最近、久住方面からの帰りに旧直入町から旧庄内町へ抜ける道路をよく通りながら、気になっていた山頂がいくつかあり、地図や資料で確認すると、旧庄内町と旧直入町の境にある冠山、大龍山であることがわかりました。そのうち、どこか他の山と抱き合わせで登ろうと思っていましたが、どうも体調が今一つというか、急に暑くなったせいで体がついて行っていないのか・・・ 休日にどこにも登らないのももったいないので1座のみですが登ることとしました。資料では雷集落から登る林道を利用するようになっていて、地図で確認しても雷からの道がトンネルの上を通っているのでなるほど、と思って登っていくと、実際は永慶寺トンネルの手前にでました。また、途中にはイノシシよけのゲートもあり鎖で閉めているだけなので誰でも通過出来ますが開閉がちょっと面倒です。したがって、国道210号沿いにある「家畜市場」の看板から直入方面に入る方が道も広いし安全です。 家畜市場の前を通過し、T字路を左折、永慶寺トンネルの手前に上述した雷集落からの道が交差していて、これを右折し、500m程登るとT字路があり「冠山登山口」を示す小さな看板があります。駐車場はほとんど無い状態なので、1台であれば三叉路に上手く停めるか台数が多いのであれば永慶寺トンネルの庄内側の出口の少し先に広場があるのでここに停めて登れば良いと思います。 登山口となる三叉路を川に沿って登るとすぐに鎖のゲートがあり、これを越えていくと、またまた三叉路がありこれは左折します。左折後10m程で右に入る登山口となる道がありますが、この時期、入口の看板がなければ藪こぎ状態でわからないかも知れません。看板にしたがい藪に飛びこむとはっきりした踏み跡があり、基本的に踏み跡と要所要所に設置された看板にしたがって行けばよいのですが、分かれ道が多いので迷わないよう注意しましょう。 登山道は杉の植林の合間を歩きますが、途中杉を伐採したためか景色が開ける場所があります。ここを過ぎると雑木林となり山頂を巻くようにして山頂へ登っていきます。山頂は木に囲まれ何も見えませんが、途中の登山道では足元を眺めると、いろんな草木があり結構楽しめます。今回気が付いただけでもハナイカダ、ギボウシ、ナルコユリ、イチヤクソウ等々。季節を変えれば違った花が楽しめそうな山でした。(2008.7.6) 登った高さ 250m 歩いた距離 2.0km 全所要時間 1時間30分(休憩時間を含む) |
ア ク セ ス |
@国道210号を大分市から由布市方面へ進み、由布市役所手前の「豊後大分家畜市場」の看板のあるT字路を左折、竹田市直入町方面へ。 A家畜市場を過ぎて間もなくのT字路を左折、国道から4.7kmほど進むと永慶寺トンネルへ。 B永慶寺トンネルの手前に小さい交差点があるのでこれを右折。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
3 | 3 | 3.5 | 3 | 2 | 3 | 3 | 2 | 3〜4 | 4 | 2 | 不要 | 不要? |
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(1) 庄内方面から見る冠岳とその周辺の山。 赤●が冠山です。 |
(2) 国道210号から入口の目印となる「豊後大分家畜市場」の看板と天狗の張りぼて。 |
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(3) 国道を左折後、約4.7kmで永慶寺トンネルに着きます。 その手前に小さな道が交差しているので→方向へ進みます。 |
(4) 地図「1.登山口」 (3)で右折後500mほど進むと登山口となる三叉路があり川沿いの実線の方に進みます。点線は大龍山方面に進みます。 |
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(5) 間もなく左に入る道があります。 |
(6) (5)で曲がって10m前後で右に登山口を示す看板があります。 |
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(7) さすがに夏場で登山道は鬱蒼としていますが、道ははっきりしています。見た目より歩きにくくありません。 |
(8) 杉林の中はさほど鬱蒼としていませんでした。 |
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(9) ここから右側の木が伐採され景色は良好ですが、足元はやや崩壊気味の場所もあるので注意しましょう。 |
(10) 地図「3.看板+石柱」 ここで直角に左に曲がるイメージで、最後の急登、10分もかからずに山頂に立てます。 |
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(11) 山頂からの景色はなし、ということで三角点と看板のみです。 |
(12) ハナイカダ |
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(13) ギボウシ。 |
(14) ナルコユリ その他、ツルリンドウ、ツクシアカショウマ、ホタルブクロ、イチヤクソウ等々 |