お宝はどこに・・・

 玖珠町周辺には里山がたくさんありますが、万年山以外はほとんど歩いたいなかったので、今回は玖珠盆地周辺の山を歩きました。登山口は昔から地元のCMや季節のニュースの定番となっている竜門の滝へ松木川に沿って向かう途中、左側に立派な鳥居があり、ここが宝神社の入り口になります。しばらく車道が神社のそばまで登っていますが、少しは参道の階段を踏んで鳥居をくぐって登らないと、と思い上から3番目くらいの駐車場に車を止めて登ることにしました。

 階段を登ると真正面に神社がありまずはご挨拶。2礼2拍手1礼のしきたりに従って参拝した後、神社の左側には大きな絵馬がありその奥に5つほど鳥居がありここが登山口となります。「大分百山」を読む限りでは少し厳しい藪こぎかなぁ、と思いましたが登山道は良く整備されており、昨日の雨で道がややぬかるんで滑りやすくなっていますが、これは想定内の状況です。

 途中には「これからが本番 さあ元気を出して」、「登頂参拝の喜びはあなたの汗の多さから」等の看板があります。ただし、ここで言う「登頂」とは妙見宮のことのようで、三角点のある山頂までは途中から登山道らしい道もなく結構難儀します。

 登山道の途中には八坂神社、淡路島神社等々の小さな社がありその最後の場所が妙見宮で、ここまでの登山道は整備され距離が書かれた看板も設置されています。妙見宮付近は良く見るとかなり崖っぷちで、入り口付近も落ちると洒落にならない高さです。中に入るとわき水があったり霊験に溢れた場所です。山頂に向かうため、妙見宮を折り返し、看板のあるところから目印となるテープを頼りに登っていきます。

 自然林は厳しい場所もありますが赤テープの確認が容易でさほど迷う場所もありませんが、ひのき林に入ると暗いうえに枝打ちが行われていて、目印は見えないし、枝と一緒に落とされたりと迷いやすい場所で、今回も行きと帰りで少し歩いた場所が違いました。
 檜林を登っていくと次第に明るくなり、林道に飛び出します。そこから150m程歩くと左側に山頂への看板があり自分の歩幅で20歩もかからず山頂でした。山頂は「大分百山」の説明にあるように「景色が良い」とは程遠く、植林された檜が成長したおかげで山頂からの展望はありません。

 山頂はちょっとがっかりでしたが、途中までは宝神社の全域を見ることが出来たような気がすると共に、下山途中の景色は良好で雪に覆われた万年山やくじゅう連山方面を眺めながら下りました。
 おまけですが、本殿そばには白イノシシが飼われていますので話の種にどうぞ。

  登った高さ 400m   歩いた距離 3.4km  全所要時間 2時間(休憩時間除く)

  
  ア  ク  セ  ス
@国道212号から、玖珠町で竜門の滝を目指して看板に従って進みます。
A竜門の滝に向かって進むと、左側に赤い鳥居があり、ここが宝神社への入口になります。

よっちゃんの独断と偏見きわまるルート評価
総合
評価
登山道 標識 山道
展望
山頂
展望
自然 被写体 体力 携帯 GPS 駐車場 ロープ 赤テープ
不要
赤テープは念のため。

出発地点   到着地点 所要時間
(分)
1.宝神社 2.八坂神社 15
2.八坂神社 5.妙見宮 20
5.妙見宮 7.林道へ 20
7.林道へ 8.宝山
8.宝山 1.宝神社 40
    時間合計(休憩除) 100
      参考:全所要時間 120
累積標高 400m位  歩いた距離 3.4km位


 (1)
 地図1「宝神社」
 参拝した後、左へ進みます。






 (2)
 (1)で左に進むとでっかい絵馬があり、その奥に鳥居がありそこが登山口になります。

 (3)
 登っていると、登山者を励ます看板が立てられています。最初は檜林、次第に笹が多くなりますが登山道は風倒木なども処理され良く整備されています。



 (4)
 地図「2.八坂神社」
 このあといくつもこのような神社が設けられています。

 (5)
 ちと解りにくいですが登山道を振り返ったところ。階段のような痕跡があります。




 (6)
 地図「3.淡路島神社」
 矢印形の看板には、おそらく一番奥の妙見宮までの距離が書かれています。



 (7)
 地図「4.龍田神社」(多分)
 看板の字が薄くなり見えにくくなっています。




 (8)
 地図「5.妙見宮」
 地図「6.分岐」を通過し狭い登山道を歩いていくと、「危険」の文字があり、谷側を覗き込むと確かに崖です。また写真の妙見宮の入口の板の下もかなりの落差があり。思わず慎重に板の上を歩きました。中には霊験あらたかそうなわき水がありました。



 (9)
 地図「6.分岐」
 ここまでの登山道は、妙見宮参拝のための登山道で、ここから先はピークハントのための藪こぎ道と心得た方が良さそうです。





 (10)
 こんな感じです。赤テープもありますが古くなったり、落ちていたりしていたので付け足しておきました。

 (11)
 途中、岩場に突き当たりますが、テープを良く探しながら登っていけば大丈夫と思います。問題はこの先の檜林で暗くて目印が見えにくく、自分なりに目印を付けた方が良さそうです。




 (12)
 地図「7.林道へ」
 で、林道に飛び出し右へ150mほど歩くと山頂入口を示す看板があります。
 

 (13)
 地図「8.宝山」
 山頂です。(12)の看板から20歩かかりませんでした。
 山頂から景色は楽しむことはできません。




 (14)
 三角点付近のアップ

 (15)
 登るときは背中で見えませんが、下山途中は玖珠の里山や久住方面を遠望しながら歩きました。


 
 (16)
 宝山の遠景です。
 この山のどこかにお宝があるらしい・・・