何も無い傾山へ・・・

 今年こそはくじゅう以外の山域というか祖母山系の紅葉を眺めてみたいと思いつつ、結局、皆様のHPやブログを拝見しているうちに大船山周辺の紅葉を外すことが出来ず、ようやく祖母山系に足が向きました。昨年の記録を見ると10月20〜21日に祖母山系を歩き、標高の高い場所ではほとんど落葉していましたが、今年は紅葉の進み具合が遅いので、思った以上に残っていたように感じました。ただ、昨日までの雨でかなり落葉したようです。

 今回のイメージはまずは尾平から古祖母山に登り、朝日に照らされるはずの障子岳などの裾野を撮影、障子岳からは宮崎県側を撮影、あとはあちこちで綺麗な紅葉を眺められたら良いな〜、と。
 さて、今回気になったことが昨日までの雨による川の増水です。特に、県南では過去最高の雨量とかで黒金尾根を下った場合、川の徒渉が厳しいかも〜、でも、釣りで川の中を歩いていたことを思い起こせば、靴が濡れる覚悟で渡ればなんちゃなかろう、と思いながらも祖母山経由で宮原から下れば大したこと無かろう、と臨機応変に対応することにし結局、12時頃までに祖母山に着きそうだったので、勢い祖母山まで歩きました。

 天気予報は晴れマーク、一応、冷たい強風は予定していたので稜線の強風もそれなりで準備万端とはいえ、やっぱ寒さに慣れていない体には厳しいものがありました。古祖母山山頂近くの展望台でしばしガスが晴れるのを待ち、時折、陽がさしますがスッキリ、とまではいきません。諦めて山頂側から紅葉を覗きましたが、すでに終わった感じで寂しささえ感じたので、休むこと無く障子岳へ。障子岳ではちょうど北谷と四季見が原方面から登ってこられた方とお話を。やっぱ、盛期は少し過ぎたこと、思った程天気が良くなかったこと、祖母山が見えないこと等を話して自分は祖母山方面に移動しました。

 実は、この時までは黒金尾根を下る気分が7割程度でした。実は尾平越から自分より先行している数名に気が付いていましたが写真を撮ったり、地雷を埋めたりしていたため中々追いつきません。ようやく、ミヤマキリシマ公園(小ピーク)で追いつき、話をすると、今日はここまでで尾平越のピストンとのこと。やはりここでも祖母山見えないし・・・と話をしながら自分の頭の中では祖母山まであと標高差で300m程度。ならば歩くか〜、と黒金尾根分岐も写真を数枚撮影しただけで休むことなく祖母山へ足を進めました。

 山頂は誰もいません。12時ちょい過ぎだったので賑わっているかな〜と思いつつ、景色がほとんど見えない山頂でお湯を沸かし簡単な昼食です。しばらくすると、3名、1名、10数名と山頂に到着。一瞬ですが障子岳方面が晴れた他はずーっとガスが覆っていました。13時まで待ちましたがガスも晴れず、宮原方面に向かって下山開始です。
 こちらの方は、尾平越〜障子岳の区間より紅葉を楽しめる頻度が高く、ついついシャッタータイムで立ち止まってしまいます。願わくば青空が欲しかったところですが、これも贅沢と諦め紅(黄)葉を楽しみながら下山しました。
 心配した川も少し靴の中が湿った程度で無事下山終了です。

  






 (1)尾平トンネルの通行時間制限の看板
かなり長時間に及ぶ時間帯もあったので掲載しました。





 (2)昨日までの雨でかなり落葉した様子。 





 (3)古祖母山への途中





 (4)展望台から天狗方面の裾野





(5)振り返って縦走路の裾野も綺麗です。
陽が当たるともっと綺麗なはず・・・





 (6)
 




 (7)古祖母山頂。木々の葉はほとんど落葉しているようです。





 (8)それなりに綺麗です。ガスが少し掛かって居るので
発色がよくありませんが本当はもっと綺麗です






 (9)障子岳山頂より。落葉が進んでいますがそれなりに綺麗でした。





 (10)天狗岩付近にて





 (11)縦走路を振り返って





(12)縦走路も枯葉の絨毯に。





(13)本日のデザート。





(14)一瞬晴れた縦走路





(15)宮原方面に下る途中で。





(16)馬の背付近より





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(20)宮原





(21)宮原から下る途中。紅葉の大木が多く目に付きました。





(22)橋の上から





(23)駐車場から





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