祖母山(2014.12.14)

 何かと気ぜわしい年度末、今年は特に、公私共々次から次と、時間的、精神的余裕が少なく、ここに来て少し山に登ろう、というより「登らんと!」のココロでありまして、とりあえずガッツリ登りたい。

 しかも、数日前通勤電車の車窓から、朝日に照らされる雪景色の別府アルプスを見上げて「休みて〜」といっても休めないし・・・ストレスは堪るばかりです。

 年度末の3連休の初日、とにかく祖母山! 天気予報はイマイチなんで、朝駆けに、こだわらず古祖母まで歩くことにしました。すでに、雪景色は終わってますが、全線通じて、1,500m以上では登山道、もしくはその周辺に雪が残ってました。

 北谷から登って来られた方に話を聞くと、神原側からはもっと雪の残っていそうな状況でした。祖母山頂には8時半頃到着、長居をするつもりは無かったけど、さすが3連休、トレラン2名、ご夫婦2名が間もなく到着。

 トレランの2方。一人はナント、レース企画会社の代表でした。もう一人の方(Bさん)と、祖母傾周回の話になったので、
 「ここを1周すると、距離で40km程、標高差で3,700m位なんすよ」
 「へ〜、見た目より大したこと無いな〜」とBさん。
 「(!、いやいや、そんなことは・・・) 」 すると代表が、
 「いやいや、気持ち良く走れるのは、その半分位の距離と標高ですよ・・・自分も1度走ったことあるけど」

 その後、昨年の10月に開催された英彦山トレイルに参戦、想定どおりDNFだったことを話すと、アンケートの結果をうけ、今年はスタート時間の繰り上げ、制限時間の延長を考えている、とのことでした。
 ちなみに完走率20%と、昨年開催された全国の大会でも完走率が4番目に低い大会でした。 

 山頂では、なんとか青空が覗いていたものの、次第に天気予報どおりの曇り空。黙々と、障子岳、古祖母山を歩きました。

 昭和初期に作成した戸籍(改正原戸籍)を取得する機会があり、打ち出した戸籍は10枚近く。昔は家制度だったので、戸主の子ども、結婚相手、孫まで記載され、亡くなった場所も朝鮮半島の地名、日本人収容所の文字があったり。
 眺めているだけでも、物語を読んでるようで、NHKのファミリーヒストリーみたいです。

 それでも、数年欠けている部分があるけど、保存年限は150年(!)だそう。 そこから先は、遡れない。
 別の機会に聞いた話では、戦火に遭ってないお寺があれば、過去帳をひもとけば解るらしい。でも、過去帳は達筆で解読できない文字もちらほら・・・戸籍でもそうですが。

 なんて、ことを思い出しながら、自分って、あと何年山歩けるんだろ〜 30年先どーなってる? 
 せめて80歳で由布岳は登っていたい、できれば祖母山に登ってたいな〜

 もくもくと歩く。4月すぐにレースがあるので、標高差、距離ともに少し慣らしておこうと思っての長めの山行です。
 それにしても、相変わらず、不必要にザックがデカく、休憩で、荷物を降ろす度に苦笑いです(^^;) 

 でも、早朝のラジオで話してた、甲南女子大学の教授の話、自然災害に備えた食料や水の準備とそれを背負って逃げることを考えると、これも有りか〜 10kgなら余裕かな〜

 下山後、上畑方面に車を走らせてると、歩いている方がいたので、念のため「乗りますか〜?」、「お願いします〜」
 東京から来られ、歩いたルートを聞くと、「神原から登り、尾平に降りてきました」、「?」
 公共交通機関を利用して、尾平の「もみじ館」に予約するつもりが、廃業。結局、宿が確保できた神原から登ったそうです。

 聞くと、関東周辺の100名山は土日は大変な混雑とか。思わず、
 「祖母山、100名山だけど、3連休で、この程度なんで九州って、良いでしょう!」
 明日は、傾山に登るので上畑でお別れしました。

 いつも駐車する尾平のスペース。ほんの2ヶ月程留守をしている間に携帯電話の中継局が設置され、駐車スペースは半減してました。

                              







 (1)いつの間に、携帯電話の中継局が建ってました。なんとか2台は大丈夫そう。




(2)1,500m付近からぼちぼち雪が残ってました。




 (3)祖母山と月



  
 (4)




(5)メンノツラ入口まで来ました。山頂まで、もうちょっと。




(6)小屋方面



  
(7)国観峠からの道との合流点。国観峠からの道は結構雪が残ってそうです。




(8)8時半頃はまだ青空も見えてました。




(9)霞みの上にくじゅう連山、由布岳がなんとか見えてます。




(10)定番ショット、その1




(11)その2




(12)振り返るとおんせん県手拭い・フルカラー 




(13)ハシゴ場は雪が残ってましたが、その先の縦走路はこんな感じです。




(14)トレランの二人。前を行く方が企画会社の代表。半パンでした。




(15)障子岳方面。




(16)黒金尾根ルート合流地点。ここは迷わず直進!!




(17)ミヤマ公園ピークにて。




(18)障子岳。




(19)




(20)バイケイソウの抜け殻




(21)縦走路の大分県側。かなり下まで滑りそう・・・




(22)倒木地帯




(23)絶叫岩から。




(24)縦走路




(25)定番、大障子岩ショット!




(26)おんせん県へ。




(27)




(28)




(29)