横山に登るためwebで下調べをすると、今ひとつピンと来ないのです。理由はどうやら最近、林道「平家宮ノ尾線」が開通したことに伴い、今まで活用されていた登山道が荒れつつあることによるようです。 そのためか、久々に道に迷いました。登りは順調だったのですが、下山途中の看板に「直登コース」、「一般コース」とあり登りは直登コースを登ってきたので、下りは一般コースを歩くことにしました。踏み跡があるもののスズタケで歩きにくく結構難儀しました。でもって、鞍部に到着後林道に向かって谷を下っていくはずですが、道は不明瞭で目印も無く・・・結局杉林に逃げ込んで元の道に戻りました。 下山後、猟をしていた方と雑談をしているとやはり杉の木を伐採した後、ブッシュ化したようで道は不明瞭になっているそうです。一方、直登コースは良く整備され、目印も密に付けられているので急登ですが、変化に富んで安心して歩くことができ林道が開通した後はこちらが主流になりそうです。 登山口はまずは高速道路の水分PAの山側の道から林道「平家宮ノ尾線」に入ります。3.2kmほどで登山口となりますが、途中のり面というか、道添いの崖が崩壊していて通過しにくくなっていますし、今後も大雨の後などは要注意だと思います。登山口となるコンクリ舗装の取り付きには登山口を示す看板があり、この少し先の道が広くなっているので、通行の邪魔にならないように駐車すれば良いと思います。 笑えないオチが一つ。下山後、猟師の方と話していると、こんな場所に車を停めているのでひょっとしたら・・・と、言われました。 コンクリ舗装を登っていくと反対側に折り返すように看板があり杉林へと登山道を進みます。5分もすると杉林と雑木林の境となり尾根の直登となります。GPSの軌跡を見てもわかるように、しばらくすると岩に突き当たると山頂をトラバースする感じで道が巻いていきます。最初は杉林で山頂に近づくと馬酔木の混じる雑木林となります。 尾根に登り上がると直登コースと一般コースの看板が設置された木に突き当たり、そこを左に曲がります。最初はスズタケの高さは低いのですが、やがて自分も覆われる高さとなり、なんとなく高い場所に向かって歩いていることだけは解ります。 山頂は畳2枚分ほど円形にスズタケが刈られ、くじゅう連山、万年山方面が良く見えまずまずの山頂です。 さて、帰りは冒頭にも書きましたが、分岐を過ぎるとずーっとスズタケ攻撃、ようやくここから林道に向かって下れば良いのかぁ、と思い下り始めるとやがて踏み跡は弱くなり目印も無くなり、藪となり・・・ということで、皆さんのレポを読んでも結構苦労した内容が多く、いわゆる「一般道」が「一般道」で無くなっている状態だったのです。 ということで、直登コース往復が無難だと思います。 登った高さ 230m 歩いた距離 1.9km |
ア ク セ ス |
@国道210号を水分峠から、4.3km付近で右折し高速道路に絡むようにして水分PAの裏へ。 A水分PA付近に右折する林道「平家宮ノ尾」線の入口があります。 B林道入口から3.2kmで登山口となります。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
3 | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 4 | 4 | 2 | 不要 | 不要 |
A全所要時間は、直登コースを下った想定で、これまでの経験に基づいた予想値です。 B「3.尾根」から右に踏み跡はありますがスズタケが深く、最後は解りにくくなります C「×」は道無き道です。 D林道「平家宮野尾」線はGPSの軌跡で、地図には描かれていないので注意してください。 |
(1) 地図「林道起点」 左側の下には水分PAが見えます。→に進むと200m程の場所に林道起点の看板(写真2)があります。 |
(2) 林道起点の看板。 |
|
(3) 地図「1.登山口」 |
(4) コンクリ舗装を少し登り、振り返った様子。 車を停めている付近は広くなっています。少し進むと折り返すように進み、杉林の中へ向かいます。 |
|
(5) 地図「2.岩」 このような岩が見えてくると道が次第に山頂を巻くように進みます。 |
(6) 尾根付近は杉林と雑木林の境を歩きます。 |
|
(7) 道はしっかり、目印も密に付いています。 |
(8) 尾根に近づくと馬酔木の木も混じるようになります。 |
|
(9) 地図「3.尾根」 尾根に着くと看板があります。ご確認を。 山頂から下るときに真正面に見えます。今回、一般コースで難儀しました。 |
(10) 地図「4.横山」 ご覧のとおりスズタケで、尾根からここまでかなりのスズタケです。振り返るとくじゅう連山や万年山が良く見えます。 |
|