いきなりの急登には疲れました・・・

 前回、鉢窪ガレ場ルートの帰りに佐渡窪から奥の道を少し歩き、GPSの軌跡が鉢窪に向かっていたので勝手な想像でこのルートはきっと鉢窪に向かっているんだ〜、と決め込んだもののどうしても気になって再度未踏の部分を登ることにしました。その結果、自分の想像は大きく裏切られ、なおかつ当日想像したルートも帰りのルートの確認で再度覆され、改めて「道」には意志があることを感じさせられた一日でした。

 沢水から休むことなく鍋割峠を通過、佐渡窪へ直行し適当に山際に突っ込んでいきます。山際には雨が多いときには川になると思われる場所があり、ここを山沿いに佐渡窪の奥の方へ進むとバイケイソウの群落と、大きな石がありこのあたりから目印が目に付くようになります。そのまま林の中に直進すると小さい谷に突きあたり、その谷に沿って踏み跡と目印が付けられていて新しいものや古いものが混在していますがかなり密に付けられています。これと踏み跡を見逃さないように歩いていけば大丈夫とは思いますが、山慣れた方のご同行をお勧めします。

 次第に傾斜が緩やかになり左に谷が見え明るくなり始めると赤テープが賑やかに付けられた場所に出ます。これまでの経験から明らかに「曲がり角」か「交差点」で良く見ると「T字路」になっていました。ここで前回の想像で鉢窪への道だけと思っていましたが、右折が以前エミリーさんから紹介されたルートであることを確信しました。そして、左折が鉢窪へ行くんだと「思い込み」ましたが、帰りに確認した結果これは鉢窪を通らずに立中山への直行コースだったのです。立中山に立って初めてこのコースを作った人の気持ちがわかったような気がすると共に「道」には、それを開拓した方の意志を感じました。

 「T字路」から先です。
 10分ほど急登ですが、景色の良い場所に飛び出します。残念ながら当日はガスで景色が今イチでしたが、南尾根ルートよりおそらく景色は良いはずです。本ルートは尾根を登っており、谷を登る南尾根ルートより景色が良さそうなポイントが何カ所かあり天気の良い日は楽しみなコースです。南尾根ルートとの合流点は当初、目印を見た場所とは違う場所でしたが、GPSでは概ね近い場所でした。
 大船山頂には沢水から佐渡窪を経由し3時間弱で到着することができました。

 山頂を出発し鉢窪を経由し佐渡窪へ道が繋がっているはずと、勝手に想像し鉢窪で「T字路」への入口をしばし探しましたがどうしても見つかりません。GPSで「T字路」にかなり近い場所まで来ているので恐らくここが入口と決め込んで林の中に突っ込んでいくと目の前に道が横切っていました。改めて、GPSの軌跡と今自分のいる場所を確認し、ようやくその道がどこを目指しているか、南尾根ルートで見た「立中山→」の意味が解りました。要は立中山と大船山を繋ぐ最短コースだったのです。改めて、登山道を開拓した先人達の想像力とその意志に頭が下がる思いと共に3週に渡る謎解きが終了しました。

 ※改めて、レポを読み分かりにくいので立中山から登るイメージで修正分を追加しました。

 話は全く変わりますが、当日は長崎隊から猟師岳オオヤマレンゲツアーに誘われました。朝、長者原を通過するとき三俣山〜大船山方面はガス、星生山〜猟師岳方面はピーカンでその状況を長崎隊に連絡しておきました。すると、大船山頂で朝露で濡れた靴を脱ぎ足を干しながら休憩しているときに着信を見るとそよかぜさんから。電話してみると「天気良いのでこっちにお出で〜」だと・・・ 大船山頂はガスに覆われ終盤を迎え、水滴に濡れるミヤマキリシマを眺めておりました。
 (2009.6.20、2010.6.12修正)

  登った高さ 1,100m程度   歩いた距離 14.9km   所要時間(休憩時含) 420分位  
 

出発地点   到着地点 所要時間
(分)
沢水登山口 2.取り付き 70
2.取り付き 3.T字路 30
3.T字路 4.展望台 10
4.展望台 6.大船山 50
※立中山ルート
 立中山から「3.T字路」を経由して大船山に登るルートを指しますが、今回は佐渡窪から大船山に登りました。

※「×」印
 鉢窪から立中山ルートへの道はありませんでした。
 

 ※「3.T字路」の左上の緑の点線は推測で歩いていません。

      

 立中山ルート(立中山を起点に地図の 7→ 3 → 5 → 6 のイメージ )

 (ルートイメージ1) 
 立中山から眺めたルートのイメージです。
 赤丸が「3.T字路」で右のラインが佐渡窪から登ってきた道。上の矢印が大船へ、手前の矢印が立中山方面、緑ラインで囲まれている場所が鉢窪になります。




 (ルートイメージ2)
 大船山から眺めたルートのイメージです。
 赤丸が「3.T字路」、ピンク丸が立中山近くの「7.分岐」です。
 手前の矢印が大船方面へ登る方向になります。

 (a)
 地図「7.分岐」
 立中山山頂から鉢窪方面に数分進んだ場所にヒモが張られていますが、ここが大船山への分岐となります。
 また、2010年5月に通過した際には、ヒモは無く分岐を示す小さい看板が設置されていました。




 (b)
 地図「4.展望台」からの景色とルートのイメージ図

 (c)
 地図「3.T字路」
 佐渡窪から登ってくるとT字路となります。




 (d)
 2005年5月に歩いたときにはこのような看板が設置されていました。

 (e)
 地図「5.合流地点」から撮影。
 点線はルートのイメージ



 (f)
 同左地点に設置されていた看板です。

 (g)大船山頂直下に出てきます。
 山開き前(2010.5.29)には、ここにも看板が設置されていましたが、山開き前日(2010.6.5)には無くなっていました。
 ただし(d)(f)の看板、立中山分岐の看板は設置されたままです。



 
 ここからは、当日の様子

 (1)
 地図「1.佐渡窪」。




 (2)
 地図「2.取り付き」の手前
 右側は山際でバイケイソウの群落があります



 (3)
 地図「2.取り付き」手前の岩。




 (4)
 岩を過ぎるとすぐ林となります。



 (5)
 (4)から数分も歩くと谷に突きあたり、谷の手前に道があります。○の中には看板があります。




 (6)
 地図「3.T字路」手前。
 全般に林が明るくなります。
 



 (7)
 
地図「3.T字路」
 やけに赤テープが目立つと共に、ここが当ルートのポイントになる場所です。右に行くと大船山、左へ進むと立中山へ。




 (8)
 地図「4.展望台」手前の急登です。こんな場所ですが目印はしっかり付いています。


 

 (9)
 「4.展望台」先の場所
 ここからは尾根歩きとなりますが、ガスの為写真がありません。





 (10)
 地図「7.分岐」
 立中山山頂から鉢窪方面に数分進んだ場所にヒモが張られていますが、ここが大船山への分岐となります。
 また、2010年5月に通過した際には、ヒモは無く分岐を示す小さい看板が設置されていました。



 (11) 大船山頂直下のミヤマキリシマも終盤です





 (12)鉢窪から見上げた大船山





 (13)一瞬、山頂を魅せた白口岳