雪もクラスト化し楽ちんでした〜

 4月19日に七年山〜桑原山を歩いた際、標高1,200m前後でアケボノツツジがピークでしかも綺麗だったので、今回は祖母山周辺の開花状況を確認すべく黒金山尾根を経て障子岳〜古祖母山〜尾平越を歩くことにしました。開花状況を整理すると以下の通りです。
  【開花状況】
  黒金尾根 1,200〜は終盤   1,300m〜は満開   縦走路に出たところ(1,600m付近)は蕾
  障子岳〜古祖母山頂周辺〜1,500mは蕾  1,400m付近は2〜3分咲  1,200m付近は終盤もしくは花が痛んでいる

 少し、補足すると21日の寒波や23〜24日の雨と強風で咲いていた花が一気に痛んだのか、「今が見頃」のアケボノツツジに出会うことが出来ませんでした。尾平越えから登ってくる方は多かったですが、なんとなく声が弾んでいなかった理由が解るような咲き具合でした。一言でいうと「ハズレ」で、今、蕾の花が開花する5月の連休に期待といったところです。   

 さて、今回は最近HPに2回ほど登場した姪も同行することになりました。綺麗なアケボノツツジを見せたかったのですが残念ながら上記のとおりでした。とはいえ、今回3回目の登山にして天気もまずまず、それと「次回は山でカップヌードルか焼き肉を」、と姪からリクエストがあったので、古祖母山で昼食にするまで焼き肉のことは秘密にしておきました。
 焼き肉と言っても豊後牛のサイコロステーキ、山頂でジュージューと音を立てながら焼いていると、「お〜、いい匂い」と声を掛けられたり、当方の狙い通りのリアクションを頂きありがとうございました。

 山に連れて行く者として、黒金尾根でどーよ、と姪の体力を試すべく意識的に休まず登ってみたところホイホイ付いて来ていたので、さすがマラソンランナー!と思っていたのは自分だけで、後で聞いたところ本人は朝一の急登はちょっと辛かったようです。
 そこは、まだ山に登り始めて3回目でいきなり黒金尾根なんで、それが当たり前というか付いて来るだけでも出来すぎと思います。自分が初めて黒金尾根経由で祖母山に登った時は膝が痛くなり辛い思いをしたことを思い出します。

 縦走路に出てからはのんびりペースで古祖母山を目指しました。縦走路では、さすがGWということもありキャンプ仕様の親子連れやアケボノツツジ目当てのご夫婦、単独縦走の方などなど多くの方とすれ違いました。目標は先に書いたように古祖母山頂の「焼き肉ジュージュー」で山頂で好天の下1時間ほど休憩しました。古祖母山の山頂は本当に暖かく、気持ちよい時間を過ごすことができました。

 古祖母山から尾平越えの間、今回一番の楽しみだったアケボノツツジは【開花状況】等で記載したように、桜のように咲いている「今が見頃!」の標高がなく連休後半に期待です。尾平越えから宮崎県側に下ると観光バスも含め15台以上の車が止まっていて今が稼ぎ時の祖母山系のようです。登山口そばの水たまりを見ていると大きなヒキガエルを発見した姪は一緒に記念撮影・・・
 姪のお茶目は続きます。尾平トンネルを歩いていると姪は涼しい〜、と言って走り出し先にトンネルの出口に着いたところで、トンネルの真ん中に立ちました。何をするかな〜、と期待していると期待通り・・・(^_^;)お陰様をもちまして、当HP史上最高傑作(!?)「落石注意を差す女」を撮影することが出来ました。 

 下山後は山中で計画したとおり、但馬屋で和菓子を購入して、姪にはお初の別館の焼きたての三笠野を食べ、近くの醤油屋で「しゅうゆソフト」を食べ、さらにお初の登山用品の「山渓」に立ち寄り、しばし山用品を眺めて帰りました。

 帰りながら、今朝はまだ暗い朝4時に出発、以前は頻繁だった朝駆け撮影、ふと枕草子を思い出し、「春はあけぼの・・・夏は、なんだったけ?」というと姪がスマホで確認、「夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて(早朝)」。なんとなく、山もそんな感じかな〜、と思いながら復唱してみました。改めて、眺めてみるとどの季節も、山では「あけぼの、つとめて、夕暮れ、夜」それぞれに味のある時間帯であるように感じました。



 






 (1)天気は最高、新緑も眩しい朝でした。

 




 (2)新緑
 





(3)黒金尾根にて





(4)縦走路に出たところはまだ蕾です。





(5)ようやく縦走路にでたぜ〜




 

 (6)展望台にて。





(7)まだ、吐く息が白かった縦走路の霜柱。
障子岳山頂手前では氷柱も下がっていました。




    
 (8)左が4月7日の状態、右が本日。3週間で大きくなります。


 


(9)障子岳山頂。





 (10)障子岳山頂より宮崎県側。




 

(11)縦走路で見かけたシャクナゲ。この株は蕾が良く付いていました。





(12)古祖母山頂の焼き肉。フライパンを忘れ鍋で焼くことになりました。





(13)絶叫岩にて(はしご場のすぐ上)





(14)恐る恐る下る姪であります。





(15)標高1,500m付近。





(16)標高1,400m付近





(17)そのほかの木々は今から。





(18)尾平越えに向けて下るに連れミツバツツジも見かけるようになりました。





(19)標高1,200m付近。
改めて、よく見ると蕾もあり、すでに咲いた花の痛みが顕著です。





(20)その一方で、満開状態の株もたま〜に見かけました。
場所によるんでしょうね〜






(21)トンネルそばの登山口に到着。





(22)前回水たまりで見かけたカエル





(23)無事、尾平登山口に到着です。





(24)何か企んでいる・・・





(25)お題 「落石注意を差す女」