新しい年になり箱根駅伝を聞きながら由布岳に登り、今回3連休は少々気合い入れに祖母山系にと思い、最初は盟主・祖母山に登るつもりでしたが色々考えている内に上畑からタイトルのコースを歩いてみることにしました。これまで、同じコースの往復を避けてきたところですが、同じ道を往復することもそのコースを知る上では重要なことでもあるし、傾山並に厳しいコースでもあるので体力測定にはもってこいです。 2006年11月、上畑から登り、大障子岩を経由宮原まで歩き尾平に下山したことがありますが、今回は分県ガイドにも紹介されている上畑と大障子岩を往復してみました。 久々に上畑から歩き始めたのは良かったのですが、暗くて良く見えなかったこともありますがどうも集落を抜けた辺りから様子が変わっています。また、集落内のコンクリート舗装を歩いていると下からダンプのエンジン音が聞こえてきます。写真でも紹介しているように砂防ダムの工事のため集落から数百メートルは登山道が変わると共に、周辺の森林が伐採されています。明るい時間であれば赤テープと看板に従っていけば全く大丈夫ですが、今回は登り始めが暗かったこともあり少し右往左往しました。 そこさえ抜けてしまえば、今までどおりの登山道です。縦走路は雪があるかなぁ、と思いアイゼンを持参しましたが大障子岩山頂周辺の日陰で残っていた他は、ほとんど雪はありませんでした。ただ、一日中日陰となるような場所では溶けて凍り滑りやすい場所もあったので、注意を要します。それと、一緒に引き倒された木で葉っぱが新しい木もあり風倒木が増えたような印象でした。 前障子山頂手前の岩場の日陰の雪が残っており、登るときはそうでもなかったのですが、やはり下るときは滑ると洒落にならないのでゴキブリのように岩に張り付いて下りました。前障子から見える大障子岩は予想外に遠く感じると共に、この時点でかなりくたびれており、当初は帰りに立ち寄るつもりでしたが、行きに登っておいて良かった、と感じた次第です。 いつも、感じるのは1年以上間隔を空けると記憶が悪いというか、物覚えが悪いのかこんなにアップダウンがあったかよ〜、と大障子岩に行くまでに痛感しながら帰りがますます遠く感じます。さらに、本日は往復の間誰一人会うこともなく、3連休なんで少しは縦走パーティがいるのではと思いましたが、下山後の駐車場も自分の車一台のみでした。 祖母山系に登ると改めて「山に登る」ということを実感じさせてくれます。また、そのつらさ故に登りながら「山に登る人間って、やっぱ変!?」と自問自答、ぜーぜー息を切らしながら足を引きずりながら、やっとのことで登っている姿は山に登らない方から見ると恐らく理解不可能な行為だと感じてしまいます。でも、心の中は「ぽやーっと」しながら色々なことを考えさせてくれる山であり、今年は今まで以上に通ってみたい山であります。 登った高さ 1,500m程度 歩いた距離 14.3km 所要時間(休憩時含) 530分位 これでも休憩時間を短くして歩いたので、複数人数の場合はさらに時間がかかると思います。 |
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(1) 地図「0.駐車場」 健男社前の駐車場に停めて出発です。真正面には工事の看板がありこの奥が砂防ダムの工事現場です。 ※下山後に撮影、出発時には真っ暗でした。 |
(2) 地図「1.登山届け」 登山届けのポスト。矢印方向に登っていきます。 |
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(3) 地図「2.小屋」 以前はこの小屋の手前を登っていましたが、今回は矢印方向へ登るよう看板があります。 |
(4) 地図「3.杉林」 この赤テープに沿って登っていきます。 |
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(5) 登山道周辺の木々は伐採されています。また、「障子岩へ」の看板が設置されています。 |
(6) 地図「伐採エリア」 振り返ると砂防ダムが建設されています。 |
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(7) 地図「4.看板」 杉林に近くなると黒いパイプがあったりします。 |
(8) 左の丸の中のアップです。 |
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(9) 地図「5.水場(谷)」 登山口を出発して約1時間、水場となる谷を通過。 |
(10) 標高点1204m地点。本日はピーカンで大障子岩、その向こうの祖母山も良く見えます。 |
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(11) 前障子の岩峰 |
(12) 前障子岩からの眺望。祖母山が良く見える、なんてことより目の前の大障子岩がえらく遠くに感じました。 |
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(13) 縦走路。木の奥には大障子岩が・・・ |
(14) 所々で雪が散見されました。すでに表面も堅くなっていて場所によっては注意が必要でした。 |
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(15) 大障子岩から改めて眺めた祖母山。 やっぱり、こっち側から見る祖母山は格好良い〜 |
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(16) 障子岳周辺は一面樹氷のようです。 |
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ブナ |