夏バテから脱出を失敗し、貴重な3連休を逃してしまってから再度リハビリ状態に後戻り・・・今朝も、結局早朝起床に失敗したので、近場の超お手軽登山ということで檜原山に向かうこととしました。帰宅後に知ったのですが、本日も真夏日でしかも大分県犬飼では全国最高気温39℃を記録したとのこと。幸いにも檜原山を歩いている間は27〜28℃とまぁまぁの気温だったので11時頃から登ったにもかかわらずあまり難儀をせずに済みました。 中津市から日田市方面に国道212号を進むと、山国川の支流、津民川にそって県道2号へ右折、2.1kmほど行くと「檜原山」入口の看板がありここを右折します。このあとは看板に従って登っていくと、「檜原山 正平寺」に着きます。トイレ、駐車場もあり、ここで行われる行事などのためか大変よく整備されています。駐車場も3〜4ヵ所あるようで今回は一番お寺に近い第1駐車場に車を止めました。ここも20台程度は止められそうです。 お寺の由緒や行事、周辺の地図、看板も設置され迷うことは無いと思います。まずは看板に従って左側に池を見て進むと、立派な鳥居があり階段を登っていくと正面には正平寺、その右横には神輿倉庫があり、旧来日本の神仏混合の様子を目の前に見ることができビックリです。山の中を歩いてみるとどうやら山岳宗教の修験場だったようで、檜原山一帯は色々な信仰を集めていたことが解ります。 正平寺の左側に登山道がありこれに従って登っていくと、すぐに分岐があり左が登り、右が下りのコースです。登りコースは最初は杉林の中ですが、押別岩を過ぎた当たりから少し道が険しくなります。針の耳は「よこしま」な人は通れない、と書いてあり一見どこを通るんやろ?、というくらい狭い場所を通過します。ザックを担いでいることもあり体を真っ直ぐか仰け反らないと通過出来ません。ここを抜けると英彦山方面の景色がよい場所に立てます。 針の耳を通過、10分もせずに下り道と合流し左側には上宮が見えます。上宮を参拝しその奥に進むと山頂です。山頂からは木が伐採された場所からは久住連山が見え、本日行き損ねたこともあり羨ましく眺めていました。ガイド本ではこの奥に岩座(いわくら)があり、景色がよいとされていますが、現在は杉林に囲まれ景色はNGでした。 山頂をあとに下り道を進むと、まずは電波アンテナの横を通り「行者岩」、「弁天(こうもり)岩」、「金刀比羅岩」、「大神宮岩」等々があり自然の岩を利用した洞窟状の場所が多く、どうやら修験者が修行していたのでは、と推察されます。下り道は岩が多く景色もまずまずで、山頂からゆっくり歩いても30分程度で駐車場に戻ることが出来ます。 予定通りあっという間の山旅だったので、「千本桂」を訪ねてみることにしました。ガイド本では「緩やかな」という表現と、地図が一致しませんでしたが、実際は杉林の中、片道15分くらいの緩やかな道で、千本桂が近くなるとサラシナショウマ、カラマツソウが多くなります。正直言ってあまり期待していませんでしたが、なかなかどうしてその圧倒的な存在感、天空を仰ぐたたずまいには感動しました。杉の植林の中、この木を伐採せずに残したこと、見ればなるほどと思います。 山自体も短時間ではありましたが楽しめるコースで、しかも千本桂のおまけ付きの嬉しい山旅でした。 登った高さ 300m 歩いた距離 3.6km 全所要時間 1時間50分(休憩時間を含む) |
ア ク セ ス |
@国道212号を中津市から日田市方面へ進み、津民川に沿って県道2号を右折します。 A約2kmほどで檜原山の看板があるので、ここを右折。途中の三叉路には「檜原山 正平寺」の看板がありこれに従って登っていきます。 BAから6.7kmで正平寺の駐車場の着きます。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
4.5 | 4 | 5 | 3 | 3 | 3 | 4 | 2 | ? | 4 | 5 | 不要 | 不要 |
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(1) 国道212号を曲がり2.0kmほどの場所に看板があります。 |
(2) (1)のアップ。 |
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(3) 要所には看板が設置されているので、これに従って登っていきます。 |
(4) 点線が駐車場へ、実線が檜原山へ。なお、駐車場は手前にもあります。 |
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(5) 地図「1.登山口(駐車場)」 |
(6) 地図「2.正平寺」 右端に写っているのが神輿の倉庫で覗き窓から見ることが出来ます。 |
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(7) (6)正平寺の脇を通り檜原山に向かいます。 ○の中には看板があります。 |
(8) 地図「3.分岐」 まずは実線方向へ。点線は下山ルートでここで合流します。 |
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(9) 最初は比較的平坦で桧林を歩きます。 |
(10) 地図「押別岩」。 概ね問題なく通過出来ます。 |
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(11) 地図「針の耳」 体の大きい方は通過するには難儀するかも〜 |
(12) 地図「4.分岐2」 ここから左側を覗けば上宮が見えます。 |
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(13) 上宮。山頂はこの奥にあります。 |
(14) 地図「5.檜原山」 東側が少し開けていてくじゅう連山が見えました。山頂はあまり広くありません。 |
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(15) 山頂の奥に岩座(いわくら)があり、以前はこのあたりから英彦山方面が見えていたらしいのですが、今は杉が高くなり景色はNGです。 |
(16) 山頂から見えたくじゅう連山 |
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(17) 地図「行者岩」 手前の石積みは円形で、ここでは護摩炊が行われていたそうです。奥の岩には結構なスペースがあり榊が置かれていました。 |
(18) 下山道の様子。全般に岩が多く、これを利用した修行の場があちこちに設けられています。 |
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(19) 千本桂入口。駐車場のそばで、クチナシの木に看板が設置されています。 |
(20) 千本桂への道。 |
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千本桂 |