津江山群は手つかずのままで、以前からシャクナゲの時期に歩こうと考えていたことから、まずはメジャーなところから歩くことにしました。午前中は津江山群の盟主、釈迦ヶ岳〜御前岳を歩き午後から渡神岳へ登ることにしました。 登山口となる風力発電の風車の正面にある広い駐車場には3台ほど車が停まっていました。駐車場の奥にトーテムポールに登山口の看板が取り付けられています。歩き始めるとすぐに道が分岐していて、普通なら素直に右に行くのですが、左側の道に脇にある杉の木に赤テープが付けられていたこと、登山地図を参照するとどうやら左側の道が正しい(?)と思い、土塁のような登山道を登っていきました。 ここの分岐について結論からいうと、昨今は写真で実線で示した右の道が使用されているようで、渡神岳への看板もこちらの方に取り付けられていました。旧道は三角点を通過するので、ピークハンターの方は旧道へ、でも夏場は藪こぎちっくな道で今回もすでにイバラの抵抗に遭いました。 地図「3」の場所で旧道と新道は合流し、あとは同じ道で要所要所に看板が設置されています。ここを通過すると地蔵様峠に着きますが、この手前で渡神岳が良く見える場所があります。地蔵様峠には看板があり、そばにはお地蔵様があり林道を横切ります。地図「5」で再び林道に出て10mほど林道を歩くと「登山口」の看板が設置されています。ここから、二つの小さいピークを越えますが結構なアップダウンでプチボッカ状態には堪えます。一旦、道はややフラットになり山腹を巻きますが、少し道が崩壊した場所があります。 ここを過ぎ道が谷に下ると「シオジ林」の看板があり、登山道は谷を越えていよいよ急登にかかります。最初はザレ場、尾根に突きあたり左に尾根を直登状態になり、ここからは木製の階段が設置されていて一段が高いのでこれまた結構足にきます。途中、フラットな場所があったり綺麗な森があったり、シャクナゲもあったり(でも、終わりかけ)と目を楽しませてくれます。 山頂は数人が休める程度、展望はまずまずで天気は今一つでしたが、うっすらと阿蘇山が見えていました。その他、ベニドウダン、クルマムグラ、カノコソウ等々が咲いていました。 改めて、GPSと登山地図に掲載されたルートを比較するとかなり異なっていました。登山道がしっかりしているのであまり心配は不要ですが、ありゃ? と思うことがあるかもしれません。(2009.5.16) 登った高さ 500m程度 歩いた距離 7.0km 所要時間(休憩時間除く) 160分位 |
ア ク セ ス |
@椿ヶ鼻ハイランドパーク手前の風力発電正面の駐車場の奥に登山口があります。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 3 | 3 | 2 | 3 | 4 | 5 | 不要 | 不要 |
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(1) 地図「1.登山口」 風力発電施設を振り返ったところです。 |
(2) (1)と同じ場所から登山口を。 ○の中に登山口の看板が設置されています。 |
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(3) 地図「2.分岐」 点線が登りに使用しましたが、最近は実線方向のようです。少し先に行くと「渡神岳→」の看板があります。 |
(4) とりあえず、点線方向の道です。 |
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(5) 地図「3.分岐2」 ここで実線の道と合流しました。 看板を見ると明らかに実線の道に誘導しています。 |
(6) 地蔵様峠の手前から渡神岳を眺めたところです。 |
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(7) 地図「地蔵様峠」 林道を横切ります。○の中には右の写真の看板があります。 |
(8) 左写真のアップです。 そばには地蔵様がいらっしゃいました。 |
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(9) しばらくは林道のような道が続きます。 |
(10) 地図「5.登山口2」 一度、林道に降り左折し林道を10mほど歩くと右側に看板があります。 |
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(11) 地図「6.谷」 谷を横断する登山道が軽く崩壊しています。 |
(12) 地図「7.シオジ林看板」 ここまでは軽いアップダウンですがこの先、谷を渡ると急登が待ち受けています。 |
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(13) 急登を上がり尾根に着き左折すると、丸木の階段が待ち受けています。見た目より急登です。 |
(14) 同左 |
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(15) 最後のひと登りの手前、ややフラットになります。 |
(16) 地図「8.渡神岳」 山頂手前の終わりかけたシャクナゲを楽しみながら山頂に到着です。南側を中心に景色を楽しむことができました。 |
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(17) ベニドウダン |
(18) カノコソウ(オミナエシ科カノコソウ属) |
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