今回は当初、長崎隊のメンバーと九州山地方面にキャンプ泊縦走の予定でしたが、天気がすぐれないということで、由布岳塚原ルート+αを楽しむという一方的な提案により、東登山口に9時集合し、先週歩いたルートを歩きました。 このルートを他の方と歩くのは初めてで、これまで何度か登りましたが人にすれ違ったことも無いのである意味初体験的行動となりました。他の由布岳のルートと違い踏み跡は弱いし、最初は急登だし、長崎隊の皆さんも、少々不安だったかもしれません・・・。天気がよいと気持ちよい自然林の下の登りとなりますが今回は寒気の影響で灰色の空と冷たい風のせいで登っている間は暑いのですが、止まると急激に寒くなると言う典型的な冬場の状況です。 途中、楽しみにしていたヤマシャクヤクは蕾は膨らんでいましたが、もう少し先になりそうです。ここを過ぎるとこれまでの植生が次第に変わりガスもかかり幻想的な景色となります。ただ、これが一人だとちと不安になるかもしれません。 お鉢の道に出てからどちらに進むかということで、初めての方もいたので岩場を登るルートの方が良いかなぁ、ということで東峰に進みました。岩場の最後の場所で小さい樹氷が付いていて、おーっ、と歓声をあげていると、先を進んでいた長崎隊から「もっと凄い〜!!」の声が。あわてて登っていくとお鉢の内側は真っ白、お鉢巡り沿いの木々も結構大きな樹氷が付いていました。その時は、こんなこともあるかなぁ〜、と思いましたが、でも4月26日。そんなことで山に登る際は慎重に、と改めて感じた次第です。 以前、県南の山間地に住んでいた頃、その地域の言葉で「のーしろがん」という言葉がありました。漢字にするともう少し意味が解ると思います。「苗代寒」です。山間地ではちょうどこの時期は苗を作り始めということ、この時期にしばしば寒気が来ることを地域の農家の方は経験で知っており、寒さ対策を怠らないようにという意味だと思います。今回はまさにこの「のーしろがん」でした。 季節はずれの樹氷を楽しんだ一日でした。 長崎隊の皆様、お疲れ様でした。 |
ヤマシャクヤクの蕾。あまり膨らんでいませんでした。 |
幻想的な塚原ルート上部 |
ここからは冬景色です |
お鉢の内側は真っ白です |
激写中の山馬鹿さん |
樹氷 |
新芽にも樹氷 |
同じく |
αです。 |