何も無い傾山へ・・・
 今年は紅葉が遅れている、との判断から官行ルートの森も今頃が見頃?、と予想して出かけてみました。が、結論からいうとピークはすでに過ぎ、足下は落ち葉に覆われていました。どうやら、先週の3日の雨でかなり落葉したようです。ちょっと残念。
 に加え本日の天気予報はしっかり晴れマークだったのに、なんだか冴えない天気で、確かに青空が見えていますが、景色を楽しめるような透明度は無いし、雲は広がりなんだかダブルパンチを食らった気分です。

 ということですが、好きな官行ルートの森を歩くことを考えるとなんだかわくわくです。それと、今回は水場コースを歩くことにしました。傾山に登るのはやっぱ坊主尾根でしょ、という若気の至りで坊主尾根にこだわってきました。でも最近、膝や踵を中心にあちこち故障が発生しているので、往復のどちらかでも使用してみようと思いましたが、結局往復水場コースを堪能しました。というのも森が坊主尾根より豊かに感じたためです。時間的にも坊主尾根を使用するより30〜40分程度は短縮出来る様です。

 ただし、水場コースも侮るなかれで、坊主尾根より「楽」と思っていると最後の急登は結構堪えます。綺麗だったなぁ、と感じたのは水場手前から小さい谷を越えていきますが、この辺りから水場周辺まではなんだか傾山とは違う山に来た印象を受け、結局、帰りももう一度歩いてみようと往復したところです。

 山頂までは誰にも会うこと無く静か。山頂でも5人程度の1グループにお会いしただけでした。山頂では1時間程度滞在して天気の回復を待ちましたが、時折、鱗雲越しに弱い陽射しが差し込み、なおかつ空気も透明度が低くぼやーっとした風景を眺めながらお茶をしました。今回、ジンジャーレモンティーにチャレンジしましたが持参したロールケーキには合わず、再度コーヒーを入れ直しました。ただし、ジンジャーレモンティーが不味いわけではありませんので申し添えます。

 帰りは、山頂直下で1名、なかなかの勢いで登ってこられた方が1名。少し、足を進めると背格好が高かったので最初は男性かな〜、と思いましたが女性で、おっとりした口調で挨拶を交わし後ろ姿を見送りましたが、彼女もまた力強い足取りでした。水場ルートへ道をとり、ここから先は人に会わないと思っていると、腹回りの体格が良い男性が息絶え絶えで登ってきました。すれ違った時刻が12時前だったので、山頂まで登って往復は厳しいなぁ、と思いながらすれ違いました。

 三尾から谷へ下り、休憩したあと軌道跡の道を風倒木や足の邪魔になるような石を道の脇に避けながら下っていて、なんとかなりそうかな〜、と道に倒れていた風倒木と格闘しているとなんと、人が登ってきているではありませんか・・・ちと、状況が状況なだけに相手の方もびっくりしたと思います。本人も今頃登るのは遅いと認識され、「紅葉はどうでした?」、自分「ほぼ終了ですね〜、期待しない方が良いですよ〜」と会話を交わし彼を見送りました。

 少し、前後し毎度の森でお湯を沸かしのんびりタイムです。毎度のことながらカップ麺を食しながら周りの風景を眺め、仕上げはコーヒーを飲んで仕上げました。今回、水場コースとの組み合わせにより山頂までの大半が森の中で、途中の登山道で風景を眺めることはほとんどありません。そのため、写真はどれも似たような景色になりますが、実際に歩くと気持ち良いコースでした。



  






 (1)三尾へ。





 (2)お気に入りの森
 






 (3)目印にもなっているブナ。間もなく三尾です。





 (4)下から見上げて。





(5)三尾手前





 (6)合流!
 




 (7)地図「2.苔むす谷」
水場コースの苔生した谷。綺麗な谷どした〜





 (8)地図「4.谷」
水場下の谷






 (9)地図「5.水場」
(8)から少し登ると水場の看板があります。





 (10)途中で見かけたブナ。
水場コースは比較的森の荒れ方は少ない印象です。






 (11)傾山山頂





(12)口直しにコーヒーを入れ直し中





(13)月(ロールケーキ)に三つ坊主!





(14)下山時、三尾手前にて。





(15)同様。紅葉もこの程度です。





(16)ちとアップしてみました。





(17)三尾下の目印になるブナまで戻ってきました。





(17)森の中にて。





(18)残り少ない紅葉





(19)眺めながらミカンを食べながら・・・





(20)





(21)シンボル(勝手に決めてます)の切株。





(22)