ふつうの里山だけど、面白みを感じるのは何故?・・・

 ことの発端はこうでした。雲が岳の新ルートに登った後登山道を整備された方と話していて、
 自分  「この後、立石山に登ります。」
 おじさん「そら、どこの山かえ?」
 自分  「立石峠の南側にある山ですけど・・・」
 おじさん「どーりで、立石山ドライブインなんじゃな〜」  自分「?」

 国道10号線を大分市から県北に向かうと、間もなく宇佐市に入る手前に標高147mの「立石峠」があります、
 その手前にドライブインや定食屋さんが並んでいて、その中に「立石山ドライブイン」があります。山に興味が無ければ何も気にならないことと思いますが、看板を眺めると「峠」では無く「山」となっていて、なるほどと改めて認識しました。

 地図で確認すると、立石峠の南側点名が「立石」、標高322.88mの三等三角点があり、大分市方面から県北に向かい、追い越し車線あたりから前方に尖った山が見え、これが立石山になります。8月に一度登りましたが今一つ自分が描いたルートと異なることや目印等から別のルートがあるのではないかと考え、11月下旬に再踏査したところです。

 10号線から立石駅前の通りに入り、県道716号線佐田山香線を立石川に沿って佐田方面に進みます。JR日豊本線の踏切から1.1kmほどで「定野尾(じょうのお)」に右折する看板があり、ここを右折し川添いの狭い道を1.3kmほどで右側に田んぼと農機具を置いた小屋が見え、T字路(正確には交差点)があります。近くに駐車スペースが無いので、交差点付近の空き地に停めました。

 まずは舗装道路を北に向けて右の谷沿って歩き始め、10分もかからずに谷を渡る場所がありここを右折します。(真っ直ぐ進むと草が覆っていますが広場があり杉林に突き当たります。)一度、折り返すように斜面を登っていくと3〜4分で尾根が近くなり目印があるので少し段差がありますが尾根に取り付きます。尾根に上がると再び北に向かって尾根を歩いていきます。目印もあり道もほぼはっきりしています。
 7〜8分で地図「4.交差点」でT字路に出合い、写真で示すように杉にはテープが巻かれています。かなりはっきりした道が交差しているのでGPSの軌跡にもあるように歩いてみましたが、山には向かっていなかったので引き返しました。

 その後は尾根に沿って雑木林の中を登っていきます。ここからは目印が無かったので行き帰りに若干赤テープを巻いておきました。山頂までは特にひどい藪こぎも無く先ほどの地点から15分ほどで山頂です。山頂は10畳ほどの平な地形で三角点の他に祠があり明治25年の年号が刻まれていました。
 残念ながら途中を含めて山頂も景色に恵まれませんが、里山としてはまずまずの山と感じました。(2008.11.29)

 登った高さ 200m   歩いた時間 1時間40分  歩いた距離 2.5km

  
  ア  ク  セ  ス
@県道716号を日豊線の踏切から県道716号線を1.1km程で右折。「定野尾」方面に向かいます。
A右折後1.3kmほどで右側に田んぼ、交差点がありここから登ります。

よっちゃんの独断と偏見きわまるルート評価
総合
評価
登山道 標識 山道
展望
山頂
展望
自然 被写体 体力 携帯 GPS 駐車場 ロープ 赤テープ
2.5 不要


出発地点 到着地点 所要時間
(分)
1.登山口入口 2.右折
2.右折 4.交差点 12
4.交差点 5.立石山 15
5.立石山 1.登山口入口 30
  時間合計(休憩除) 65

 下りは赤テープを巻きながら下ったので推定時間です。
 全行程は1時間30分も見ておけば大丈夫だと思います。


 (1)
 大分市側から見た立石山遠景(↓)、立石峠(○)です。  




  (2)
 県道716号線から「定野尾」へ右折。
 看板には直進方向「山浦」、右折方向に「定野尾」と記載されています。


 (3)
 地図「1.登山口入口」
 最初は舗装道路ですがすぐに砂利道になります。
 




  (4)
 途中、三差路がありますが谷い沿って右に進みます
 

 
 (5)
 地図「2.右折」
 ここが一番ポイントの箇所かと思います。真っ直ぐ行くと間もなく杉林になるので、右側を良く見ながら谷向こうに入る道を探して下さい。一応、右側の木に赤テープを巻いておきました。




  (6)
 写真でははっきりわかりませんが、比較的広い作業道があります。しばらく行くと風倒木で通行困難となるので、その前に左側の尾根に取り付きます。



 (7)
 地図「3.尾根へ」から尾根に上がったところです。
 ここも低木に覆われていますが、比較的歩きやすい道です。

 



  (8)
 地図「4.交差点」
 赤と青のテープが巻かれた杉の木があり、この辺りにかなりはっきりした道がありますが、これは無視して直進、尾根に取り付きます。

 (9)
 比較的歩きやすい場所を撮しましたが、ひどい藪こぎは無かったです。

 


  (10)
 地図「5.立石山」
 山頂はフラットで三角点と明治の年号が刻まれた祠があります。