雪もクラスト化し楽ちんでした〜   

【開花状況】
 アケボノツツジ 1,200〜1,400m付近 まずまず見頃、でも蕾の株も多し。
           1,500m以上 ほとんど蕾
 シャクナゲ(障子尾根) 蕾   ミツバツツジ(障子尾根) 終盤   マンサク(祖母山頂周辺) 開花
   ※あくまで縦走路周辺の開花状況&私感ですのでご容赦願います。

【レポ】
 GW後半が始まりどこか1泊テント泊を山行をしたいなぁ、と予定していたときに限って我が家の所用で日にちがずれ、まぁ、長い連休だし、と慌てることもないか〜、と余裕で構えていると残す所あと3日。結局、微妙な天気予報で6日の朝5時の天気予報と雲を確認するとなんとも怪しげな様相です。どーもテンションが上がらないまま、近くの山か日帰りにしようかなぁ、としばし悩んでいましたが、ここでひるんではいけない、と思い雨に弱い体質強化と思えばいっか〜、と覚悟を決めて出掛けました。が、登山口が近くになるにつれ雲行きも怪しく、ところによっては雨が降り出す始末です。正直、帰ろうか〜とも思いましたが・・・

 今回はアケボノツツジの開花調査として、尾平から尾平越を経由して古祖母山、障子岳、祖母山(泊)、翌日は大障子岩あたりまで(結局、八丁越でクーチ谷へ下りました)歩く計画です。久々のテント泊、夜の一人宴会に備えアルコールも詰め込み日頃より少し重くなったザックを背負い8時過ぎに歩き始めました。天気は今イチで回復の兆しも無かったのですが、逆にあまり暑くなく快適に歩くことが出来ました。最初の車道歩きの時はちときついなぁ、と感じながら歩いていましたが、登山道に入る当たりから体も油(アルコールではありません)が回ってきたのか次第に快調になってきました。

 ガスはかかっているものの、雨が落ちないので気分的にもまずまず。景色も日頃と違った幻想的な風景でこれもまた良いか〜、などちと余裕のココロであります。尾平越に着くと女性二人が休憩中で数分ほど話しましたが、二人で完全縦走とのことで、しかもテント泊。しかも泊まった場所が池之原と古祖母山付近と1名の方がかなりマニアックな方のようで、大崩までの縦走を目論んでいるとか。こんな強者を前にすると、いい加減なおっさんは早々に退散しアケボノツツジの開花調査に出発です。

 古祖母山前後からスズタケが多くなり、雨は降っていないのですがガスで濡れた葉っぱから大量の水滴が落ちてくるため途中で合羽を装着です。以前、福岡の山用品で、合羽を直接履く方法も有り、とのこと。周囲に人影がいないことを確認して(いてもどうこう言う年頃ではありませんが・・・)普通のパンツを脱いで合羽を直接履きました。翌日はパンツの上から合羽を履いた暑さを考えると結構快適でありました。スズタケは祖母山をはさみ宮原付近まで続きます。

 今回、尾平越から祖母山の間でアケボノツツジが咲いていたのは、尾平越から少し古祖母山寄りの場所でそれから先は見かけませんでした。その代わりマンサクをあちこちで見かけ。特に祖母山頂周辺は今が花盛りでした。景色が見えないこともあり途中、のんびり写真を撮ったりすることも休憩することも無かったので祖母山頂には、予定していた時間より2時間ほど早い14時に到着です。さすがに、この時間から宴会をする訳にもいかず(アルコールがもたない・・・)ガスで景色も見えないし・・・とにかく今夜のお宿を組み立て、山頂周辺でうろうろしていました。特に、夕方にはひょっとしたら夕焼けが見えそうになったりしましたが、願い叶わずも目くるめ縦走路の上を波打つガスを眺めておりました。

 携帯で天気予報を見るとなんとか回復する模様。夜明け鑑賞をするため5時前に起床するもガスでどうやら撃沈模様ですが、宮崎県方面が晴れて今朝もガスの豪快なショーを堪能することができました。しかし、晴れた空を眺めたのは朝方の数時間でした。

 残す障子尾根方面の開花調査に出発です。八丁越までの印象として1,400mまではかなり開花が進み鑑賞には十分堪えますが蕾の株も多く、もう少し先まで楽しめそうです。今回は、宮原から大障子岩方面で良く咲いておりました。逆に、1,500m以上では開花も少な状況です。また、障子尾根にはシャクナゲが多くありますが、狂い咲きのような株を除き、まだまだ蕾状態でした。  (2011.5.6〜7) 



 






 (1)登る前の尾平より。尾根はすっぽりガスの中です。
 





 (2)尾平越から少し古祖母山寄りの場所にて。
 





(3)ガスの中の縦走路。





(4)古祖母山頂。






 (5)障子岳山頂。




 

 (6)マンサク。障子岳の下りにて。





 (7)


 


(8)マンサクも結構満開状態です。
間もなく祖母山頂です。




 (9)ガスの切れ間より。




 

(10)翌朝の宮崎県側。
写舌しがたいガスの流れでした。





(11)山頂





(12)ここからは障子尾根方面の開花状況です。





(13)





(14)






(15)






(16)これでも相当に早いシャクナゲ





(17)八丁越。この先からクーチ谷を下りました。





(18)下山後もやはり縦走路にはガスが掛かっていました