マラソンのトレーニングをしていて、顕著に感じるのは梅雨明けから残暑の頃は暑さで思う様に走れず、1km当たりのタイムもこんなんで本当に元に戻るんかい、と思うほどじり貧状態になることです。しかも、距離も走れないとなると、人生半世紀を経過したとはいえ危機感さえ感じる始末です。ここのところ涼しい日も増えたので、ちょっと思い切って長距離山行をやってみるばい、と思い立ったのですが、なんとも九州では大分県周辺のみ天気が今ひとつ。 結局、土曜日は雨模様の天気予報に踏ん切りがつかず午後からは「永遠の0」の作者、百田尚樹さんが地元の平和資料館開館記念行事として講演に来られることもあり、拝聴に出かけました。30分前に着いたのですがさすが売れっ子作家ということもありすでに大ホールは満席状態、やっと空いた席を見つけて座ることが出来ました。詳細な内容は別途報告するつもりです。 前半の講演では本を書き始めたきっかけ、出版に至るまでの苦労、特攻という厳命、遺書などと話が進むにつれ、本人も声を詰まらせながらの講演で、涙をすする音があちこちで起こりました。会場の3、4割の方がこの講演が終了して退席しましたが、このあとのパネルディスカッションは放送作家ということもあり、ちと刺激的なコメントが多かったです。 でも、彼の根底には特攻のような必死を求められる作戦を行わざるを得なかった戦争を後世に伝えたい、という思いは流れていることを感じることができ良かったです。 さて、明けて日曜日。天気はイマイチですが色々情報を見ているとテンションが下がるので、とりあえず概ね曇の予報だけを気持ちの礎にハンドルを握りましたが10分も立たないうちに霧雨、さらに小雨、場所によっては本降りとなりましたが、それでも天気は回復傾向にあることを信じ、6時前に的が浜近くの駐車場に車を停め準備を始めました。 窓から見える鶴見岳方面はしっかりガスに煙り、どう見ても霧雨以上の雨が降っているようです。それでも6時半頃になると概ね止んだようなので海抜0mに足を運んだ後、鶴見岳一気登山のスタート地点に立ちちょうど6時30分にスタートしました。 ちなみに「的が浜」の南側、旅館「望海」の横にある駐車場(別府市北浜3丁目9)は1日で最高400円みたいでラッキーでした。 結局、ほぼ全行程で霧雨、小雨が降り続く中を走る結果となりました。当然、登山客もほとんどいないわけで、走りやすさからいえば、そう悪くなかったようにも思えます。ただ、草が覆い茂った場所も点々とあり、特に合野越えから岳元への草原の中では笹が登山道を覆っているため、道が見えなく走れないのと水滴で靴の中がびしょびしょになりました。 鶴見岳の中腹にある火男火売神社周辺は足の踏み場も無いくらいぎんなんの実が落ちていて、それを拾っている方がいたので少し話すと、広島からとのこと。昨日は由布岳、今日は鶴見岳で本人は今日は休憩らしく、10名ほどで登っていますよ、と教えてくれました。この方たちを途中で抜きそろそろ一気登山のゴールか〜、と登っているとガスで何も見えず結局本当の山頂に着いてしまいました。 タイム的には1昨年とほぼ同程度。前回は寒かったものの天気が良かったので山頂で少し休みましたが、今回は休憩していたら濡れるので、記念撮影をしてさっさと由布岳方面に足を進めました。東登山口には9時23分過ぎ到着、東屋でおやつを摘まみながら休憩して、いざ行かん〜、といっても心意気でけで両膝に両手をあてゼーゼー言いながら立ち止まること数知れず・・・それでも気のせいか山頂が近づくにつれガスもとれつつあるように感じましたが、これもマタエに下り始めると強風で横殴りに小雨が降ってきます。 それにしても由布岳は人気の山。東登山口コースですれ違ったのは1名でしたが、正面登山口方面は50名前後とすれ違ったような気がします。本日の天気、当然のこと皆さんは合羽を着ている(ちょ−当たり前)ので、自分のノースリーブにタイツの出で立ちは前回と同様、一人浮いています。寒くても天気が良ければそうでもないのですが・・・客観的というか自分が普通の登山客で今日の自分と同じ格好がすれ違ったら、少なくとも「大丈夫か〜」と思うと思うので、恐らく、大半の方から半ば呆れ顔で見送られたことと思います。 合野越えから岳本方面に向かうと一気に人は消え、あとは草原の中を下って行くのみです。ここまで来ると霧雨も小康状態で景色も少し見え始め、時折、撮影しながら下っていきます。仕上げは湯布院の目抜き通りをトレランの格好で激走です。前回はなんだかこっぱずかしくも感じましたが、今回は観光客の皆さんには邪魔にならないようにしながらも堂々と由布院駅に突入、もといゴールしました。時刻は11時59分。別府市的が浜から5時間半のツアーでした。 しばらく由布院駅の前で呆然としながら、着替えたりして帰る準備をしてバスセンターへ。その時はそれほど感じなかったのですがバスに乗ると改めて自分の汗臭さに気が付くと同時に、運転手さんの真後ろに座ったので、どうも汗臭さが伝わったようで換気のため運転席窓をじわーっと開けていました。運転手さん、臭くてごめんなさいm(_ _)m (2013.9.29) |
登った高さ 2,150m位 走った(一応)距離 23.5km |
(1) 「実施要領」に基づき、足を浸けます。 |
(2) ここのサークルをスタート地点にしました。6時30分ちょうどにスタート。 |
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(3) 国道10号線からの様子。鶴見岳はガスで全く見えません。川沿いの広場ではラジヲ体操されているグループもいました。 |
(4) 南立石公園。トイレがあります。 |
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(5) 堀田神社。 |
(6) すぐに高速を渡ります。今日はこの時間別府から先は通行止めだったようです。 |
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(7) 別府湾方面。少しは晴れるかな〜、と思いましたが儚い夢でした・・・。 |
(8) 県道下をくぐる場所。ちょうど工事中で架設の階段等が設置されていました。 |
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(9) 鶴見岳山頂到着。8時49分。 こんな状況だったのでさっさと由布岳方面に足を進めました。 |
(10) 東登山口へ向かう途中、堰堤工事の作業小屋があり手前の青い仮設トレイには登山者の皆さんも利用してください、と優しい張り紙がありました。 |
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(11) 間もなく東登山口。9時23分に到着、9時30分に出発!! |
(12) 暫くは雨も小康状態の森です。 |
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(13) 鎖場の上。 |
(14) 由布岳東峰。10時37分着。山頂では誰にも会わず下山開始した頃から多くの方々とすれ違いました。 |
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(15) 合野越。ここで正面登山口とはお別れです。 |
(16) 湯布院盆地岳本方面へ。 |
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(17) 気持ち良い景色を見ながら下っていきます・・・でも、靴の中は洪水でした。 |
(18) 草原越しに見える湯布院の街。 |
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(19) 振り返って。 |
(20) 県道に到着。少し、下ったところにローソンがあり、その手前の道をまっすぐ行くと目抜き通りを経由して由布院駅に到着です。 |
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(21) こんな天気にもかかわらず大勢の人手です。ハングルが多かった様な気が・・・ |
(22) ラストスパートして・・・ |
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(23) 由布院駅に到着。 |
(24) 帰りのバスの中で飲んだコーラは美味しかった。でも自分は臭かった。 運転手さんごめんなさい! |
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(25) おまけ。別府駅です。 |
(26) 衝動買いしたデジカメ。小型なので今回持参しました。防水ではないのでちと気を遣いました。電池、メモリーカードは内蔵で操作はタッチパネル主体です。 |
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