大船山・紅葉 (2005.11.2)

 7月に北谷から祖母山に登ってから祖母傾方面に行っていないなぁ、先々週はちょっときつかったけど白口岳から大船山を走破できたので、傾山を目指すことにしました。昨年のちょうど今頃、歩いた時は時計回りだったので今回は反時計回りに歩くことにしました。

 天気予報によれば「天気が良いのは土曜日だけで朝9時頃から天気が良くなる」のフレーズだけを頼りに、朝(真夜中)3時に家を出ました。ちなみにインターネットで気象庁のHPで衛星画像を見るとしっかり雲が九州にかかっているし、空を見上げれば☆一つ見えません。ちなみに前日は寝る前まで雨・・・
 
 しかし、今日の天気はまさに自分のために取っておいてくれたような天気でした。登山口には5時30頃着きましたが、やはり星はほとんど見えません。すこーし明るくなると山頂方面はガスの中。「まぁ、最近の天気予報は良く外れるし、こんな日に登ることになったのも何かの縁(?)」ということで7時前から登り始めました。この時点で自分の車を入れて2台。

 ガスの中を登り始めましたが、どうもガスが晴れつつあるようです。しかも、自分が登る早さと同じくらいの速度でガスが取れて行ってます。九折越に着いた時、ちょうどこのあたりのガスが晴れ始め、ガスの合間から傾山山頂が見え始めました。その後傾山山頂に着くまでにすっかり晴れ上がり快晴となりました。

 登山道は昨日の雨で枯葉が敷き詰めたように落ちていました。最初は車の中で聴いていたラジオのせいで頭の中は、シャンソン風に「枯葉よ〜♪」でしたが、「落葉」→「落陽」となり、「吉田拓郎」の「落陽」になっていました。

 山頂まで約4時間。久々に山頂でラーメンを食しました。場所は昨年と同じ崖っぷちの上です。この間に山頂に居た方は2組4名、この後下山までに同じく、2組4名と静かな一日でした。反時計回りに歩いて改めて三つ坊主コースが厳しいというか危ないコースということを認識しました。前回、登りで歩いた時はさほど危険性を感じませんでしたが、下りで歩いてみると「ここで滑ると洒落にならんなぁ」と思う場所が目に付きました。

 山頂周辺の木々の葉はすでに落葉していますが、中腹より下ではまだ紅葉が残っていました。
 今回、逆向きに歩いたので昨年の記録と比べてみると、掛かった時間が約9時間とほぼいっしょ。しかも、出発した時間も同じ6時38分とほとんど同じなので我ながらびっくりしたところです。ただ、昨年より荷物は重くしているので体力が付いた?
 
 本日のルート  歩いた距離:15.1km  登った高さ:約1,900m(GPSデータ、本当は1500前後?)  全行程時間: 約9時間

 
 

  区  間 時間
 駐車場〜800mポスト  90
 800mポスト〜九折越  70
 九折越〜傾山頂  90
 (傾山頂・休憩) (40)
 傾山頂〜ハシゴ場  50
 ハシゴ場〜三つ坊主分岐  70
 三つ坊主〜白口谷分岐  20
 白口谷分岐〜林道  60
 林道〜駐車場  40
@GPSによる各地点の概況です。登る時の参考にして下さい。

A標高を書いている地点は、標高ポストが立っている場所です。

B100m毎に立っていますが、測定が抜けている場所があります。

C山頂の休憩を除き、各区間は10〜15分の休憩時間込みの時間です。

Dこの時期、7時出発が望ましいと思います。






(1)
 カンカケ谷に降りてきた所です。ここから川を右往左往しながら上流に向かいます。



(2)
 しばらくしてから、この場所で対岸に渡ります。



(3)
 登山道から見えた坊主方面。自分が登る早さと、同じ早さでガスが晴れていきました。



(4)
 林道に到着。道は枯葉で埋もれています。



(5)
 本日の登山道の様子です。



(6)
 途中にあった社です。社の看板には「熊」の字が彫られています。



(7)
 九折越でも次第にガスが晴れ始めました。木の合間からは傾山の山頂が見え始めました。



(8)
 九折越から傾山への縦走路を振り返ったところです。
 このコースでは一番好きな場所です。実はこのコースを傾山山頂を見ながら歩きたかったのです。



(9)
 次第に空が晴れ上がり気持ちよい秋晴れとなりました。



(10)
 山頂を見上げながら縦走路を歩きました。いやぁ、山頂が近づきながら歩ける幸せ!
 1人で賑やかにしておりました。


(11)
 山頂方面。



(12)
 山頂から見える縦走路と祖母山です。今日は阿蘇山、久住連山、由布岳まで見えました。



(13)
 山頂先端から覗き込んだ三坊主と九折川の谷底。
 紅葉は中腹まで残っています。



(14)
 一応、山頂三角点の写真を。



(15)
 下りに利用して改めてこの辺りは滑ると洒落にならない場所が多かったですが、ここもそうです。
 登りに利用した時はそんなに気にならなかったのですが・・・
 よく、紹介されている岩場は特に危険は感じません。むしろ、それ以外の日陰でしめった「滑る」「落ちる」がセットの場所で危険を感じました。



(16)
 見晴らしの良い岩場の上で一休みです。



(17)
 岩場以外は晩秋の雰囲気に溢れる静かな縦走路でした。



(18)
 白口谷から上手来る道との合流点です。



(19)
 下山後帰りの道をふと振り向くと夕日をあびる傾山が見えました。
 いやぁ、満足の一日でした。

(20)
 本日最高に感動した紅葉です。
 本当に1本だけでしたが、陽の辺り具合と紅葉の程度が
ベストマッチでここでも1人で騒いでおりました。