祖母山のオオヤマレンゲもそろそろ咲き始めです   

 2月後半から少し登る山が小さくなり、所用で思うような山歩きができなかったこともあり、仕事が少し空いた時を見計らって、部下には「明日、何か用事ある〜?」と訊ね、上司には帰り際にすかさず「明日は休みま〜す」と伝え、久々の平日登山です。今回は前回の黒金尾根で少々懲りたこともあり、そこそこ人が歩いている神原ルートから登ることにしました。

 ちと、考えもあり荷物も日頃と同様の重量で、出来るだけ休まずピッチをあげて登ってみることにしました。
 雪がもっとあるかなぁ、と思いましたが1,200m付近からうっすらと雪が見え始め、1,300m付近から圧雪された箇所が増えスリップし始めたので国観峠からアイゼンを装着。積もった雪はクラスト化しどこを歩いても雪を踏み抜くことはありません。雪が固まる前にできたつぼ足の穴を見ると国観峠付近でも50cm、祖母山頂付近では1m近くあり、前回の山行が少し懐かしく感じました。ひょっとして前回の自分の足跡だったりして・・・

 前回、本当は楽ちんに歩ける想定だったのに、溺れるように雪の中を下った祖母山頂から9合目小屋までの間も、どこを歩いても全然大丈夫で前回の苦労はなんだったんだ、というくらいでした。また、雪によりスズタケの倒伏が以前より拡大したようで夏場の景色に比べ広々と感じ、これはこれで滅多に見られない光景でした。

 9合目を過ぎ山頂付近から霧氷が見え始め、障子岳方面の縦走路も白くなってるかなぁ、と思いましたが縦走路は樹氷は無く、ちと残念ではありましたが、空は雲が流れてはちぎれ、その合間から青空が見え、ガスがかかればパラパラと雪が降るなど、なかなかの天気でありました。日頃は長居をしない祖母山頂ですが、たった一人の山頂で目くるめく天気の眺めているのも楽しみながら、1時間ほど山頂で右往左往しておりました。

 次回は前回とんでもなかった黒金尾根を歩いてみたいなぁ、と感じた平日祖母山行でした。  (2011.3.10) 



 






 (1)5合目小屋
 





 (2)5合目小屋からの階段が終わり渡る涸れ沢。
 





(3)雪が・・・





(4)国観峠。手前から圧雪状態でした。






 (5)雪がある場所ならどこでも歩けました。




 

 (6)9合目






(7)間もなく山頂です。





 (8)山頂


 


(9)同じく。傾山方面。






 (10)樹氷





 

(11)樹氷2





(12)9合目小屋





(13)スズタケが消滅し日頃とは違う景色です。





(14)駐車場には1台





(15)風は冷たかったですが、春の気配も・・・