雪もクラスト化し楽ちんでした〜   

【今回の開花状況】
 アケボノツツジ 
    標高では   1,400m以下 終了  1,600m前後 見頃   1,700m以上 蕾
    具体的に歩いた場所では
           尾平越周辺、宮原分岐より大障子岩方面 終了 
           古祖母山山頂周辺、障子岳山頂周辺、馬の背周辺は蕾が混じるも見頃
           祖母山頂周辺 ほとんど蕾 状態
 シャクナゲ 障子尾根で見頃。早い株では花が痛み始めています。

 【前回の開花状況 5月6〜7日
 アケボノツツジ 1,200〜1,400m付近 まずまず見頃、でも蕾の株も多し。
           1,500m以上 ほとんど蕾
 シャクナゲ(障子尾根) 蕾   ミツバツツジ(障子尾根) 終盤   マンサク(祖母山頂周辺) 開花
   ※あくまで縦走路周辺の開花状況&私感ですのでご容赦願います。

 ということで、ほんの1週間足らずで高温と先週の雨で一気に開花と落花が進んだように感じました。今週も比較的天候に恵まれそうなので早めのご訪問をお勧めします。

【レポ】
 掲示板に3パターンを書いた所ですが、結果的に「あんたも好きね〜」パターンで、先週とほぼ同じコースを辿りました。違ったのは今回大障子岩まで歩いたことです。前回はガスに包まれ、足元も滑りやすく、テンションも下がりっぱなしだったので当初予定していた大障子岩をパスした次第で、98%全く同じ行動でもありました。ただ、今回は天気も良く景色も綺麗で夕焼け、月光、ご来光も堪能し、はたまた色々な出会いもありと楽しい2日間でした。

 開花状況は上記のとおりですが、ミヤマキリシマと比べるとアケボノツツジは一気に咲いて、一気に散るなぁ、が正直な感想です。出来ることなら3日後くらいに出掛けてみたい所ですがさすがに祖母山となると、ちと気合いが必要です。
 開花が一気に進み、先週、蕾だった場所もすでに終了に近い状態となっていて、残すは1,700m以上のようです。ふと気が着いたのは祖母山系の山並みを見渡したとき、緑色が迫ってきている付近は基本盛期を過ぎていると考えた方がよさそうです。

 今回も尾平に車を止め車道や林道を歩きながら尾平トンネルまで約45分。前回よりやや荷物が増えたのは缶ビールを350mlから500ml(しかもエビス!!)にしたこと。トンネル手前の駐車場もほぼ満杯状態です。間もなく尾平越に着くと、晴れているせいもありますが、前回に比べやけに緑が目立ち、ピンクなんてどこにも見当たりません。しかも、落ちた花びらも最近というより、随分前に落ちた感じがして一時はもう終わった〜!? と思えるような雰囲気でした。
 それでも標高1,500mを越えた当たりからぼちぼちとアケボノツツジが見頃を迎えており、古祖母山の山頂手前ではかなり綺麗に咲いておりました。隣の障子岳も山頂周辺1,600m以上で見頃かなぁ、と感じた次第で今からの天気で一気に開花が進みそうな様相でもあります。

 さて、障子岳でのんびり30分ほど休憩するつもりでザックを背中から降ろすと、隣の女性2名がフライパンでソーセージ、砂ズリさらにビールと昼間から宴会場と化しております。さらに、カレーヌードルとかなりヘビーな昼食・・・自分はと言えば、暑いときには美味しい「甘夏かん」。ついついお二人のメニューのデザートにと甘夏かんを提供したらお返しに、ソーセージと砂ズリを頂きました。ビールを・・・飲みたい・・・でも、ここで飲むと山頂の一人宴会用のビールが無くなってしまうので我慢。
 お二人は北谷から親父山を経由して登ってきて、下るのはどうも厳しそうなので今から祖母山へ向かうとのこと。「それでは山頂でテント建てて準備しておきます〜」と先に出発しました。
 途中、アケボノツツジを見かけますが、やはり1,500〜1,600m前後で見頃といった印象です。祖母山頂に15時頃到着し本日のお宿が出来た頃、障子岳山頂で出会った2人組ともう一組の方々と「再会」し、しばし山談義をしておりました。皆さんを見送ってからは山頂独占状態でしばし素足干しをしながらぼーっとした時間を過ごしておりました。

 久々の祖母山頂で夕暮れを堪能できるかな〜、と眺めていると西の空はなんとも怪しげな雰囲気で微妙な撃沈か〜?と、それが最後に大逆転で素晴らしい夕焼けを独り占めでありました。夜中はちと寒くて眠れない時間もありましたが、それはそれで月光に照らされる祖母山系を眺め、翌朝のご来光もまずまずとテント泊本領発揮の一夜でありました。

 翌朝、7時前に出発、障子尾根のアケボノツツジとシャクナゲのコラボが見れるかなぁ、と思いきやすっかりシャクナゲが主役にとなり、アケボノツツジはほぼ終了し残っていても揺らせば花びらが落ちそうな状態です。ちと、がっかりもしましたが一方で新緑は眩しく、特に、雨に洗われたせいか眩しささえ感じる緑でした。今回は、約束通り大障子岩まで足を運び、山頂から、日頃「連絡が無い」と文句ばかり言う嫁さんに、昨夜から連絡しても全然反応が無いので「どーなっとるんじゃ〜」と刷毛で掃いたような雲が流れる空を眺めながら電話してみました。  (2011.5.14〜15) 



 






 (1)今回はまさに新緑の祖母山。
まずは、尾平から尾平トンネルまで歩きます。
 





 (2)尾平登山口(大分県側)。
 





(3)尾平越は新緑に包まれていました。





(4)古祖母山頂手前。






 (5)古祖母山頂手前の展望岩より。




 

 (6)古祖母山から障子岳に向かう途中の第1展望台にて。





 (7)障子岳山頂手前。蕾が多かったです。


 


(8)障子岳山頂。右側の女性軍が豪華昼食中・・・





 (9)天狗岩付近。ここも良く咲いていました。




 

(10)黒金尾根から縦走路に着いた所
ちょうど満開状態で少し花が痛み始めていました。



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(11)祖母山頂にて祖母山のシルエット





(12)阿蘇根子岳方面に沈む夕日。





(13)本当に感動の夕暮れでした。





(14)





(15)月光に照らされる大障子岩、傾山
そして、祖母山のシルエット





(16)ご来光でございます





(17)九合目小屋。





(18)馬の背付近にて





(19)池の原付近にて。
障子岩尾根のアケボノツツジは終わり、
代わりにシャクナゲが咲き誇っていました。





(20)大障子岩でココアタイム





(20)新緑が本当に眩しい一日でした





(21)空を見上げると刷毛で掃いたような雲





(22)大障子岩から見送って頂きました