祖母山のオオヤマレンゲもそろそろ咲き始めです   

 1年の前の今頃、「祖母山でオオヤマレンゲを10年分楽しむツアー」と銘打ち企画したまでは良かったのですが、長崎隊を始め8名で大雨の中を登り、夜中は雷様が頭の上で縦横無尽に走り回り、滝の様な雨が降るなど本当に下山できるんやろか?と、皆さん、夜中の時点では口には出しませんでしたが、ちと冷や汗モンのツアーを楽しんで(?)おりました。

 今回は、梅雨の合間、皆様に迷惑を掛けるのも忍びなく、「祖母山オオヤマレンゲお一人様ツアー」と銘打ち、くじゅうとはまた趣が異なる祖母山のオオヤマレンゲ鑑賞に出掛けました。当初、障子岳付近でもオオヤマレンゲの木を見かけたので、それも見る予定で4時過ぎから尾平登山口から宮原ルートを登り始めましたが、縦走路で両側から迫り来るスズタケで洗車機に入った様な状態でずぶ濡れになり、山頂に着くとガスで何も見えず、障子岳方面に向かうことをさっさと諦めました。

 オオヤマレンゲは今回歩いた宮原ルートでは馬の背付近からぼちぼち咲き、9合目小屋付近から山頂にかけては少し茶色になった花もありますが蕾も多く、個人的にはジャストオンタイムかな〜、と思って眺めておりました。
 山頂で、しばらく青空が見えるのを待っていましたが、時折うっすら青くなるくらいで1時間ほどぼーっとしておりました。さすがに梅雨の合間のこの天気、アケボノツツジの頃とはうって変わって誰も登ってきません。ここで、しばし、進むべきかさっさと下るべきか思案しましたが、何も見えない中を歩くのはちと辛いなぁ、と思い諦めた次第です。

 下りながら、宮原分岐で休憩していると、本日初めての登山客2名とお会いしました。やはり、オオヤマレンゲが目的のようで宮崎からとのことでした。その後、ほぼ登山口も間近、吊り橋の下で食事中の2名がいて、今から登る様な雰囲気で、登山口付近には10台程度車が停まってました。くじゅうに比べると遥かに少ない車の台数ですが、本日の天気からすると祖母山系としてはまずまずの人出かもしれません。

  






 (1)宮原分岐
ここから先はスズタケシャワーでした。





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 山頂方面はガスの中〜






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蜂さんが働いておりました





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 9合目小屋の天場にて





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 祖母山頂もガスの中





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 山頂直下のオオヤマレンゲ

 




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 9合目小屋周辺にて





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 モミの木の新芽。






 (9)
 間もなく登山口





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 下山後振り返って。12時頃の様子です。