ア  ク  セ  ス
@国道213号を宇佐市から豊後高田市方面へ。
Aしばらくすると右側にローソンのある交差点(信号機有)を右折します。
B1kmほど行くとT字路があり、「六郷山 後山金剛寺 薬師堂」の大きな看板を右折し、1.4km程で道路工事の「後山金剛寺 薬師堂」の入り口の看板があります。
Cここからは狭い林道で、ため池を右に見ながら車を進めると「後山金剛寺」への登山口の看板を右に見て、200mほど直進すると左にプレハブと正面には新しい林道とゲートがありこの奥が登山口となります。





 (1)
 国道213号を右折後、道沿いにある「後山金剛寺薬師堂」入口の看板です




  (2)
 駐車スペースは新しい林道の橋の手前です。写真は2008年3月。



 (3)
 同じく、2008年3月の様子が・・・右のように大変身!!


  (4)
 谷にはでかい菅が設置され、その上を普通に林道が造られ、入口にはゲートがありました。




 (5)
 地図「1.登山口」
 写真4のゲートから100mほどの場所から、緩い踏み跡があるのでここから取り付きます。しばらくは林道に沿って歩く感じです。




 (6)
 所々で、石垣が積まれて登山道が造られている場所もあり作業道として造られた道ではないことが感じられます。
 
 (7)
 登山道。




  (8)
 勾配が緩やかになると杉林と雑木林となります。画像は振り返って撮影したので、登りの場合は右が雑木林で小さな沢が流れています。


 

 (9)
 このあたりはフラットで赤テープを捜しながら登ります。
 




  (10)
 しばらく、赤テープ頼りに歩きますが、良く見ると足元は踏み跡があります。地図の少し分かりにくい場所で、この付近から進路が南となり鞍部を目指します。




 (11)
 沢を渡り杉と雑木の混合林を登っていきます。
 3年振りに登るとケルン、赤テープが増えていました。





  (12)
 このような石垣がありやがて、右方向の笹藪に突っ込んでいくと赤テープがあったりします。




  (13)
 青印付近に出てきます。最後はやや不明瞭なので歩きやすい場所を登ればここに出てきます。






 

 (14)
 ここからは下りの尾根歩きのスナップです。
 展望台






 (15)

 (16)
 ○の場所が西尾根の一本橋






 (17)
 (16)の○の拡大

 (18)
 下山中のなおさん。
 なかなかの健脚でした。