和尚山 327.3m

 5月に全くと言っていいほど山に登れなかった敵を取るわけではありませんが、代休がとれたので散歩がてら鷹ノ巣山と日本一読み方が難しい認定された「一尺八寸山(みおうやま)」をセットで登ることにしました。
 参考書を見ると登山適期が6月〜7月にかけて対象から外れており、他の同じ標高の山を見ると概ね適期対象となっていて、なんでかなぁと考えながら出かけました。他の同じ標高の山と比較する前は暑いのかなぁ等と考えていましたが、登ってみてその理由がわかったような気がしました。
 岩場の上り下りが多く、濡れていると滑りやすいので雨の多い梅雨時期が登山適期から外れている・・・と。

 全体として山に登ると言うより、岩場を楽しむといった気持ちで歩いた方が良さそうです。車を止め、薬師林道を5分も歩くと峠の手前に高さ50cm程の看板が立っています。最初はさすがに人気のある山のせいか登山道は綺麗で、すっかり葉を広げた木々を見上げながら歩きます。と思うのもつかの間、いきなり一の岳への岩場です。
 しかも、梅雨の合間ですから岩もそれなりに滑りやすくなっていました。岩場を登り切ると三角点がありますが特に景色は望めません。

 一の岳を下り、二の岳との鞍部に着くと巻き道の表示があり帰りはこの道を活用することにしました。二の岳周辺はヤセ尾根中心に岩場も多く、気を使った場所でもあります。二の岳の核心部は20m程の岩場の下りです。上から見下ろすと、おっ!と思いますが足場もしっかりしていました。そこを過ぎると三の岳の岩場を真正面に見上げる岩尾根があります。

 三の岳の岩場のもとまで着くと三の岳を巻くように東に進み、岩場の隙間を縫うように三の岳を登ります。
 岩場は狭く結構な高さで、足元を探しながら登ります。三の岳の上に登り上がると木々の間を縫うように山頂に向けて道がありますが足元は良く見ると崖・・・。山頂の少し手前に露岩があり景色が開け英彦山が真正面に見え、景色を楽しむならここで、涼むのであればミズナラの木がある山頂です。
 山頂に着いて思い起こすに、登山道を歩くというよりよじ登った、という印象が強く残った山でした。
 帰りはのんびり普通の登山道である巻き道をのんびり歩いて戻りました。(2008.6.4)

【秋・2008.11.15】
 長崎隊からお誘いがあり長崎隊4名、hirokoさん、プリンパパさんの7名で秋、紅葉の時期に再度訪れることになりました。当然のことながら6月の緑の頃とは違った趣で、特に、巻き道は紅葉が綺麗でした。前回のレポに秋バージョンを追加してみました。かかった時間はほぼ同じでしたが、高さ、歩いた距離はやや違ったので前回の平均値としました。
  
  登った高さ 400m   歩いた距離 4.0km  全所要時間 2時間50分(休憩時間を含む)

  
  ア  ク  セ  ス
@国道496号線を旧山国町から野峠に向かいます。
A野峠から4.3km付近に薬師林道の入口があり、この前に駐車スペースがあるのでここに車を止めます。

よっちゃんの独断と偏見きわまるルート評価
総合
評価
登山道 標識 山道
展望
山頂
展望
自然 被写体 体力 携帯 GPS 駐車場 ロープ 赤テープ
4.5 4.5 微妙 不要

出発地点   到着地点 所要時間
(分)
1.国道駐車スペース 一の岳山頂 25
一の岳山頂 二の岳 25
二の岳 三の岳 30
三の岳 1.国道(巻道利用) 40
    時間合計(休憩除) 120
      参考:全所要時間 170
累積標高 400m位  歩いた距離 4.0km位


 (1)
 地図「1.国道沿駐車スペース」。
 野峠から4.3km付近で薬師林道の入口になります。


 (2)
 (1)を出発、国道を横切り林道に進みます。ただし登山口までですがとても、車が走れるような道ではありません。



 (3)
 地図「2.登山口」。
 薬師峠の手前に左側に鷹巣山入口の看板が立っています




  (4)
 最初はこのように良い雰囲気の登山道ですがそれもつかの間・・・



 (5)
 巻き道の看板があります。点線が巻き道、実線が岩場ルートです。

 (6)
 地図「3.岩場」です。
 いきなりかよ〜、といった感じで、ここからこのような場所の登り下りの繰り返しです。


 (7)
 一の岳の三角点で、前後はスズタケの群落です。


 
 (8、追加)
 一の岳からの下り。やや急坂で落ち葉で滑りやすくなっています。



 (9)
 巻き道を含め登山道の概念図が巻き道とクロスする場所に設置されています。地図の「国道へ」の場所です。


 (10)
 地図「4.岩場」
 二の岳付近の下りの岩場。結構な高さです。
 レスキューのプロ、プリンパパさんによれば、全体重をかけるには危険な状態だそうです。


 (11)
 地図「5.岩尾根」
 正式なルートは解りませんが、ここを右に降りました。
 正面の岩尾根の先は崖だったので・・・
 まもなく、三の岳の岩場に突き当たります。

 (12、追加)
 左の写真の岩場を降りているところです。
 結構、手がかり、足がかりが多く大丈夫です。
 



 (13)
 地図「6.岩場」
 三の岳の東側に回り込み岩の間を登ります。
 上から見下ろしたところ。


 (13)-2、追加
 実際の登っている様子



 (14)
 (13)を下から見上げたところ。狭い方へ登っていきます。


       
                   (15)山頂手前の露岩より英彦山方面が手に取るように見えます。
     左が6月、右が11月



 (16)
 三の岳山頂。



 (17)
 帰りは巻き道を帰りました。
 この道もそれなりに味のある道でした。

 (18)
 同じく巻き道



 (19)
 巻き道が画像(5)に戻った所です。

帰りの巻き道にて