何も無い傾山へ・・・   

 さる5月11日に祖母山から傾山へぐるっと歩いた時、久々に九折越の地を踏むと同時に、とても懐かしい感じがして以前は三坊主を越えて九折越方面に下るパターンが多かったのですが、ずいぶんご無沙汰しています。改めて、紐解いてみると2007年9月以来九折越と登山口の間を歩いていないことになります。これは後で確認して解ったことでありまして、それ以前に無性にこのコースを歩きたくなりまして・・・なんだか急に鰯の干物を食べたくなるように。

 そう思うといてもたってもいられなくなり、世間様はミヤマキリシマフィーバーに違いないこの日、なんとこの時期何もない傾山をひたすら歩いてきました。昨年までは開花調査と銘打ってこの時期はくじゅう詣での日々でありましたが、今年は全くもって人任せというか、「仕事」放棄というか、すみません<(_ _)>。
 ちなみに帰りに遠回りして牧の戸峠経由で帰宅しましたが、ここのところの曇天続きの天気の影響もあってかと思いますが、すごい路上駐車でした。

 本日も夜が明ける前からヘッドランプを付けて歩き始めましたが4時過ぎに携帯がなりました。だ〜れじゃ〜?と着信を見るとそよかぜ姉さん。あとで確認の電話を入れると本日はミヤマキリシマ詣とのこと、ひょっとしたらくじゅうに来とるんね?コールでした。その後、姉さんからピンクの絨毯になっている平治岳の写真を送っていただき、傾山でミヤマキリシマを堪能しました。

 本題の傾山はというと、ほとんど山頂までの間ガスに覆われ時折視界が晴れてもそのあたりだけしか見えません。それでも7時頃山頂に着くと雲海の上に祖母山、障子岳などが見えこれはこれで満足な景色でありました。山頂を後にして下り始めると再び、周囲はガスに覆われ視界もぐっと狭くなります。が、ふと人の声がして見上げると男性が1名。
 
 九折越に着いてもガスが晴れることがなく、ここから登山口までは5年ぶりでありまして覚えている箇所もありますが初めての様に感じる場所がほとんどです。改めて、こんなルートだったんだ〜と感慨深く下っていきました。本日は昨日の雨やガスの影響で登山道が濡れているため良く滑り、結構派手にスライディングしたりとついつい慎重になってしまい久々の登山道は予想外に手こずりました。
 
 そんな訳でタイトルもシンプルに「傾山」の2文字のみとなりました。

  






 (1)三尾。





 (2)
 本日はきっと大フィーバーのくじゅう連山






 (3)
祖母山方面と雲海





 (4)
 三つ坊主





(5)
 三角点。この時ちょこっとだけ陽が差しました





 (6)
 九折越。ふたたびガスの中へ・・・

 




 (7)
 久々の登山道。梯子が立派になっていました。





 (8)
 ちと、下りにくかった箇所。






 (9)
 見覚えがあったカンカケ谷の風景





 (10)
 車はたったの4台・・・山中で会った人は2名






 (11)
 下山後、県道7号から撮影






(12)