大船山・紅葉 (2005.11.2)

 まだ春と言うには少し早いことは承知の上で、久住町岳麓寺から大船山を目指しました。こちら方面から登るのは久々で記録をめくると、エリアスさんのグループとお会いして以来です。このコースは途中からこれまで歩いたルートと合流しますが、そこまでは未踏のコースだったので今回のコースに決定しました。
 こちらからは標高差がどうしても大きくなるせいか、ほとんど登る方がいません。以前もこの時期に登った時、あまり人に逢わなかった記憶があります。本日は一段と少なく、山頂でもお会いしたのはたった二人でした。
 コースは駐車場の標高が約730mで、そこからしばらくはコンクリートの作業道路を50分程度歩かなければなりません。駐車場は普通車で20台程度の規模ですが、トイレ等の付帯施設はありません。駐車場のそばに、「この先は行き止まり」の看板があったので、とりあえず行ってみたらやっぱり牧野の入り口のゲートがあり、施錠がされていて進入不可能でした。したがって、駐車場からしばし、我慢の歩きのあとようやく本来の登山道に取り付くことになります。
 途中、休んだり、撮影したりで山頂まで約3時間でした。途中でバイケイソウの出芽、キスミレ、ショウジョウバカマ、ボケ等々の春の第一陣が出迎えてくれました。
 山頂付近は凄い風で気温も5℃程度と天気の割には少し寒い目に遭いました。 山頂から段原方面に下る途中には残雪も見られ、まだまだ油断できない季節であることを認識させられました。
 天気には終始恵まれましたが、強風とどうも黄砂らしいのですが、少し霞んだ一日でした。 

  

 《今回歩いた道》

@赤いラインが今回歩いた道です。
 画像(9)地点で左折、大船山を歩いた後、黒岳方面に降り、青いラインを下り、途中で赤いラインを右折して戻りました。(紺色の→)

A緑のラインは「ガラン台コース」
B青のラインは「今水コース」です。

Cこの3コースでコンクリ舗装をあまり歩かなくて済むのは、今水コース(青)です。


D歩いた距離 15.5km
  登った高さ 1,300m
  所要時間  6時間50分
          (休憩を含みます)



 (1)
 岳麓寺登山道の入り口。442号線の黒牛像のある信号機を長湯方面に約7.5km位の場所です。画像は反対方向より。
 
 (2)
 画像(1)の円の中の拡大です。

 (3)
 駐車場は結構広いですが、トイレ、水場は無いのでそれなりの準備をしておきましょう。地図の「P」の場所で、標高730m。したがって山頂までの標高差は1,050mです。


 
 (4)
 駐車場から200m程で登山届けが設置されたゲートに着きます。強行突破は不可能です。向かって右側に通路があります。ここからしばらく「コンクリ舗装」の登山道です。

 (5)グループで登る場合は、車の心配もなく歩けます。しかし、一人で歩くには少し辛い道で、できればラジオでも聞きながら歩きましょう。ゲートから約50分、280m程の登りです。



 (6)
 ここから、登山口まで約800程度です。少し先に三叉路があります。看板が地面に置かれてあるので確認できますが、黒岳を真正面に見ながら直進です。

 (7)ようやく、登山口到着です。左側に木製の記念碑?らしきものが立っています。ここも放牧地の境界となる鉄条網が張られていて、向かって右側に人間用の狭い通路があります。

 (8)登山道の様子です。



 (9)
 がらん台方面から登ってきた道との合流点です。ここからは過去の記録にもあるので、これ以降少し省略気味になります。



 (10)
 入山公の碑へ登る階段。このあたりからバイケイソウが多く見られるようになります。
 

 (11)
 鳥居窪からしばし大船山を見上げておりました。



(12)
 大船山山頂。とにかく風が強くて、結構寒くて気温は5℃程度でした。この時期はいつも感じますが、花の端境期のせいかほとんど人がいません。
 山頂に着いた時は自分一人だけで、しばらくしてようやく2名の方が登ってこられました。

(13)
 段原から振り返る大船山頂方面。


(14)
 北側斜面にはまだ雪が残っています。山頂近くの林の中にも雪がありました。

(15)
 風穴方面から下山していく途中の登山道にはバイケイソウが沢山新芽を出しています。

(16)
 地図の画像(9)地点に戻ってきました。地図の青い道から、赤い道に曲がり杉林主体の道を歩きます。
  春  の  気  配