雪もクラスト化し楽ちんでした〜

 ハーフマラソンを控えていたこともあり年明けから3回連続由布岳、今回は土曜日から日曜日にかけて雪が降ってそうだったので東登山口から登ってみようか、などと訪問して頂いている皆様から「そろそろ他の山にのぼらんかい!」とどやされそうな気がしないでも無く、しばらくは気に掛ける行事も特にないので年末以来ご無沙汰している祖母山へ。結局そこか!と突っ込まれそうですがご容赦ねがいます。
 それと、ここのところ由布岳にはでスピード重視で登っていたので、少しザックも軽量化。果たして冬期キャンピング仕様でのぼれるん?と自問自答。とりあえず、最低限のテント泊できる荷物と食料をザックに詰め込みました。本番では、これにビール、焼酎、三脚、レンズで3〜4kgほど増えそうです。

 年末の大雪で雪が深いと聞いていたので、「祖母傾最新情報」で確認するといずれのルートもトレースが出来ているので大丈夫とのこと。それならと、久方ぶりに黒金尾根経由で登ることにしました。このルートについては数年前に難儀したルートでもりますが、特に難儀する1,400m以上のルートは頭の中に焼き付けているので、とにかく突っ込んでみることにしました。確かに、登山道は圧雪舗装状態で雪の抵抗はほとんどありません。

 しかしながら、縦走路に近づくにつれスズタケがグチャグチャに倒れた所もあり、ルートから外れた踏み跡があったり、なんだかんだ言ってもそれなりに難儀する場所があります。縦走路にでてからもスズタケが倒れ、その上に雪が圧雪状態となり日頃とは随分見慣れない風景で自分が一瞬どこに居るのか分からなくなってしまいそうな感覚にも陥り、スズタケをラッセルするのは相変わらずです。それでも時間的には順調で、心配していたハシゴ場も想定していたほど雪も無くスムーズに通過できました。

 今回も由布岳にしようかな〜、と考えたのは天気予報が微妙だったこともあります。実際、夜中大分市まで向かう途中、高速ではかなりの吹雪で天気予報も概ね午後からしか回復しないとのこと。それと、最近の悩み事はPM2.5。天気は土曜日の方が良いようにも感じましたがPM2.5濃度は濃く、予報では日曜日は少ないけど天気はイマイチと捻れ状態なのであります。
 まぁ、行ってみてどうしようも無ければ撤退すればいいし、上の方は雨ではなく雪なんで・・・と言い聞かせながら登山口まで向かったところです。

 ということで、山頂に10時ちょっと過ぎに到着しても、時折ちらっと青空見えるくらいで写真を撮るほどでも無いし、下界はガスで見えないし・・・お湯を沸かしながら時を待つことに。お湯が沸いた頃に2人組の方が登ってこれられ、昨日は天場泊とのこと。
 山頂でお会いしたのは結局このお二人で、人気が無いのでガスが晴れるよう山頂で踊っていると何となく青空の気配も増えたような気もしますが、所詮、撃沈男ですから1時間ほど山頂に滞在の後、ガスがスッキリしない山頂を後にしました。

 ところが、です。小屋も近くなったころ急に晴れ始め、晴れ始めた直後の空って空気が入れ替わった直後なのか、何処までも青く、樹氷は白くそれこそ誰も登ってこない山の中で大騒ぎしていました。思わず、井上陽水の「東へ西へ」の「花見の駅で待ってる君にやっとの思いで会えた、満開花は満開君は嬉しさ余って気がふれる♪」の歌詞を思い出しました。樹氷は綺麗で、満開で、青空に映えて、ずーっと一人で大騒ぎです。いや〜、一人で楽しむには勿体ない景色でした。

 下っているとなんとも言えない違和感を膝に感じ、テーピングしているのに・・・と思いながらもアイスバーン状態の雪もあったので日頃は下りでは使用しないストックを使用していましたので、よく解らんけど雪が少なくなった時点でストックを仕舞っていつものように歩き始めると、なんだか痛みも引き日頃と違うことをするとどこかに負担がかかることを実感しました。

 話は変わり、18時前に帰宅し片付けるのも後回しに大相撲初場所観戦。なんと言っても注目は稀勢の里ですが解説の方の予感が的中しあえなく3敗でこれで今場所の綱取りは無し。今日の見所は、もしかして頑張ってくれるかな〜と期待した対白鵬戦の松鳳山は番狂わせ無く2敗目となり、優勝争いという視点では面白みが半減した初場所。後は、誰が白鵬を倒すか、遠藤、大砂嵐、小兵の里山あたりの相撲に、十両では千代丸に注目と言ったところになりそうです。



 






 (1)かなりの積雪でしたが圧雪状態で比較的楽に登れました。
右のストックはコースアウトした時の雪の深さです。
 






 (2)縦走路に出たところ。雪が固まり沈みませんがかなりの積雪です。
 






(3)スズタケでどこに道があるのやら・・






(4)ここでは倒れたスズタケの上で雪がクラスト化しています。






 (5)振り返って。





 

 (6)少し晴れ間も見えましたがごく一部でした。






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 (8)樹氷の下の縦走路。



 


(9)ハシゴ場付近。アイゼンは必携です。






 (10)山頂。本日最初のようでした。





 

(11)山頂にて。






(12)お祈りの踊りが効いたのか少し晴れました。






(13)






(14)小屋方面に下っていると急激に晴れ上がりました。






(15)ここからはずーっと上を見上げて・・・






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(17)天場付近。






(18)同じく。






(19)祖母山頂方面。





(20)障子尾根も白くなっています。






(21)大障子岩






(22)やっぱり樹氷。レンズに水滴(多分)が付いていたのが残念!






(23)宮原への縦走路






(24)見上げれば樹氷






(25)樹氷は続く・・・






(26)振り返って祖母山





(27)樹氷の向こう






(28)宮原分岐






(29)さすがに暑くなり脱皮中






(30)間もなく今日も終了






(31)吊り橋






(32)帰る途中に見上げた傾山






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