これまでもレポや掲示板で報告したように、「べっぷ鶴見岳一気登山」という目標を無くした今、少し気合いが抜けたせいか先週から少々風邪気味で咳が出るし鼻水はタラタラ状態の昨今であり、今一つテンションが↑ないのですが、それでも山には登ったろ〜、と地図を眺めWEBで情報収集していると花牟礼山からながみず山の縦走レポを拝見しているとフクジュソウの写真があったりして、いぜんから歩いてみたかったこともあり、「これこれ、これよ〜」みたいなノリで出かけることにしました。もう少し地図を眺めていて、行けそうであれば「ふきくさ山」まで足を延ばすことにしてみました。 花牟礼山は今回で3回目。最初は失敗ルート、2回目は花の時期にhirokoさん、長崎隊の皆さんと一緒に無事正規ルートを歩いた所です。ここまでは割愛するにしても山頂手前の尾根の崩壊は以前より拡大した印象でした。花牟礼山山頂で一息いれていざながみず山へ出発です。 少し開けた場所があり、細いながらもしっかりした踏み跡がありますが、両サイドは低木の枝を分け進む感じです。カヤ地帯も踏み跡があるも同様な感じですが引っかからないだけましかもしれません。そうこうしていると最初の急登にかかりますが、遠くから見ると穏やかに見えた場所ではありますが、実際のところスズタケ(?)のトンネルの急登で藪こぎまではいきませんが辛い場所ではありました。 ヒノキの植林から脱出するとカヤのかき分けルートとなり正直どれが正しいのかよく分かりませんが、天気がイマイチの時は極力、尾根に近い場所を歩いた方が無難です。また、尾根を境に北側は雑木林ですが枝が低いのでルートを取るには不向きです。漢字で「三一」と刻まれた標柱から標高点1245m付近まではカヤの中のルートです。そこから少し先にザレ場がありここから先は雑木+笹の中を縫うように歩くと途中斜めに傾いた標柱を通過し間もなく「ながみず山」の山頂に到着します。山頂は刈り払った痕跡もあり広場になっていますが景色はありません。 ここまで来たのなら、と「ふきくさ山」へ出発です。恐らく扇山林道から登ってくるためか密ではありませんが、そこそこ赤テープがありますが、よく見ないと見落としそうになったり、林道に近くなるとほとんど無かったりと久々に地図とGPSを活用しました。 「ながみず山」山頂からしばらくは快適なルートです、がホイホイ歩いていると途中尾根が二つに分かれている広場があり、ゆったりした分岐なのでついつい直進してしまう可能性があります。そこを過ぎると尾根道は笹の壁に突きあたり直進するとかなり辛い藪こぎになるようで、道は尾根の南側をトラバースし、このあたりは親切に赤テープがあります。しかしテープによっては谷方向に向かっているものもあるので笹からあまり離れないルート取りとなります。ここを通過してからはとにかく標高点1194mを目指して進むと作業道の跡らしい道があります。比較的フラットな場所ではありますが雑草等で道が分かりにくくなっています。 地図ではのり面のように感じますが、実際は写真のように普通に林道に降ります。林道を少し北に歩き反対側ののり面に取り付きます。少し、草で分かりにくいですが尾根の脇を通るようにこれも作業道の跡らしい道を歩いていくと左側に斜面が見えてきて、その斜面に赤テープが巻かれていたので今回はここを取り付きにしました。しかしながらここから先の赤テープは道案内とは程遠く、かなり間隔が空いているので地図とGPSとで位置の確認作業は欠かせません。ただし、斜面から先は雑木林の下なので足元の藪はほとんど無く歩きやすい地帯ではありました。 三角点の手前のピーク付近からヒノキの植林の中に目印と明確な踏み跡がありこれを辿っていくと土塁が切れた付近に三角点と「ふきくさ山」の看板、また千町無田方面から来た踏み跡の濃い道と合流します。ただし、景色はほとんど見えず面白くもなんともない山頂です。 一休みしながら地図を眺めていると、この付近で一番高いのは三角点のある山頂の南側にあるピークであることに気が付いたので、まぁ、次回いつ来るか(来ないかも・・・)分からないので足を延ばしてみるとなかなかどうして良い眺めでありまして、どーせならこちらを山頂に、と提案したいくらいです。しかも、さらにルートは伸びていて万丈塔まで行けそうな印象です。今回はここまでにしておきましたが、もし「ふきくさ山」に登るのなら、「P2」地点まで足を延ばすことをお勧めします。ここまでは問題なく歩くことができました。 以前から気になっていた山域でもあり予想外にてんこ盛りのルート取りを出来たこともあり満足して来た道を折り返し戻りました。(2012.3.27) 登った高さ 1,050m 歩いた時間 6時間30分程度(休憩含) 歩いた距離 13.1km位 |
ア ク セ ス |
@湯平から久住へ抜ける農業開発道路沿いの「花牟礼山」登山口看板。 |
総合 評価 |
登山道 | 標識 | 山道 展望 |
山頂 展望 |
自然 | 被写体 | 体力 | 携帯 | GPS | 駐車場 | ロープ | 赤テープ |
4 | 2 | 2 | 3〜4 | 2 | 3 | 4〜5 | 3 | 4 | 5 | 3 | 不要 | 3個 |
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(1)農業開発道路沿いの花牟礼山登山口の標柱 入り口付近は椎茸畑です。 |
(2)地図「1.登山口」 以前もここに駐車しました。この先も車で行けないこともありませんが、ここまでが無難かと思います。 |
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(3) 地図「3.展望台」 午前中は本当に空気もすっきり、気持ちよい眺めでした。 |
(4) くじゅう連山と右側のとんがり帽子が万丈塔です。 |
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(5) 崩壊が進んでるような気がする花牟礼山山頂付近です。 |
(6) 地図「4.花牟礼山」 |
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(7) 地図「6.スズタケの急登」 緑の点線辺りがそれに当たります。 |
(8) こんな感じのスズタケの急登です。下る時はそれほど障害は感じませんでした。 |
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(9) 地図「7.標柱三一」 |
(10) 同左付近からの眺め。カヤは大した抵抗勢力ではありませんでした。 |
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(11) 標高点1245m付近から 熊笹地帯に三角形に切り込んだ辺りが地図「8.ポイント」です。 |
(12) 地図「9.標柱一〇三」手前 |
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(13) 地図「9.標柱一〇三」 |
(14) 地図「10.ながみず山」 残念ながら景色はありません。 |
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(15) ながみず山からふきくさ山へいざ〜 山頂から少し歩くとこんなに綺麗な「大通り」もあったりします。 |
(16) 地図「11.分岐」 ついつい右(点線)方向に行きたくなりますが、実線方向には赤テープがあります。 |
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(17) 地図「12.笹尾根トラバース」 ということで直進は藪こぎで難儀をするので赤テープを頼りに矢印方向にトラバースします。 |
(18) 地図「13.道不明瞭」 作業道跡らしい道があるので基本それを歩きました。 |
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(19) (18)と同じ。 |
(20) (18)と同じ。 |
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(21) 地図「14.林道へ」 |
(22) こんな感じふきくさ山方面に取り付きます。 |
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(23) 地図「15.取り付き」 (22)から尾根の脇の作業道跡らしい道を歩きます。道が広くなったあたりから左側に赤テープの目印があり尾根を目指して登っていきます。 |
(24) 尾根あたり。人間様が歩いたのか動物が歩いたのか、とりあえず踏み跡がありました。 |
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(25) 地図「16」地点を過ぎてヒノキ林の中を登っていきます。 |
(26) 地図「17.ふきくさ山」 三角点のある場所はなんちゅうこともない場所でした。 |
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(27) 地図「17.ふきくさ山P2」 ここは展望が開け、目の前に平治岳、大船山、涌蓋山などが望めるのでせっかくならここまで歩くことをお勧めします。ちなみに標柱は九電のマークがありました。 |
(28) 同左より。手前が平治岳、右奥が三俣山。 |
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