縦走路は野趣溢れる道でした   

 なんでそう思ったのか、自分の記憶をたどるも定かではありませんが、どこかの山に登った際に七年山から桑原山に向かう尾根(以下、仮称「七年山尾根」)を眺め、アケボノツツジに気が付いたのかもしれません。それと、先々週、祖母山の黒金尾根を登っていて1,000m付近で満開状態のアケボノツツジを見かけました。ということで恐らく開花ピーク前後を見込んで今回のコースを歩いてみました。
 ※後で確認してみると2011年の春に歩いた時に刷り込まれたようです。

 先週はべっぷ鶴見岳一気登山、いまだにふくらはぎの筋肉痛が十分に回復していませんが、少し、運動した方が良いか〜、と思い、加えて、土日の天気が優れない予報だったので久々の平日登山を敢行したところです。今回は、アケボノツツジを愛でることが目的だったので、あまり時間も気にせずゆっくり登りました。

 当日は、寒気の吹き込みで風の当たる場所はかなり寒く、くじゅう、祖母山頂あたりは霧氷が出来ていたかもしれません。桑原山山頂に着いた時はまだガスが掛かっていましたが、少し晴れる兆候も見えたのでコーヒーを飲みながら少し時間をつぶしていると、次第にガスが晴れ始め下山の時は綺麗な空を見上げながらアケボノツツジを楽しむことが出来ました。

【アケボノツツジの開花状況】
 @七年山尾根では標高点1,062mと1,161mの間で株が多く、今回、見頃だったのは1,100m以上だったように思います。
 A桑原山山頂付近は咲き始め、万治越に下るにつれ開花が進みました。
 B万治越付近で5〜6分咲き、といった印象です。 

【道路情報】
 @いつも利用している桑原川沿いの道が国道から約1.5km付近の箇所で6月上旬まで通行止めの看板が設置されています。
 A従って、唄げんか大橋を宮崎県方面に渡りきってすぐに右折する道を利用することになります。
 B桑原林道は入口から1.5kmほどの場所で鎖のゲート(地図「11.ゲート」)があり、ここから歩きになります。
いずれにしても、アプローチが不便になりました。
 C万治越から林道に下り(地図「10.登山口」)、そこから林道の入口まで歩いて約1時間掛かりました。

 開花状況は繰り返しになりますが、予想外にアケボノツツジの株の密度が多く個人的には感動しました。今回は特に標高点1,161mのピーク前後は今が見頃で、下から撮影した画像で確認してもかなりの株が咲いていました。その、ピークを下り桑原山への急登に取り付くと一旦、アケボノツツジは減りますが、尾根に近づくと再びアケボノツツジが。
 縦走路のアケボノツツジは一昨年、昨年と見学しましたがいつも微妙に時期がずれていたような印象ですが、今回はまずまずだったように感じました。

   登った高さ 1,200m位  歩いた距離 12.9km  時間 8時間(休憩、林道歩きを含む)

  









 (1) 藤河内温泉から国道326号方面への通行止め看板。
 




 (2)5合目。この先から雑木林、赤松林に変わります。





 (3)地図「2.大岩」を通過。





 (4)七年山直前の岩場。景色は良好です。


 


 (5)こんな感じです。





 (6)七年山。登山口から約2時間かかりました。





 (7)七年山の山頂から一度下り、標高点1,032mを過ぎると
すでに盛期を過ぎたアケボノツツジが見え始めます。





 (8)しばらく歩くとアケボノツツジが佳境へ


 


 (9)息を呑んで見上げたアケボノツツジ。まるで満開の桜のような大株でした。
曇り空だったので本当はもっと綺麗です。
 



 (10)地図「6.ぶな林」 この辺りで一旦アケボノツツジはお休みです。





(11)山頂へ向かって急登であえぐ・・・のであります。





(12)尾根に出た時はしっかりガスでしかも寒い(^^;)。





(13)桑原山山頂。当然のことながら誰も来ません。





 (14)山頂付近の咲き具合です。





 (15)桑原山山頂付近にて。





 (16)





(17)尾根の木々の新芽は今から。




(18)来週辺りが楽しみです。





(19)





(20)地図「9.万治越」 万治越付近にて





(21)万治越のブナは新芽を伸ばしています。





(22)ミツバツツジもまだまだ綺麗です





(23)





(24)林道で見上げた新緑はとにかく眩しかったです





(25)本日歩いた山々





(26)画像を調整してピンクを強調してみると七年山尾根には
アケボノツツジがこんなにたくさん咲いていました。






(27)これも多分アケボノツツジ





(28)