我が家から直接見えない山ではありますが、豊後高田市方面に行くと存在感のある山で、その名前のとおり仏教が盛んだった平安時代、東の比叡山に対し”
西の叡山”という意味を込めて「西叡山高山寺」と呼ばれるようになったと伝えられています。 高山寺は、その最盛期には七堂伽藍を備え、45もの僧坊を抱える六郷満山最大の寺院でしたが、鎌倉時代中期になると武士の寺領侵奪により力を失い、満山の中心は屋山の長安寺に移っていきました。さらに江戸時代に火災で全山の仏閣をことごとく消失し、遂に再興されることなく廃絶したといいます。ちなみに富貴寺は西叡山高山寺の末寺のひとつだったそうです。現在の建物は昭和59年に再建されたそうです。 山頂近くまで車道が登っていてお寺の奥の山頂を含めた歩道が整備されています。山頂には展望台がありますが周辺の木々が高くなっていて、景色は駐車場のほうが良かったです。 駐車場の正面に山門があり、真っ直ぐ登っていくとお寺に突き当たります。お寺で参拝した後、向かって右側へでていくと周遊道の看板が設置されており、山頂周辺は「小田原森林公園」として整備されたことが解ります。ちょうどこの日はお寺の方がいらっしゃって、丁寧に道の説明をしていただきました。歩く順番としては赤いラインで山頂に進んだ後、緑のラインを東屋を経由してお寺に戻る道を勧められ、実際そのように歩きました。 ただし、最近イノシシが多いらしく、看板のある場所が登り口になりますが、この辺りもすでにイノシシにほじられた跡がたくさんあったし、山頂ではイノシシの親子にお逢いしました。 三角点は展望台のそばの雑木林の中にありました。ここから華ヶ岳へ縦走したとの記録もありますが、さすがにこの時期はちょっと遠慮しました。 登った高さ 130m 歩いた距離 1.8km 全所要時間 50分(休憩時間を含む) |
ア ク セ ス |
@豊後高田市から大分空港方面に県道34号を進み、小田原地区で右折し約4km程で駐車場に着きます。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
3 | 3 | 4 | 3.5 | 4 | 3 | 3 | 1 | 5 | 5 | 5 | 不要 | 不要 |
出発地点 | 到着地点 | 所要時間 (分) |
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1.駐車場 | → | 3.地図看板 | 10 | |
3.地図看板 | → | 4.西叡山 | 10 | |
4.西叡山 | → | 5.あずま屋 | 20 | |
5.あずま屋 | → | 1.駐車場 | ||
時間合計(休憩除) | 40 | |||
※参考時間合計(休憩有) | 45 | |||
登った高さ 130m 歩いた距離 1.8km かかった時間 45分 |
(1) 地図「3.地図看板」の場所に設置されている概略図です。これでも十分な感じです。デジカメに撮っておくと参考になります。登るときは「赤ライン」、下りは「緑ライン」を歩くよう勧められました。 |
(2) 山門前の駐車場。30台は大丈夫。国東半島方面が良く見えます。 |
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(3) 地図「2.高山寺山門」 |
(4) 山門をくぐって真っ直ぐ進むとお寺に着きます。 |
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(5) 地図「3.地図看板」 お寺に向かって右側へでていく道路があります。お寺の庭をでた当たりに道添いに地図が描かれた看板が設置されています。登りは実線、下りは点線から降りてきます。 |
(6) 登山道の様子です。 |
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(7) 山頂方面へ。 |
(8) 山頂の展望台。回りの木が少し高くなり展望は今イチでした。 |
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(9) 三角点。「1等」となっていますが、確認すると2等三角点でした。近くでイノシシが遊んでいました・・・ |
(10) 地図「5.あずま屋」 ここからの下り、途中、少し青ラインを踏みながら、緑ラインを下ります。 |
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(11) 西叡山の遠景。 |